人材派遣会社の営業の仕事って、営業職であり管理職ですよね。

お客さんと自社の間に入って売り上げを上げるのが仕事なわけですが、実際には登録した派遣社員の管理の方が仕事の比重が大きいでしょう。

営業がしたくて人材派遣会社に入ったのに、派遣社員の面倒ばかりみているとなると、辞めたいと思うのも無理がありません。

人材派遣会社の営業を辞めたい理由は、仕事内容と希望職種とのミスマッチ以外にもあるでしょう。

そこで、実際にこの仕事を辞めた人が人材派遣会社の営業を辞めることを決意したタイミングを紹介したいと思います。迷いを吹っ切って、転職するか、仕事を続けるか決めようぜ!

派遣社員の管理がもう大変!

僕がネットで調査した範囲では、仕事内容自体に不満があるという人が多かったです。

冒頭でも語った「派遣社員の管理」ですね。

派遣社員が働き始める前に、新人教育をしなければなりません。教育不足だと、派遣先からクレームが来ることもありますよね。寮が必要な人には入寮先の手配をし、生活必需品の準備をし、勤務先までの送り迎えが必要なら手配して…。

「俺は召使か!」

これでは営業ではなくて、執事です。

また、働いている派遣社員のメンタルフォローや出勤確認、派遣会社からの配布物の管理や配布などなど…仕事はてんこもり。派遣社員が退職する際にはもう大変! 優秀な人に異動を勧めたり、問題のある社員は異動を希望したとしても退職するよう誘導しなきゃならないし…。

仕事内容が多岐に渡り過ぎているということと、仕事内容の多くが派遣社員の雑用ということが不満要因となっています。「人材派遣会社の営業社員」ではなくて、「派遣社員の雑用係・召使」という職種なわけですね。

派遣社員の管理をする管理職、と言えばカッコイイですが…。

そんな言葉では誤魔化しきれないほど、実際は過酷。

喋る商品、生きてる商品

人材派遣会社にとっての商品とは!?

派遣社員です。

営業職的な言い回しをすれば、人材派遣会社は「派遣社員という商品を、派遣会社が購入して、派遣先というクライアントに納品する」会社なわけですよ。そう考えると、他の会社と何の変わりもないように感じられますが、一点、違うところがあります。

この商品、喋るぞ!?

「工場の仕事とか嫌なんだけど」「一緒に働いている斉藤が、本当に嫌で辞めたい」

クライアントに苦情を言われるだけでなく、商品にまで苦情を言われてしまうんです。派遣社員という商品は自分の希望を叶えるため、色々と注文を付けます。派遣社員からすれば、そうやって自分の好きなように働けるから派遣社員という道を選んだのでしょうから、注文を付けるのは当然ですね。

ただ、人材派遣会社の営業からすると、それが気苦労の素となっています。

「クライアントとの関係に疲れたから辞める」のは、営業職あるあるです。人材派遣会社の場合、クライアントとの関係は問題なく「派遣社員との関係に疲れたから辞める」という場合が、多いのではないでしょうか。

担当している誰かが働いていたら、気が休まらない

自分が休みの日であったとしても、担当している派遣社員の誰かが働いていたら、思うように休めないというのも、ありがちな転職理由です。派遣会社が土日休みだとしても、派遣先が24時間・365日稼動な現場だった場合、大変ですよね。

特に工場への派遣をメインにしている場合、休みなんて無いも同然。

誰かが働きにいけば、何かしらトラブルが発生する可能性がありますから。寝坊して送迎バスに乗り遅れたから迎えに来て欲しいとか、担当している派遣社員が出勤してないから連れて来いだとか…。

休みなんて関係ない。

電話がかかってきたら出ないといけないし、出たら対応しないといけない。

プライベートが仕事に侵食されていくことに危機感と不満を覚え、辞める人は多いです。

僕個人の意見だけど…

人材派遣会社の不平不満あるあるを三つ語りました。

その上で、僕個人の意見を語りたいと思います。

「迷うことないんじゃない? 転職したほうが良いんじゃない?」

人材派遣会社の営業職という仕事を調べていると、悪いところばかりが目に付きます。僕は実際に働いたわけではないので、筆舌に尽くしがたいやりがいが実はあったりするかもしれませんけどね。ただ、年収が高いとか、待遇面で優遇されている話などは目にしないんです。

「やりがい」という働いている人間の主観的要素を排除して、客観的に見てみると人材派遣会社の営業職を続ける意味が無いように思えてなりません。

辞めたければ、迷わず辞めて問題ないと思いますよ。

辞める理由だけは明確にしよう

転職をするにあたって、「辞める理由」だけは必ず明確にしてください。

辞める理由を明確にしないと、転職先選びが出来ませんからね。辞める理由が曖昧なまま転職をすると、必ず失敗すると言っても過言ではないでしょう。それくらい大切なことです。僕が語った三つの理由以外にも、細々としたものがあるでしょう。

年収が低い、残業が多い、人間関係の状態が悪い、社内の雰囲気が合わない。

そして、辞める理由の中で特に大きなものをピックアップしてください。プライベートの時間が無いのが一番の理由だったら、転職する際最重要視すべきなのは残業と休日出勤が少ないことです。それを最重要視した上で、年収はどれくらいが良いのかも考えておく。

そうすると、自然と自分が望む求人情報を得ることができるようになります。

一番ダメなのは「人材派遣会社以外ならどこでもいい」と、投げやりになることです。人材派遣会社以外の会社に転職することは大前提ですが、職場選びや職種選びは慎重にしましょう。人材派遣会社の営業を辞めて、幸せになる近道は、そこにあります。