印刷業界に疲れた! 脱出してやる…! という人を僕は応援します。

印刷業界を取り巻く空気というのはどんどん薄くなってきている。そこで働く人は薄い大気しか吸えず心身共に疲れてしまっているのではないでしょうか。

そんな印刷業界の現状を分析しながら、印刷業界を辞めたい人にとって良い転職とは何かを真剣に考えてみました。

印刷業界脱出計画、始動!

今の印刷業界は「必死になれない人」にはキツい

印刷業界の仕事が全体的にきつくなっている理由を考えてみたんですよ。

僕は営業職なので、まず営業という視点から考えました。印刷業界の営業職に聞いた話では、印刷業の営業は飛び込み営業が多いということ。その時点で営業職にとって地獄めいた労働環境になっているだろうことは簡単に想像できます。

じゃあどうしてそうなるのだろう?

印刷業の需要が減少傾向にあり、低迷しているということに僕はその原因を求めました。

「受動的な営業活動・マーケティングだけでは仕事が来ない」

特に中小企業は安定した販路を持っていないケースもあるため、飛び込み営業をするしかなくなるわけです。多少無理をしてでも受注先を増やさないと生きていけないため、営業職のノルマは当然厳しくなります。

また、多少現場に無理が祟るとしても仕事を増やさなければならなくなるということでも、あるんですよね。

だから印刷工場の仕事や印刷機オペレーターなど印刷業の仕事全体がきつい状況に追い込まれてしまいます。

仮に大手の企業だとしても需要減少からは逃れられないため、少なからずそういう状況が形成されるわけです。

そもそも印刷業の将来性が危ういんだから…!

印刷業に疲れた人、辞めたい人は印刷業から脱出すべしと語る理由は以上の通り。

将来性が危うく需要が減少し続ける現状において、負のループに陥ってしまっている。このまま今の仕事をつづけたとしても良くなる保証はどこにもありません。

必死にもがきあがく印刷業界、そこで必死になれる人以外、続けることは難しいのではないでしょうか。

印刷業界から転職するときのポイントとおすすめ転職先

印刷業界から転職するときのポイントとおすすめ転職先を僕なりに考えてみました。

考え方や選択肢の1つとして参考にしてみて下さい。

現在、一般職として働いている場合

営業・事務・経理・総務などの一般職の人の転職というのは、結構単純な話なんです。

その職種は印刷業以外にもたくさんありますよね。どこの業界に行っても営業・事務・経理・総務などは存在します。中には経理が独立して存在せず総務が担うところも会社単位ではあるものの、業界単位でそれらが存在しないのは聞いたことがありません。

まず、印刷業以外の自分の職種に転職するという選択肢が浮かびます。

ただ、その前に「印刷業を辞めたい」気持ちの中に「営業を辞めたい」「事務を辞めたい」という気持ちがあるかどうかを確かめないといけません。

営業を辞めたいのならその理由は何か、自問自答しましょう。

理由が「ノルマ」だとしたら、ルート営業に転職するだけで問題は解決します。営業手法を変えるだけで解決する悩みは、営業には結構多いですからね。

ただ、営業自体が向いていないとなれば違う仕事を探さないといけません。

自分が今の職種を違う業界で続けられるかどうかを考えることで、転職の方向性が決まるということです。

現在、印刷工場やオペレーターとして働いている場合

  • 体力がある
  • 縁の下の力持ち的な役割
  • 仕事の効率化が得意
  • 幅広い仕事をしている

印刷工場や印刷オペレーター・DTPオペレーターの印象をまとめてみました。

転職をするときには、こういうところが強みになると思います。たとえば、縁の下の力持ち的な役割を活かすとしたら「事務系の仕事」「イベント運営」などが転職先の選択肢になるでしょう。

他にもたくさんあります。

  • 他業種の工場勤務
  • DTPオペレーターからデザイナーへ
  • 経理
  • 営業事務
  • 総務
  • ハウスキーパー
  • ホテルコンシェルジュ
  • 介護職

先ほど述べた強みを活かした転職先を僕が考えつく限り挙げてみました。

経理・営業事務は効率化・縁の下の力持ちという点でオススメできますし、総務はそれに幅広い仕事という点をプラスしてオススメできます。体力は特に必要とされませんが、だからこそ「工場辛い」という人でも働きやすいと言えるでしょう。

ハウスキーパーはホテルの客室などを綺麗にする仕事です。

ホテルの部屋数は多く、決められた時間で回らないといけないため効率化が非常に重要なんですよねえ。

ホテル繋がりで言えばホテルコンシェルジュも、実は向いていると思います。宿泊者のさまざまな質問や要望にこたえる仕事、その幅はものすごく広いです。「近隣の飲食店情報の提案と予約代行」「宿泊に関する要望への対応」「交通チケットの手配」などなど、具体的な仕事内容は挙げきれません。

そんなホテルコンシェルジュは、宿泊者にとって「縁の下の力持ち」ではないでしょうか。

以上のように自分の仕事の特徴から強みを探して、そのどれかを活かせる仕事を考えてみると転職先の選択肢はかなり広がりますよ。

その他、オススメの業界

印刷業界からの転職を考えたとき、「業界の将来性」と「紙媒体の重要性」という二つが浮かびました。

まず前者を考えたら「紙よりデジタル」になっているわけですよね。印刷業から転職するときになるべく近いところから将来性のある業界を考えていくと、デジタル=IT・WEBとなるのではないでしょうか。

印刷業の需要減衰に拍車をかけたのがIT・WEBなんだけど、そこに敢えて飛び込むことは自然なことです。

客観的かつ前向きな志望動機も作りやすく、転職先に選びやすい業界だと思います。

次に紙媒体の重要性を考えました。

未だに紙媒体を重視する傾向にある業界…。

たとえば、「パンフレットの作成」を行う業界がそうなのではないでしょうか。ウェディング業界・旅行業界などがその最たる例と言えると思います。

心温まるような結婚・家庭をイメージできるパンフレットを重視するウェディング、見る人がワクワクして思わず行きたくなるようなパンフレットを重視する旅行。

それぞれ方向性が定まっているのも魅力的ですよね。たとえば「こういう印刷に関わりたい」というやりたいことがあった人にとっては、かなり良い転職先になると思います。

しかも、転職エージェントを使って業績が安定している会社や労働環境が良い会社を選べば、印刷業界の仕事を辞めたいと思っている理由の多くは解消されるでしょう。

以上のようなことを考えると…職種ごとの転職活動に迷ったときには以上のように印刷業全体で考えてみると、意外な発見がありそうですね。