8割は離職すると言われている生命保険会社、その筆頭格のひとつ住友生命!

営業界隈では「生命保険会社は大変だ」というイメージが根強くあり、ネットを見ていると実際に「辞めたい」「つらい」という現場の声や「あの頃は大変でした」という元社員の口コミを見ることが多いんですよね。

そして、いろいろと調べていくうちに僕が感じたのは「住友生命の営業を辞めたいと感じてしまう人は、そもそも会社自体が合ってない可能性が高い」ということです。

ということで今回は、住友生命の特徴を現役営業マンの僕が調査・分析しながら、住友生命からの転職活動のコツやおすすめの転職先を考察していきたいと思います。

インセンティブが大きい

住友生命は基本給にインセンティブをプラスする形の給料形態なんですが、これには一長一短ありますよね。成績が良ければ人より稼げるというのがメリットで、成績が悪ければ人より稼げないのがデメリット。

それはどこの生命保険でもそうですし、営業職全体を通して見てもインセンティブ付の会社は多いので住友生命だけの特徴ではありません。稼げないなら稼げるようになれ、という言い分も通ってしまいます。

ただし、カイシャの評判VORKERSによると、住友生命は特にインセンティブが大きい会社のようです。

住友生命の営業は正社員という肩書きがあっても、社内では「個人事業主」として位置付けられています。個人事業主という位置づけであれば、給料は「賃金」ではなく「報酬」ということになりますよね。

基本給を低く設定してインセンティブの割合を高くするのは、そのためではないでしょうか。

個人事業主扱いで完全な実力主義なので、安定して成績が良ければ年収は安定して上がっていきます。

ガツガツと働いて成績上位に食い込もうとするガッツと向上心・野心のある人は、高い年収を得て楽しく働けるでしょう。

逆に、野心がない人や競争が苦手な人にとってはキツい仕事かもしれませんね。

忙しいけど、休みは取りやすい

住友生命をはじめとする生命保険会社の営業は、とても忙しいですよね。

ただ、忙しいものの住友生命は休みを取りやすい企業と言えます。東洋経済による有給休暇が取りやすい会社ランキングでは、住友生命は300社中85位という好成績を叩き出しているんです。これは、生命保険だけでなく各種保険業界全体を通して、トップの成績です。

また、カイシャの評判に掲載されている社員・元社員の報告によれば、平均有給消化率は40~60%と少なくとも低くはないことがわかります。

残業時間も月に20時間未満ということが多いようで、忙しいながらにワークライフバランスを保とうとしている姿勢が目に見えますよね。

働いている間はとても忙しいですが、休みが取りやすいため、忙しくても納得しやすいでしょう。世の中には忙しく休みも取れず残業続きという会社がごまんとありますからね…。

ただ、残業が少ないのも一長一短です。住友生命は大手であるが故に、上の人間が「残業をしない」スタイルを貫いています。

キャリコネに寄せられている口コミを見ると、仕事が山ほどあって、やらないといけないと焦っているときに残業が許可されないという営業部もあるようです。

上の意向を汲んでいる営業部はまだいいんですよ。それより、上の意向を無視して残業をさせる営業部の方が問題だと思います。

残業をさせると上司の立場が悪くなるため、残業をしても残業代は申請しないということが発生するんです。

残業時間が全体的に短い傾向があると言えども、サービス残業が前提になるのは辛いもの。

残業に関しては、営業部によるところも大きいでしょうね。この点は運としか言いようがありません。

福利厚生の制度が整っているが…

住友生命は大手で、更に生命保険会社ということもあってか、福利厚生が充実しています。

ただし、福利厚生を利用しづらい雰囲気がある職場も多いです。これはどこの会社も似たようなものだと思いますし、これまた残業と同じく運の要素が大きいですよね。

上司が積極的に福利厚生を利用しないと、下の人間は利用してはいけないのではないかと考えてしまいます。

そういう雰囲気があれば、福利厚生が整っていても死に体です。

ただ、そういう雰囲気が漂っているだけで、申請すれば通ります。「周りの空気なんて関係ない、自分は福利厚生を利用するぞ」という人には関係ありませんね。僕個人も、せっかくの福利厚生なんだから空気を読んで使わないなんて勿体無いように思います。

住友生命の営業に向いている人と向いていない人

住友生命の特徴を挙げていく中で、この会社の営業に向いている人とそうでない人が明らかになってきましたね。

向いている人は、向上心と野心があって自分本位な人。
向いていない人は、野心が無くて穏便に働きたい人。

住友生命は社員を個人事業主として扱い、インセンティブを多く払う会社です。基本給が少ないため、常に成績上位を目指そうという気持ちの無い人は年収300万円未満ということもあるでしょう。逆に、向上心があって自ら努力をし、苦境にあってもめげない人は向いていると言えます。

また、充実した制度を周りの空気に流されず自ら積極的に利用していくような、ある種自分本位名考え方とも言えるような考えも大事です。

要は周りは関係ない、自分は自分で頑張るんだという考えが住友生命では大切ということですね。会社が社員を個人事業主として見ていますが、社員も個人事業主的な考えを持ったほうが良いのかもしれません。

向いていない人の特徴に当てはまった人、住友生命の特徴を見て改めて「自分向いてないな」と思った人は転職に向けて動き始めてもいいと思います。

転職活動のポイントとおすすめ転職先

住友生命で働きながら自分ひとりの力で転職活動をする余裕は、ハッキリ言って無いと思います。疲れを抱えながら少ない時間の中で転職活動を進めたとしても、転職活動の質はガクッと下がってしまいます。

でもご安心を。転職エージェントを活用すれば問題ありません。

スキマ時間を使って求人をチェックしたり、アドバイザーに直接相談したり、面接日程を調整してもらったりしながら、効率的かつ質の高い転職活動にしましょう。

そして、転職先は生命保険以外をオススメします。

生命保険業界は業界全体で似たような特徴があり、向いている・向いていないは似たり寄ったりです。その中で住友生命は一番休みが取りやすいという特徴があります。言い換えれば、他社は住友生命より休みが取りにくいということです。

その分、他社には他社の良いところがありますが、住友生命に向いていない人が他の生命保険で急に活き活きと働けるとは限らないでしょう。

「それじゃあ、どこに転職すればいいの?」

生命保険会社以外で、転職しやすいところはこちら。

  • 不動産の営業
  • 金融業界の営業
  • 様々な業界での法人営業

同じ営業職であれば、基本的にどこでも転職しやすいですが、特にハードルが低いのが金融と不動産です。金融は保険営業と仕事内容も似ていて共通点が多いですし、不動産は金融ほど共通点が多くはないものの性質は似ていますからね。

金融や不動産で営業として働けば、住友生命で働くより高い給料を得ることは可能です。ただ、不動産業界は休みが少なく激務という特徴があるため、仕事とプライベートのバランスは悪くなるデメリットがあります。

金融業界では、信用金庫が「給料と休みのバランス」が良い傾向があるのでおすすめです。

もちろん、営業以外の仕事にチャレンジするのもアリだと思います。

転職先候補の業界や職種のメリットとデメリットを、住友生命のそれらと照らし合わせて納得がいくまで転職先選考を重ねていきましょう。