印刷業界、正直ヤバくないですか?

辞めたいと言っている営業マンをSNSでもよく見るんですが、それも納得なんですよね。印刷会社のヤバさは「営業職の負担の大きさ」というものと、将来性とにあると思います。

もちろん印刷は必要なもので、無くなることはありません。

無くなることはないけどヤバイんだ! どうして? じゃあ転職先はどうすればいいの? というのを今回は超熱心に語ります。

印刷会社は利益が薄い

情報のデジタル化、どんどん進んでいますよね。全世界的にIT化はいろいろなところで進んでいて、中国だとお金すらほとんど今はデジタルです。印刷に絡めて言うならば、電子書籍・WEB広告・WEB新聞などなどの普及により、紙媒体の需要はどんどん減っています。

特に書籍と新聞は若い世代があまり買わなくなり、「ニュース記事はネットで読める」「電子版のほうが本が安いし持ち運びやすい」と合理性の名のもとに衰退してきているんですよねえ。

そもそも紙というのは利益が薄いものです。

印刷業界のほとんどは長年付き合っている卸会社と付き合いを続けていると思います。卸会社は紙の仕入れ元から仕入れるとき、1円単位で値切るんですよ。そこにほんの少しの利益を上乗せした状態で印刷会社に売られるわけですが、この利益はかなり薄い!

印刷会社はたくさんの髪を使うから運搬にも手間とコストがかかるし、そのコストをわずかな利益から出さないといけない。

利益が薄いから。

紙のように…そう、紙のようにね!

「だったら印刷会社に売るときに値上げしようじゃないか」となり、印刷会社が割を食います。

印刷会社はたくさんのコストをかけて印刷をするものの、印刷物がなかなか売れなくなっているわけです。個人向けに名刺サービスとか同人誌印刷サービスとかを始めたとしても、その利益はかつて商業誌が全盛を誇ったころよりも低いと思います。

ただでさえ利益が薄いものだから、営業がとことん頑張らないといけなくなるんです。

営業活動をとことん行い、大量見積を依頼された挙句発注されないということにも動じず、現場と制作者から苦情を受けながらも必死にノルマを達成しないといけない…。

そして給料が安い。

これが印刷営業のヤバさ、その1です。

印刷業界の現在と将来を考えてみた

現在、印刷業界は地味にピンチですよねえ。

IT化とデジタル化が進みまくる中、紙媒体を見ることが極端に少なくなっている現代社会。一番印刷物に近い生活をしている人は誰か? 出版社の人もそうですが、出版部数もどんどん減っているわけで…。

出版社も今は「ネットからどのようにマネタイズするか」を必死になって考えていることでしょう。漫画村のケースもありましたし、今後は消費者だけじゃなくて出版社の印刷離れも進むと思います。

絶対にデジタル化しないだろうと言える印刷業界の客と言えば、同人サークルくらいだと僕は思うんです。

今後はどんどん個人向け・サークル向け印刷プランを作る印刷会社が増えると見ています。

ただし、個人・サークル向け商品というのは高いとなかなか売れません。生計を立てるために印刷している人はめちゃくちゃ少数派で、ほとんどは趣味の一環だから安くてハイクオリティが正義なわけです。

需要がある方向に印刷会社の戦略をシフトしたとしても、その単価は低く、結局儲からないことに変わりありません。生き残るだけで、儲かるわけではないんですよねえ。

印刷業界に、明るい将来はありません。

特に営業のような先兵部隊の給料はどんどん下げられると思いますよ。

だから、辞めたいと思うなら転職したほうが絶対に稼げるし楽しいんだ!

将来性ある業界とは?

将来性が危うい業界から転職するなら、将来性がある業界がいいと考えるのが人情だと思います。僕ならそうする、誰だってそうする。将来性がある業界はいろいろありますが、印刷業界から転職するならIT・WEBあたりがオススメです。

需要が減ってきている印刷業界の衰退に拍車をかけたのが、IT・WEB。

それなら、今度は逆にそこに飛び込んでやろうという話ですよ。

営業職にこだわるならIT営業も、かなりアリ。IT営業と印刷会社の営業は、似ていると思うんですよねえ。

IT営業は「弊社ではこういうシステム組めますよー」というのと「僕らはこういうシステムが欲しいんだよなあ」という需要を、一致させることが仕事です。印刷の営業も、同じじゃないですか?

印刷営業の経験は、ほとんどそのままIT営業に活きるんだ!

印刷営業をするより給料も上がりますし、将来性もアップします。それに今時はIT企業の数がかなり多く、IT営業の求人はかなり多いです。これまでのスキルを活かしながら、転職しやすい仕事に転職する…。

転職リスクを限りなく減らすための転職先選びとして、凄く有効ですよ。

営業から制作に回ることを、印刷会社の営業にはオススメしたい!

印刷会社の営業は、制作サイドの人たちに少なからず触れていますよね。制作の人と顧客との間を取り持ったり、制作の人と交渉をしたりすることがある印刷営業だからこそ、今後は制作に回るというのも僕はオススメしたい!

たとえば、印刷営業をしていると「色合い」「データ修正」に関する理解度が高まりますよね。

その理解度が高くなければ制作サイドから苦情を受けるから、苦情を避けようとすればするほどに詳しくなると思います。

その理解を活かせば印刷の制作サイドに仕事をすることもできるでしょうし、「印刷という泥船が嫌だ」というならWEB制作という選択肢もあるんです。

制作関係の仕事というのは、実は色々なところに転がっています。印刷・WEBだけではなく、広告会社・出版社・ゲーム・アニメなどなど…。その中から、あなたの興味が惹かれる業界の制作サイドに回るということが、僕が言う「制作に回ろうよ」という話なんです。

業界によっては勉強をする必要はありますが、特にWEB・広告・出版関係は印刷の制作知識と被るところがあるため、印刷営業としての経験を活かしながら勉強できます。

少しでも興味があるなら、転職エージェントを利用して制作関係の求人を探してみてください。

印刷会社の営業を続けるよりも、より自分を活かして楽しく働けると僕は思います。