「工場は、休みが多いところが多い? それじゃあどうして俺は休めてないんだー!」

理由はとても単純、休みが少ない工場を辞めたい人が取るべき対策も案外単純。

工場は全体的に休日が多い職場として有名です。そんな中、休日が少ない工場で働いている今は損をしているのかもしれません。

それなら、休みが多い工場の特徴とは何か、逆にどんなところが休みが少ないのか?

転職先選びの方向性を考えていこうと思います。

交代制か、そうでないかは重要

工場には、交代制勤務のシフト制を採用しているところもあれば、稼働は平日のみの土日休みというところもあります。実は、交代制かどうかというのは休みが多い工場の仕事がしたい人にとって重要な問題なんです。

というのも、交代制勤務の工場の中には結構変わった職場も多いんですよね。

「4勤4休」とか、「3日働いて1日休み」とか…。前者は明らかに休みが多いですよねえ。4日働いて4日休みということは、月の半分が休みということです。ただし、休みが明けたら日勤と夜勤が入れ替わります。4日間の休みは、その入れ替わりのためにあるわけです。

だから、4勤4休の工場だと、嫌でも夜勤をしなきゃいけなくなります。

4勤4休は、半導体工場で多いようですよ。半導体工場は、「作業が単調」「服装や業務の規定がかなり厳しい」「1日単位、もしくは1時間単位で生産ノルマがある」というところが辛いと語る人が多い。

ただ、服装や業務の規則が厳しいというのは「生産性を高めるため」「安全性のため」納得できるものばかりです。理不尽なものはありません。

キツイといえば、ノルマかと思いますが、単調作業が多いため慣れればノルマに追われることなく普通に働けます。

唯一大きなデメリットとなるのが、1日12時間勤務が基本ということですね。その分「3勤3休」「4勤4休」と月の半分が休みというのがメリット。1日1日残業してしっかり働き、その分たくさん休むというのが半導体工場のスタイルのようです。

単調作業が嫌じゃないのなら、半導体工場の4勤4休という「究極の休みが多い職場」を経験してみても良いかもしれません。休みが少ない工場からの転職だと、世界が変わると思います。

まとまった休みがあったら、旅行もしやすいですねえ。

いいなあ…。失礼しました、本音が出てしまいました。

休みと給料の関係性はどうなってるのか

半導体工場の特殊な働き方を見ていると、「これだけ休みが多いと給料が低いんじゃないか」と感じますよね。ただ、ネットで求人や半導体工場を経験した人の声などを見ていると、給料は週休2日の工場とあまり変わらないように感じます。休みが多い分、拘束時間は長いですからね。

結果的に、給料はトントンになるのでしょう。

大企業の子会社・下請けはねらい目?

生産数が多く稼働時間が長い大企業子会社の工場・下請けの工場は、しっかりシステム化されて徹底的に管理されているんです。徹底管理されているために、残業が無く、休日はシフトやカレンダー通りに取得することができます。

また、大企業には強い労働組合がいることも多く、労務管理にはうるさいです。長期休暇も取得しやすく、有休もちゃんととれる傾向があります。結果、休日日数が多くなるわけですね。

工場以外だと「親会社の意向なんて知るか! 残業やるぞー」という職場も出てきますが、システム化されて管理しないと生産性が上がらない工場でそれをやると、生産性が下がって親会社に怒られるため、そういう職場がなかなか出てきません。

IT企業などは大企業も危ないことがありますが、工場勤務をするなら、大企業は安全なわけです。

交代制勤務にありがちな注意事項

半導体工場の例を出し、交代制勤務は休みがとりやすいように語りましたが、一概には言えません。交代制勤務を導入しているところには、注意すべき点もあります。

たとえば、夜勤明けも休みに含まれることが多いということ。実際に工場勤務で夜勤を経験した人はわかると思いますが、夜勤明けの日は寝るだけで精一杯ですよね。結局、休みと言う感じがあまりないんです。

それも休みに含まれるため、夜勤明けのときは休みが少ないように感じます。

特に週休2日だと、夜勤明けの週は感覚的には週休1日です。

また、忙しい工場だと「工場を止めず、ずっと稼働させたいなあ」という思惑から、交代制勤務にして稼働時間・日数を上げているところがあります。人が多くシステム化も徹底された大企業なら、それが残業が少なく休みがとりやすい理由になるんですが…。

中小企業で交代制勤務にしてたくさん稼働しているところは、工場自体を止める回数が少ない傾向があります。

ということは? 長期休暇が取れないということです。

週休2日は安定的に休めるとしても、工場を止めて長期休暇を取る余裕がある大手工場よりも年間休日日数が少なくなります。中小工場の場合は、交代シフト制よりも5連勤2連休の方が良いかもしれませんね。

どれくらい休みがあるといいの?

半導体工場のようなケースは別として、普通に週休2日で働くなら年間休日120日以上は欲しいところですね。週に2日しっかり休み、有休や長期休暇を取得すれば120日以上にはなりますから。あとは長期休暇がどれくらい長いのかによって、125日とか130日とかになることもあります。

工場は比較的年間休日日数が多い傾向があるため、最低ラインは120日。ただ、休みが多い職場を探しているのなら125日や130日というところを探してみるのも良いと思います。納得がいくまで、探しましょう。

ただ、究極には「休みが多い職場」を最重要視する人には、半導体工場をオススメします。

月の半分休日は、1日の労働時間が長いとしても魅力的過ぎる…。