溶接工は昔は「花形の仕事」と言われていましたし、高い技術が必要な職人仕事として今でも重宝されています。

だけど、その割には給料が低いんですよね。それに、怪我や病気の危険が多い仕事だし…。

たくさん苦労して、「溶接工を辞めたいなあ」と思っている人もいるのではないでしょうか。

このページでは、溶接工の人におすすめしたい転職先候補を紹介しています。

ぜひ参考にしてみて下さい!

溶接工にありがちな4つの悩み

溶接工の悩みを調査した結果、以下の4つの悩みが多く挙げられていました。

あなたも同じような悩みを抱えていませんか?

体がしんどい

溶接工はとにかく体力を使う仕事ですよね。

鋼材を切断して、熱して叩いたり曲げたりして加工し、溶接。磨いたり塗装をしたりすることもあります。どの作業も体力を使いますし、長時間同じような姿勢で居続けることもありますよね。

腰痛になる溶接工は多いでしょう。

また、トーチを握り続けることで腱鞘炎になることもありますよねえ。

病気や火傷など危険が多く、長く働けるか不安になる

溶接工には、さまざまな病気のリスクがあります。

まず、紫外線や赤外線によって白内障、角結膜炎、青光障害といった目の病気になる危険性がありますよね。

基本的には遮光マスクをして作業を行いますが、ガス溶接など「直接色を確認しないと温度変化がわかりづらい」作業の場合、遮光マスクを着けない人もいるでしょう。

その調子で長期間作業を続けると、病気になりかねません。視力低下や暗転など、今後の人生に大きな悪影響が出てしまいますよ。

さらに、紫外線によって皮膚炎や皮膚がんなどの皮膚病になったり、粉塵を吸い込むことでじん肺になったりする危険性もあります。

また、溶接の現場では火傷が日常茶飯事ですよね。

溶接した箇所とその周辺はかなり高温になりますが、見た目ではわかりません。ふとした拍子に触れてしまったり、トーチが熱くて火傷したり…。

こういった怪我や病気のリスクに怯えながら働くのは辛いですよね。

給料が低い

溶接工の年収の相場は約370万円です。

派遣の時給は1300円程度、バイトの時給は1000円程度が平均…。

溶接は技術力が要求される仕事です。しかも、溶接工は資格を取得して働いていますよね。中には複数の溶接技能者資格を取得している人もいるでしょう。

それなのに年収が400万円も超えないというのは…。

給料が低いと感じて当然だと思います。あまり技術力が要求されないライン工でも、同じくらいの給料になりますからね。

職人気質の人との人間関係がストレスになる

溶接工は技術を追求する仕事です。作業中は安全に気をつけながら一つのことに集中し続けなければなりません。職人気質な人に向いている仕事だと言えるでしょう。

そのためか、職場に職人気質な人がいて苦労している人もいると思います。

口が悪いとか、質問に答えてくれないとか、無意識にパワハラしてくるとか…。

そういう対応をされると、こちらが相手に過剰に気を遣わないといけなくなります。職人気質な人との人間関係は、ストレスが溜まりますよねえ。

溶接工を辞めたい人にオススメの転職先候補6選

溶接工を辞めたい気持ちを再認識して「転職するかなあ」と思ったとしても、自分に合う仕事がわからないと転職活動を始められませんよね。

転職活動の指標になるよう、溶接工を辞めたい人にオススメしたい転職先候補を6つ紹介したいと思います。

※転職難易度は低、中、高の三段階です。

修理工

修理工は溶接工と同じように精密な作業を行うことがある仕事です。そのため、溶接工で培った手先の器用さを活かせますよ。

細かい仕事をコツコツと続けていく仕事という点も、溶接工と似ています。溶接工をしていて「コツコツとした仕事が楽しい、合うかもしれない」と感じたことのある人には、向いているのではないでしょうか。

  • 年収:400~450万円
  • 仕事内容:機械などの修理やメンテナンス
  • 転職難易度:低

水中溶接工/潜水士

潜水士の資格を取得すれば、水中溶接工や潜水士として働ける可能性があります。

資格試験は満18歳以上なら誰でも受けられますよ。取得難易度も低いです。

就職後には水中作業の見習いから始めることになるというハードルはありますけどね。

水中溶接工は他の溶接工に比べて年収が高いため、年収を理由に転職を考えている人にオススメです。

ただ、水中溶接工を募集している求人は少ないんですよ。

潜水士として募集していて「溶接経験のある方歓迎」と記載している求人なら、結構あります。

溶接経験をアピールして潜水士として転職するほうが、良いかもしれませんね。

  • 年収:潜水士は500万円程度、水中溶接工は1000万円以上も可能
  • 仕事内容:水中における建設作業、溶接作業(主にアーク溶接)
  • 転職難易度:高

購買部/資材調達部

メーカーや建設会社の購買部に転職することで、溶接工の悩みを解消できます。

購買部には危険な仕事はありませんし、交渉事の多いデスクワークという感じの仕事なので職人気質の人もあまりいませんからね。

また、購買部は資材の調達を行う仕事です。求められる質を確保した上で安く仕入れないといけません。資材の質を判別するのに、鋼材などの資材を触ってきた経験を活かせます。

  • 年収:400~450万円前後
  • 仕事内容:製造や建築に使う資材の仕入れルート確保と、価格交渉
  • 転職難易度:中

料理人

料理人はさまざまな工程を担います。そのため、段取りと各工程の作業スピードが大切です。もちろん、スピードだけでなく丁寧な作業も求められます。

丁寧な作業を素早く行うというのは、溶接工も同じですよね。

作業を効率化するノウハウや、丁寧な作業ができる手先の器用さを活かせるのではないでしょうか。

最初は見習いから始めることになるかもしれませんが、極めれば独立という選択肢も見えてきます。他にも「料理長」「店長」などキャリアは豊富です。そこも、オススメポイントのひとつだと言えます。

  • 年収:300万円前後(店によって大幅に変動)
  • 仕事内容:調理
  • 転職難易度:低

事務職

事務職は溶接工の悩みを解消しやすい仕事です。

危険な仕事はもちろんありませんし、体力もあまり使いません。自分に合う雰囲気の職場さえ選べば人間関係の悩みも発生しにくいですし、業務内容と年収との釣り合いも取れています。

また、コツコツとルーティン作業を行うことに慣れている溶接工には向いていると言えるのではないでしょうか。

  • 年収:300万円前後
  • 仕事内容:書類作成・整理、電話・メール対応など多岐にわたる
  • 転職難易度:低

ホテル清掃

ホテルの清掃は危険な仕事もなく、きつい仕事もありません。

ビジネスホテルだと一人で仕事を行えるため、人間関係にも左右されにくいです。大きなリゾートホテルはチーム単位で仕事をしますが、作業を分担して黙々と働くため人間関係は希薄。人間関係のストレスから逃れやすいため、オススメです。

また、ホテルの清掃は清掃業の中では比較的給料が高く、溶接工から転職して年収がアップする可能性もありますよ。

  • 年収:350~400万円程度
  • 仕事内容:ホテルの客室をきれいにする
  • 転職難易度:低