工場勤務を辞めたい!製造業から転職するならどんな職種が適してる?【徹底考察】

工場勤務を辞めたい… 製造業から転職したいけど…

どんな転職先を選べばいいんだ!?(そもそも選べる転職先なんてあるのか!?)

SNSや口コミサイトを調べてみると、こんな感じで転職に踏み切れない人が多いようです。

確かに、工場の仕事は「潰しがきかない」と言われていて、経験やスキルを直接活かせる転職先を見つけるのは難しいです。

でも、だからといって辞めたい気持ちを抑えて働き続けても幸せになれないのは目に見えています。

身体への負担の大きさ、交替勤務による自律神経の乱れ、単調なライン作業のストレス、絶えない怪我、気が抜けない機械操作、労働環境の悪さ(騒音や高温)…。

その他にも、製造ライン(作業員/オペレーター)、ライン管理(スーパーバイザー)、部品供給(フィーダー/フォークリフト)などそれぞれのボジションに応じた悩みも…。

この仕事が心底好きだったり、待遇が良くなかったらやっていけないですよね。

低いモチベーションで働き続けたら、うつ病や自律神経失調症を発症したり、生死に関わるような大きな機械ミスをしてしまう可能性がとても高い!と、ブラック企業で働いたことがある僕は思うわけです。

というわけでこの記事では、工場を辞めたいけど決心がつかない…という人の背中を押しつつ、転職先の選び方やオススメの転職先を紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

まずは、工場勤務・製造業を辞めたい理由を確認!

最初に、あなたが工場を辞めたい理由をハッキリさせておきましょう。それが転職を考える際の指標になります。

ちなみに、僕が見てきた工場勤務を辞めた人たちは、「向いてない」「体が辛い」という人が多かったです。

工場の仕事に向いてる人にとっては、とても良い職場です。給料も悪くないですし。

でも逆に言えば、向いてない人にとっては地獄ということです。

向いてない仕事をグルグルと繰り返さなきゃいけないわけですから。仕事内容もそうだけど、交代制勤務も向いてない人にはしんどいです。自律神経乱れまくりですから。

他にもあなたにはあなた自身の不満や辛さがあるはずです。

「サービス残業を強いられている」「休みが少ない」「4勤4休がきつい」「給料が安すぎる」「体育会系の職場のノリがきつい」「定時で帰りたい」「有機溶剤を扱っていて健康が心配」etc.

自分が抱えている不満や辛さに向き合い、転職するべきかどうか/どんな転職先を選ぼうか、考えていきましょう!

【診断】工場勤務・製造業をすぐにでも辞めたほうがいい人はこんな人

これから、僕がいくつかの質問をします。YESかNOで答えてください。「両方!」とか「中間!」とかは無しですよ。それでは、質問スタートです。

  • 眠れない日が増えている
  • 寝酒を飲むようになった
  • 無気力感がある
  • 趣味が減りつつある
  • 人と関わるのが苦手になった
  • 自分からの出会いの場に行かなくなった

YESの数が過半数を超える人は、すぐにでも辞めたほうがいいと僕は思います。

前半二つの質問は自律神経の乱れを表していて、中間二つの質問は仕事だけでなく日常生活自体がルーチンワークになっているということです。

毎日同じ仕事を繰り返すために、日常生活が無味乾燥になってしまうんですよね。

仕事時間は一日の大部分を占めますから、その仕事が無味乾燥だと私生活にまで影響を与えてしまいます。その結果、無気力・無趣味になる人が多いんです。

そして、後半二つは人付き合いが苦手になっていることと、無気力さを表しています。

工場勤務あるあるを、そっくりそのまま質問してみたということですね。

自分の回答と解説を照らし合わせると、自分の置かれている状況が見えます。

こういった状況を我慢して働くことは、できますか? そして、その辛抱の先に待っているものをなんとなくでもいいから、想像できますか?

僕は、できないと思います。

我慢して働き続けたところで、上記の状況が悪化するだけじゃないでしょうか。

自律神経の乱れも、無味乾燥とした毎日も、人との関わり合い不足も、全部人間として決定的に大事なものを失った結果です。

そして、この仕事に向いている人というのは、工場勤務を続けていても、そういった状況に置かれない人だと思います。

それらの状況に置かれてしまえば、続けることはできなくなりますからね。

人は人として大事なものを失った状態では、いられないようにできています。自律神経が乱れると元に戻そうとするし、毎日が無味乾燥としていると、そこから逃れようと自殺を図る人もいる。人によって形は違えど、どうにかして状況をよくしようとするものです。

それが、人間に動物として備わっている生存本能というものではないでしょうか。

今我慢したところで、必ず限界がきます。そういう人を、僕は何人も見てきました。

だから、僕の質問のうち三つ以上をYESと答えた人は、断固辞めるべきです。

新卒1年目で工場勤務を辞めた知人の話

僕の知人で実際に工場を辞めた人がいます。彼は新卒入社した工場を4ヶ月で辞めました。

そもそも彼が工場に入社したのは、「楽そうだから」「不器用な俺にもできるだろう」という安直なものだったんです。確かに、工場勤務は単純作業の連続で楽そうだなあとか、自分にもできるだろうなあという感じがあるのはわかりますけどね。

製造業におけるキャリア形成なんて何も考えずに就職したから、入社した後は地獄を見ました。

任された仕事は単純作業ばかり。毎日「退屈だなあ」「早く終わらないかなあ」と思いながら仕事をし、仕事中考えることと言えば「晩御飯のおかず」と「眠い」ということくらい。

日勤と夜勤を繰り返し、常に眠気が取れない状態になりました。まだまだ若いというのに「眠いー」「疲れたー」が口癖になり、「最近なんだか体が言うことをきかない」と言うことが多かったです。

顔を見ると、入社2ヶ月くらいで老け込んでいました。周りの同世代と比べると、老いの速度がえげつないくらい加速していたのでびっくりしたのを覚えています。「なんでそんな老けるの」と。

それで3ヶ月、4ヶ月と続けたわけですが…。

4か月目に限界が来たらしく、これまた無計画に急に仕事を辞めてしまったんです。

その後、友人の家に転がり込んで2週間居候生活をした後、転職活動を始めました。友人宅のパソコンを借りて転職エージェントに登録をし、面談をして工場を辞めた理由と次の仕事どうしたいかまだわからないということを相談。

結局、工場勤務の不満を解消しながら「体力的に楽な仕事」をしたいということで一般事務に転職しました。

ただ、実際は一般事務以外に「営業」「総務」の求人の内定も得たようです。最終的に、事務職を選んで今は仕事をしながら簿記の勉強をしています。恐らく、今度は経理に転職するんじゃないでしょうか。

製造業の未来を考えると、早めの転職がメリットになる

業界の未来、実は暗雲が?

日経ビジネスONLINEに、『2040年ごろ、今の仕事の8割くらいが消滅する』という記事がありました。これはAI化・ロボット化が進んでいるため、このままいけば2040年には今の仕事の多くが消えるのではないかという記事です。

それに関して僕的に思うところはありますが、それは今は置いておきます。

問題なのはその記事の中に「工場の仕事」が挙げられていたことです。

実際、工場の中で機械化された部分というのは現在もたくさんありますよね。作っているものにもよりますし、会社の規模にもよりますが、機械だけが動いているような工程もあります。

記事内には台湾にロボットのみで24時間稼働し続ける工場があるという記述があるように、工場の仕事というのはどんどんロボットに奪われていくことになります。もちろん、機械の保守運用・点検などを行う人は必要になるものの、常駐するオペレーターや作業員などは不要となるわけです。

AI化が進み、人員削減が進みます。

結果、工場勤務の経験を持つ求職者というのが転職市場にあふれかえることになるわけです。そうなると、工場勤務の経験を持つ人を欲しがる企業に比べ、求職者が圧倒的に多く、ライバルが多い状況での転職を迫られることになります。

超・転職しづらい時代になるわけです!

言わば、工場勤務者の転職氷河期だ。

製造業の未来は、人工知能搭載ロボットによる24時間稼働にあります。経営側からすると、ロボット化することはメリットばかりなんです。

24時間稼働をしても誰にも負担をかけることなく、人件費は大幅カット! 製品の生産数も上げられるようになるため、大量生産が難しかったものも大量生産可能になるだろう。コストが減って生産数が上がり、利益も上がる!

これが製造業の経営陣たちが考える明るい未来というわけです。

しかし、それは労働者からすると暗雲たちこめる未来。

その未来は「遠いもの」じゃなくて、「目の前に迫った近い将来」なんです。現にAI化は進んでいるわけで、台湾だと全ロボット化された工場も実際にあるわけで…。

今はネガティブな理由から「辞めたい」と、嘆くようにして転職を志していると思います。

ただ、それは「早めに転職をするきっかけを得た」ということなんです! そのメリットは、あなたが思っている以上に大きいと思います。

辞めたい自分を嘆くよりも、今ここで辞めるという判断をする自分を誇りましょう。

製造業から転職。どんな転職先を選ぶべき?

脱・工場勤務をして最初に立ちはだかる壁が、次の居場所探しです。

工場勤務は、ハッキリ言って潰しがききません。僕が「潰しがきかない」と言うことはなかなか無いんですが、それでもそう言うしかないんです。

工場の仕事は、その内容にもよりますが、本当に工場独特なもの。他の仕事で関連スキルを探すのは、困難を極めます。

「転職できないってこと?」

違います。

潰しがきかないなら、開き直って全く違う仕事をするのもアリということです。

  • 営業職
  • 事務職
  • 福祉系の仕事

たとえば、上記のような仕事に飛び込んでみるのも面白いと思います。

全て適度に人と関わり、適度にルーチンにならない仕事です。福祉の仕事に関しては交代制勤務があるでしょうが、それ以外は交代制でもありません。

工場の仕事とは全く違った仕事で、工場での経験やスキルとは遠い仕事です。ただ、その中でも比較的転職しやすい仕事を選んでみました。

また、以前から興味のある仕事があるなら、その分野の勉強をしてから転職をするのも良いと思います。たとえばITやWEB関係に興味があるのなら、コーディングを学んでエンジニアになるのも面白いでしょう。

けれども、やっぱり工場勤務からイメージしやすいところが良いという人も多いと思います。

そんな人には、こういう仕事がオススメです。

  • 警備員
  • ビルメンテナンス
  • 購買部

購買部は場合によっては工場勤務になるかもしれませんが、仕事内容的や労働形態は一般的な工場勤務とは異なります。

経費を使って部品を買うお仕事ですね。値下げ交渉や仕入れルートの確保など、人と関わることも多く、適度に張り合いがあって面白いと思います。

また、工場での不満点を引き継いでしまう恐れもありますが、警備員やビルメンテナンスもオススメ。

工場勤務からでも馴染みやすく、転職ハードルは一番低いかもしれません。

どちらにしても言えることは、人生設計を一旦白紙に戻す必要があるということですね。白紙の人生設計をどう描くのも、あなたの自由。ただ、白紙から色を塗るための努力は惜しんではいけませんよ?

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