解体業を辞めたい…。

体力的にきつくて危険が多い解体業。仕事を辞めたいという人も、病気で働き続けられないのではないかと考えている人もネットには少なからずいます。

今回は解体作業員にありがちな悩みを分析しつつ、解体業を辞めたい人におすすめの転職先候補をいくつか紹介しましょう。

よくある【解体業を辞めたい理由】の分析

  • 激務すぎる
  • 職業病の危険が多い
  • ガラが悪い人が多い
  • 危険が多い割に年収が低い

以上がネット上に挙げられている解体業の悩みです。

まず、解体業は激務ですよねえ。20~30kgはあろうという廃材袋を上階から地上に運び続ける。見習いがよくやらされる仕事ですが、これはかなりしんどいでしょう。ここで心が折れる人もいそうですね。

しかも階段で運ぶから自分で担がないといけません。それを何往復もするわけです。

さらに、残業も多いですよね。睡眠時間を4時間程度しかとることができず、強烈な睡魔と戦いながら作業をすることになります。

そして、解体業は職業病の危険も多いです。

粉塵を吸いすぎることによる塵肺。作業中に発生し続ける騒音による難聴。工具の激しい振動による白蝋病。どれもが症状が重めの病気です。特に白蝋病は手の毛細血管が破壊され、麻痺と痛みを引き起こします。仕事を続けることもできなくなるのではないかというほどの病気です。

無論、私生活にも悪影響がでます。

また、「人間関係」に悩んでいる人もいるでしょう。

会社によりけりだとは思いますが、ガラが悪い人が少なからずいますよね。暴言が多かったり時には暴力すらもあり得たり…。ネットには「薬物を現役でやっている人がいる」との告白もあります。

その真偽は定かではありませんが、そういう話が出るくらいには人間関係が特殊ということでしょう。

馴染めればこれ以上なく居心地が良い環境なのかもしれませんが、馴染めなければ地獄ですよね。

以上のように、解体業は激務で危険も多く人間関係も特殊な傾向がある仕事です。年収は400~500万円あたりが相場。年収だけを見てみると決して低い額ではないものの、激務や危険と釣り合っているかというと微妙ですよね。

僕が思うに、解体業は合う人が限られる仕事です。

まず、体力が無い人には合いません。数十キロの荷物を何度も運んだり、振動が多い工具を取り回したりするにはとても高い体力が必要になります。

続いて、「危険があるとしても稼ぎたい」という気持ちも必要ではないでしょうか。

危険性があるのを理解していても稼ぐためにこの仕事を続ける。高卒の人や家族の面倒をみなけらばならない人など、お金が必要な事情がある人は続けられるでしょう。ただ、そうじゃない人は危険性と年収とを天秤にかけてしまい、「解体業を辞めたい」と考えてしまう可能性が高いです。

最後に、特殊な傾向がある人間関係に馴染めなければ続けられません。人間関係が合わないということは、退職理由ランキングの上位を常に維持し続けているほどの悩みです。

解体業を辞めたい理由を分析すると、「体力が無く、稼ぎたい事情もなく、人間関係に馴染めない人」はこの仕事を辞めたほうがいいということになります。

合わない仕事を無理に続けていても成長には繋がりません。惰性で働いて惰性で生きている人と、積極的に働いて貪欲に生きている人とを比べれば後者の方が職業人としても人間としても成長できるのではないでしょうか。

それに、無理してまで続けて、その末路が「病気」ではあまりにも救われませんよね。

だから、解体業は合わないと判断できるなら転職したほうがいいんです。

解体業を辞めたい人におすすめの転職先

1.工場の仕事

解体業を辞めたい人には工場の仕事が向いている可能性があります。

工場も体力を求められますが、解体業に比べるとかなり楽です。重い荷物の積み下ろし程度はあるものの担いだまま運ぶことはありません。

さらに、工場の仕事は「正確性」が求められます。解体業も危険が伴う性質上、正確に仕事をする必要がありますよね。正確に仕事をする際の神経の使い方などを活かせるのではないでしょうか。

また、工場の仕事は転職ハードルが低い傾向があります。派遣社員として働くこともできますし、正社員だとしても経歴・年齢・資格問わずという求人が多数ありますからね。

以上のことから、工場の仕事は解体業から転職しやすい仕事と言えるのではないでしょうか。

2.倉庫管理

倉庫管理は入庫された商品の仕分けや、商品の出荷準備などをする仕事です。

倉庫の中を歩き回るため解体業で培った体力を活かせます。

棚卸表の作成など書類を作ることもありますが、テンプレートがあるので楽に覚えられますよ。現場監督をしていた人なら書類作成にも戸惑うことはないでしょう。

また、倉庫管理にも現場監督のような人がいます。倉庫管理主任者です。倉庫管理の仕事で3年以上の実務経験を積めば倉庫管理主任者の資格を取ることができます。講習を受けるだけで取得可能な資格です。

さらに、実際に主任者として任命されれば年収が上がります。

倉庫管理の年収は350~400万円程度が相場です。主任者になると500万円程度を得られる可能性があります。

解体業より少し低めではあるものの、大幅にダウンするわけではありません。仕事内容を考えれば妥当と言える範囲です。

体力を活かせる。キャリアアップも目指せる。年収も決して低くはない。解体業の経験を活かしながら悩みを解消する仕事としては十分な条件ではないでしょうか。

3.タクシー運転手

体力を活かせる仕事ばかりを紹介してきましたが、中にはあまり体力を使わない仕事をしたい人もいると思います。

そういう人におすすめの転職先のひとつが、タクシー運転手です。

タクシー運転手は人を乗せて運転するため精神的には疲れます。かなりの神経を使う仕事です。ただ神経を使うのは解体業も同じですよね。危険と隣り合わせという点も似ています。その点をアピールすれば転職活動を有利に進められるでしょう。

そして、タクシー運転手は休みが多い仕事です。

タクシー運転手には「昼勤」「夜勤」「隔日勤務」とさまざまな勤務形態があります。その中で最も主流となっているのは隔日勤務です。

これはほぼ丸1日働いて翌日は「明け休み」という勤務形態。その上、明け休みを2回ほど繰り返した後に丸一日休みの公休を取るケースが多いんですよ。

つまり、出勤日数は毎月11~13日程度になるということです。その上、年収は300~400万円程度と決して低くはありません。

解体業の激務がつらいという人には打ってつけと言えるでしょう。

また、タクシー運転手は普通免許さえあれば採用されるケースが多いです。タクシー業界も人手不足ですからね。2種免許に関しては採用した後に会社の支援を受けて取得するというケースが増えているんです。そういう場合、求人にしっかり記載されています。

そういう求人を選べば2種免許がなくてもタクシー運転手になれますよ。