名実ともに、JR北海道一強の北の大地。北海道は、鉄道文化がほかの地域に比べて独特ですよね。あまりに広大すぎる土地に対し、都市部はコンパクトにまとまっています。日本においてどことなくアメリカンな雰囲気のある見渡す限りの地平線はすごいですよねえ。

そんな北海道に暮らしていて、JR北海道を辞めたいと考えている人はどうしたらいいのでしょう?

ほかの鉄道会社への転職は可能なのか、鉄道会社以外なら転職先選びはどうしたらいいか…。JR北海道から転職することについて、少し、考えてみましょう。

北海道で他の鉄道に転職するという選択肢

北海道に私鉄はないとされています。私鉄の定義にもよるんですけどね。一般的には「JR以外の民営鉄道」が私鉄と呼ばれているように感じるので、その定義に当てはめます。

そうしたとき、北海道に「旅客輸送を行う私鉄」は存在しないことになるんですよねえ。

北海道には、JR北海道と札幌市交通局・函館市企業局交通部の三つの鉄道が走っています。

札幌市交通局と函館市企業局交通部は地方公営企業だから、私鉄じゃないんですよね。

私鉄はないけれど公営企業の鉄道ならあるということで、JR北海道以外の鉄道会社が全く視野に入らないわけではありません。ただし、採用情報はなかなか更新されず、中途採用の枠はかなり貴重なようです。

中途採用にもいくつかの試験を受けなければならなくて、門戸が狭いし募集は稀だし…。実際、転職先に選ぶにはキツすぎます。

札幌市交通局なんて、正職員の採用情報が更新されたの2016年1月16日ですからね。2年間募集が無い! 募集人員は地下鉄車掌5名、厳しさは十分すぎるほど伝わると思います。

非常勤のほうは2018年3月に更新されているものの、やはり「非常勤」ですからねえ。JR北海道から札幌市交通局の非常勤として働くというのは、メリットがあまり無いように感じます。待遇が大幅に下がるでしょうしねえ。

やっぱり、鉄道会社以外を狙うのが良いと僕は思います!

北海道で異業種転職するなら事務職がおすすめ

北海道全体の求人市場を眺めてみると、職種によっては本当に転職が厳しい状況にあるようで、しかもやはり仕事は札幌市内に一極集中しているんですよねえ。一度北海道旅行したときにも「地方に仕事なさそう」と感じていたんですが、実際そのようです。

ただ、札幌市内でも職種はあまり選べないと思っておきましょう。

今、漠然と「こんな仕事がしたいなあ」という考えはありますか? たとえば、JRの忙しさに嫌気が差したからゆったりと事務職に就きたいなあとか、稼ぎたいから営業がしたいなあとか…。特に注意してほしいのが、事務職に就きたいと考えている人です。

結構、多いと思うんですよ。

忙しい会社を辞めたいと思ったら、多くの人が事務職を視野に入れますからねえ。営業に疲れた人の憩いの職種になっていたりして、激務とは程遠いイメージがありますし。

ただ、北海道はなぜだか事務職の求人が少ないです。本記事の執筆時点では、北海道の事務職正社員求人は44件しかありません。公開求人や転職サイトの求人を見るだけだと、いい求人を見つけるのは厳しいところがあるでしょうねえ。

そして、事務職というのは全国の転職市場でもかなり人気の職種となっています。求人が少ない割には人気があるということは、自然と倍率が高くなるということ!

事務職を狙うなら、転職エージェントの非公開求人を含めて検討しないと、十分に比較検討できない可能性が高いので注意しましょう。

個人的に、JR北海道からの転職で一番オススメなのは事務職なんですけどねえ。

年間休日120日以上、残業時間10時間程度という求人が多いから。年収も低くて300万円、高くて500万円程度と低すぎず高すぎずの中間を狙えます。特に現業職の人には、JR北海道の過酷な忙しさから抜け出すのにいい転職先なんです。

求人の多さを重視するなら営業職がおすすめ

事務職はオススメ度が高いけど求人が少ないのが難点! 求人が多い仕事を探したいという人には、営業職をオススメします。

営業職の求人数は、事務職と同じ条件で探すと403件見つかりました。年収の範囲も低くて350万円、高いところだと700万円程度があります。もちろん、高い年収は経験者に対するモデル年収ですけどね。

JR北海道の総合職だった人には、営業はオススメ! 事務職だと年収の落差が激しいでしょうし、事務に比べて求人数が多く比較検討もしやすいですから。

ちなみに、営業職に次いで求人が多いのは「技術職・専門職(建設・不動産・製造業)で340件でした。その次は販売・サービス業、そしてIT系技術職と続いています。特徴的なのは、技術職の募集が多いことですねえ。

この先、北海道で安定して仕事を続けていきたいなら技術職というのも、面白いかもしれません。

最後に

JR北海道から転職したいのなら、鉄道会社以外を狙う必要があります。

事務職だと業界はあまり選べませんが、営業職はある程度業界を選べるため、営業を狙う人は興味が惹かれる業界をじっくり探してみましょう。事務職の場合は、業界よりも待遇重視で非公開求人と公開求人両方をじっくり比較してみてください。

JR北海道を辞めたい、JR北海道から転職したい…。

その気持ちをあきらめることなく、仕事が少ない中でも自分にぴったりの転職先を見つけましょう!