JR九州で働く人の声を調査してみると、特に多かったのは待遇面への不満でした。

たしかに、平均年収558万円(執筆時点)というのは、平均年収700万円を超える他のJR各社に比べるとかなり低い数字です。

その影響もあってか、「適正な人事が行われていない」「社員のモチベーションが低い」という評価をする人も多かったです。

今回は、そんなJR九州を辞めたい人の転職先について、転職経験者の僕なりの目線で考察していきたいと思います。

参考にしていただき、転職活動のスタートにはずみをつけていただけたら幸いです!

【プラン1】JR九州から他の鉄道会社に転職

「JR九州で働いた経験を活かして有利に転職活動を立ち回ることができる」という点を考えると、他の鉄道会社への転職は検討する価値があると思います。

例えば、九州エリアには以下のような鉄道会社があります。

  • 西日本鉄道
  • 福岡市交通局(福岡市地下鉄)
  • 松浦鉄道(長崎県)
  • 熊本電気鉄道
  • 岡本製作所(大分県)
  • 鹿児島市交通局
  • 沖縄都市モノレール

関東や関西に比べると、JR九州以外の鉄道会社が少ないです。福岡には地下鉄がありますし、中小私鉄もたくさんありますが、九州は元々鉄道文化よりバス文化が強いですからねえ。必然的にバスも運営している西日本鉄道が強くなるわけで、JR九州と西鉄の二強状態になります。

鉄道会社を転職先として考えるのなら、西鉄が最有力候補ということになるでしょう。

もちろん、その他の中小私鉄は大手のJRや西鉄とは雰囲気が大きく異なります。もし、大手特有の企業体制から離れたいと思っている人は、中小私鉄も転職先の候補に入れてみても良いでしょう。

例えば、JR九州から西鉄に転職したらどんなメリットがあるのか

西日本鉄道株式会社の評判を調べてみると、世間的な評判はかなり高いように感じます。博多駅前が陥没した際に神対応したとして注目を浴びたし、利用者からは愛されているイメージが強いです。

僕も九州に行ったときにはお世話になりましたし、個人的にも好きな鉄道です。

ただ、社員からの評価は「まあまあ」という印象です。

給料・残業の少なさ・福利厚生などなど、JR九州に比べると西鉄はどうしても劣ってしまいます。たとえば、ドライバー関係職の年収はJR九州が600万円(平均年齢22.5歳)、西鉄は383万円(平均年齢36.7歳)と大幅な差があるんですよね。

ただ、研修の充実度や西鉄バス・電車のフリーパスが本人プラス家族1人に支給される点は魅力的。特に、西鉄バスに日ごろからお世話になっている人は多いでしょうからね。

保養施設も地元九州に充実していて、九州民にはメリットが大きいです。大阪エリア勤務者にはデメリットになる点ですが、JR九州から転職する場合はメリットと言えるでしょう。家族連れで利用できる割引施設が多いため、特に家族持ちには嬉しいですね。

しかも、利用料金が割り引かれる施設に関しては利用すればするほど割引が増したり、ポイントが追加されたりするため、利用回数が多い人にとっては魅力あふれまくるものとなっています。

また、新規プロジェクトも比較的頻繁に行っているようなので社員の活気もありそうです。そのプロジェクトにかかわることができたらやりがいも大きいでしょう。

【プラン2】JR九州から別の業種や職種に転職

九州は博多や天神が代表的なビジネス街で、雇用はその二つに集中しがちになっています。ただ、求人が極端に少ないような県はあまりなく、基本的に転職先には困らないはずです。

ただ、事務職は九州全体でも求人が少なめなので少し注意が必要かもしれませんね。

某大手転職サイトを使って調べてみたところ、執筆時点で九州の事務の正社員公開求人は91件でした。

一方、営業職は921件と10倍近くあるのが面白いところです。鉄道会社から営業職に転職する人はとても多いし、鉄道会社以外の選択肢として一番選びやすいのは各業界の営業職でしょうか。

営業職の中でも、不動産・住宅営業と産業機械の国内営業が特に求人数が多いです。たくさん稼ぎたい人は不動産・住宅営業、安定して働きたい人は産業機械のメーカーやそのほかの業界のルート営業がオススメです。

もちろん、事務や営業以外にもさまざまな選択肢があります。

視野が狭くならないように気をつけながら、自分に合った転職先を探していきましょう!