「そうだ 京都、行こう。」でお馴染みの、JR東海。「My favorite things」が流れるあのCMには、心が揺さぶられる何かがありましたね。そんな有名なコピーをもじって、いろいろ考えてみました。

「そうだ 仕事、辞めよう。」「そうだ 私鉄、行こう。」

JR東海を辞めたい人の気持ちをJR東海のコマーシャルコピーになぞらえるという僕なりのジョークですが、個人的には二つ目がお気に入り。

JR東海から転職したい? それなら結構!

転職活動の方針を、考えてみようじゃないか。

JR東海から私鉄に転職するなら、どんな選択肢がある?

関東と関西は大手と呼ばれる私鉄がたくさんありますが、東海地方は大手と呼ばれるものはひとつしかありません。名古屋鉄道株式会社、通称名鉄です。事実上、JR東海と名鉄の二強みたいな構図が出来上がっているのが東海という地域の特徴と言えるでしょう。まあJR東海の路線範囲の中でも、三重県あたりに入ると近鉄もありますが…。

JR東海の中心となる地域は、JR東海と名鉄一強なんです。

関西は阪急・京阪・近鉄など、たくさんの大手私鉄が入り混じっているし、関東もまた然り。東海はある意味わかりやすいですよね。

ただ、ほかにも私鉄はあります。釈迦に説法かもしれませんが、地方私鉄を一部抜き出してみましょう。

  • 静岡鉄道株式会社
  • 長野電鉄株式会社
  • 伊勢鉄道株式会社
  • 愛知環状鉄道株式会社

JR東海から転職するとき、給料以外の部分を重視したい人や名鉄で働くにはしんどい地域の人は、名鉄だけでなくこういった地方私鉄も候補に入れてみるのもいいかもしれませんねえ。

名古屋鉄道株式会社に転職するのはどう? オススメ?

カイシャの評判という僕がお世話になりまくってる口コミサイトを使い、名古屋鉄道株式会社と、JR東海とを比べてみたいと思います。

まず年収、JR東海のほうが高いです。ドライバー系の仕事で比べると、名鉄は404万円(平均年齢28.2歳)、JR東海は493万円(平均年齢29.0歳)となっています。平均年齢は同じくらいなのに、こんなに差があるんですねえ。

加えて残業、JR東海はエンジニア職と企画職以外「ほとんど残業なし」となっています。名鉄は1時間から2時間程度の残業があり、JR東海のほうが「残業が少なく給料が高い」傾向があるようです。

「じゃあ名鉄はダメなのか?」というと、そうでもありません。

たとえば有給消化率は、名鉄の方が圧倒的に高い! JR東海は40~60%、名鉄は60~80%ですからねえ。日頃の残業はJR東海の方が少ないけれど、名鉄の方が休みは取りやすいということです。さらに、JR東海のような超大手に比べてると忙しさも変わってくると思います。

残業が無い分、JR東海の方が密度が高いんじゃないでしょうか?

休み重視の方にはオススメできると思いますよ。

また、待遇面は正直JR東海の方がいいけれど、JR東海を辞めたいと考えている人にとっては社風は名鉄の方が魅力的に映るかもしれません。JRというのは本当に独特な企業体質があり、特にJR東海は緊縮財政を強いられている部分があったりして、ほかに比べて殺伐としてしまいがちです。

人間関係など精神的なストレスは、名鉄の方が軽いと僕は思います。

だから、精神的なストレスを減らしたい人にも名鉄はオススメです。

名鉄のほかにオススメなのは…

JR東海と比べたとき、鉄道会社に転職する前提で一番オススメなのは名鉄です。待遇面だと、休日のとりやすさ以外はJR東海に完敗していまいますけどね。そこは、仕方がない話です。理屈から言えば「ほかより儲かってるJRが、ほかよりたくさんの給料を出すのは当たり前」だし、「ほかより管理が厳しいJRが残業が少なくなるのは当たり前」と言えますしね。

ただ、人によっては年収や残業のために名鉄は選択肢に入らないこともあると思います。地域によっても、名鉄は無理ということもあるでしょう。最初は名鉄以外の私鉄を転職先の選択肢に入れてみるといいと思います。ただ、社員口コミサイトなどの情報は名鉄に比べて極端に少なくなるから、転職エージェントなどを使って実態を調べることになるでしょう。

実態を調べて、自分に合わないと感じたら?

そういう人にとっての転職成功のカギは、鉄道会社にこだわらず、色々な業界を検討することです。

たとえば、JR東海の中心となる愛知県とその周辺は工業や製造業が盛んですからねえ。製造業に挑戦してみるのも面白いかもしれません。いきなりトヨタの社員に未経験で入るのは工場など現場の仕事以外だと厳しそうですが、現場仕事なら十分選択肢に入ります。

工場の仕事と人くくりにしても、実際に製造する仕事から購買部などたくさんありますしね。製造部門と購買部門は製造業の中でも比較的求人をよく見かける仕事だし、転職ハードルは低めです。

あとは、個人的に気になる業界・会社があれば挑戦してみて欲しいと僕は思います。

鉄道会社なら転職先は名鉄一強! だけど、それが視野に入れられないならまずは地方私鉄の評判や求人を調べ、それでダメそうなら製造業などほかの業界を考えてみましょう。最初は、年収が今より下がるかもしれません。

だけど、納得のいく会社で納得のいく仕事ができるようになったら、今よりも幸福度は上がるはずです。『My favorite things』ならぬ、「My favorite company(またはjob)」を見つけましょう!