テレアポ営業は難しい。
口頭説明だけで興味を持ってもらうのはとても難易度が高く、電話という特性上、相手側がいつでも会話を終わらせることができる不利な状況で戦わなければなりません。
成果を上げられる人は活き活きと働いていることが多いけれど、成果が上げられないと辛いだけですよね。
今回は、テレアポ営業を辞めたい人の現状打開策を考えてみたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
テレアポ営業を辞めたい人の打開策は?
テレアポ営業は、一日中電話の前に張り付いて電話をかけまくる仕事です。
座りっぱなしで電話をかけ続けることによる体力的辛さもあり、精神的辛さもありますよね。たまには相手の顔を見ながら話したいと思うこともあるでしょう。
ただ、一番難しいのは「電話だけで商品説明をすること」ですよね。
相手に契約してもらうためには、商品説明をして相手に興味を持ってもらわないといけない。電話だけで説明をするには、語彙力と表現力が必要です。そして、受け取り手には想像力が必要になる。
電話口だけで興味を持って貰うのは、本当に難しいです。写真や図も見せられないんだから。口先だけで説明して、口先だけで信頼を得なければならないんです。僕ら営業が語る内容が真実である証拠すら、提示できないからね。信頼を得るのがまた難しいですよ。
テレアポの仕事の辛さは他にも「ノルマが厳しい」などがありますが、大抵は「電話営業の難しさ」に収束します。
そう考えると、選択肢は二つです。
「テクニックを習得してテレアポ営業の仕事を楽にする」
「テレアポ営業を辞めて他の仕事に転職」
テクニックを習得してテレアポ営業の仕事を楽にする
マニュアルに頼りすぎるのをやめる
契約やアポが取れるようになるための第一歩として、スクリプトやマニュアルを捨てることから始めましょう。
それらのテンプレート的な文言やシナリオに頼っているうちは絶対に成長しません。人との対話はアドリブ合戦であり、テンプレでは対応できないんです。早いうちからテンプレを捨ててかからないと、それがクセになって抜け出せなくなります。
だから、今すぐマニュアルを捨てましょう。
やり方は人それぞれですから。
自分のキャラに合った話し方を
普通、営業は丁寧な言葉遣いで綺麗な身なりを求められます。テレアポに関しては身なりはほとんど関係なく、丁寧な言葉遣いがとても重要だと言われてますよね。入社時「言葉遣いに気をつけよう」と言われた人は多いのではないでしょうか。
でも、僕は「言葉遣いは最低限の敬語だけ押さえておけばOK」だと思います。
一番良いのは、自分の本来のキャラに合った話し方をすることです。お調子者のおちゃらけた奴が無理やり丁寧な言葉で話しかけても違和感がありますよね。真面目で落ち着いた人がタメ語で話しかけてもなんだか違うと思いませんか?
自然体で話すのが一番なんです。
普段敬語なんて使わないハジケた人は、ハジケた感じでテレアポすればいい。普段落ち着いて敬語ばかり使う人は、思い切り落ち着いたトークをすればいいんです。
顧客からすると、形式ばった営業はなんだか信用ならないんです。
特に電話口だと、相手のことなんて何もわからないでしょう。見た目も性格もわからない。知っているのは名前と声色、そして口調だけです。声色と口調が形式ばったものだと、相手の素性は名前しか知らないことになります。
そんな人を信用して、「会おう」とか「契約しようかな」とか思いますか?
相手に信用して貰うには、自分を出す必要があります。自分はどのような人間かを相手に知ってもらわなければ、契約は取れません。電話口で自分の人格までを知ってもらうには、自然体で話すのが一番なんです。
だから、自分のキャラに一番合ったトークを見つけてください。
そして、それを磨きましょう。
信頼は、自然体の先にこそあるものです。
売るのではなく、買いたいと思わせる
営業は商品を売る仕事ではなく、誰かに商品を買いたいと思わせる仕事です。
「契約してくださいよ」ではなく「買わなきゃ損をしますよ、あなたはこれを買う必要があるんだから」と、買いたい気持ちになるように仕向けることが上手い営業トークというものだと僕は思っています。「買ってください」なんてお願いされて、買う人なんてなかなかいません。
人が物やサービスを買うときは、自分にその必要があるときなんです。
要は相手に「買わなきゃ」と思わせること、買う必要があると思い込ませることが僕らの仕事。
買う必要があると思わせるにはどうすればいいのかということは、商品によって異なります。自分が売っている商材であれば、どうやればいいのかを自分なりに考えてみてください。自分で考えた答えを試して、駄目ならまた違う答えを用意する…。
これを繰り返せば、アポは取れるはずです。
買わなきゃいけないと思わせてアポを取ると、不思議と相手はあなたに感謝してくれます。「あなたと出会えてよかったよ」「ありがとうね」と、電話の最後にお礼を言われるんです。営業としては「必要があると感じるように仕向けた」のに…と複雑な気分になりますがね。
ただ、相手からお礼を言われるにはどうすればいいかを考えれば、買う必要性があると思わせる方法も見つかるのではないでしょうか。
未来をイメージさせる
必要性の次に重要なのは、欲しいという気持ちです。
「欲しい」という気持ちは、「自分にとって必要だ」という需要の先にあります。需要が生じていなければ「欲しい」と感じず、魅力的な商品でもスルーしてしまう。需要があっても「欲しい」と思わなければ、「今買わなくてもいいや」と保留にされてしまうんです。
需要と欲しいという気持ちの両方を相手に与えてこそ、相手は喜んでそれを買います。
その二つを意識して、営業トークについて考えてみてください。
欲しいと思わせるためのコツは、顧客に二種類の未来をイメージさせることです。「購入した未来」と「購入しなかった未来」の二つを取り上げます。購入した先にある生活をイメージすることで、人は鮮明に「欲しい」という気持ちが沸いてくるものです。
車のCMを見るとよくわかります。
車のCMの多くは「その車種を買ったら、どんないいことがあるか」を基準として、作られています。アウトドアに使えることをプッシュしている車なら「家族で荷物をたくさん積めて山に行く映像」をCMにしているし、加速が楽しい車はワインディングロードを走る映像をCMにする。
それは「買ったメリットを自分自身に置き換えてリアルにイメージしてもらうため」です。
また、「購入しなかった場合」を想像させることで、相手に焦燥感と不安を与えることができます。
その結果として「買ったほうがいいのでは?」と欲しい気持ちが少しずつ沸いてくるんです。マイナスイメージから離れたいというのは、人間の本能ですよね。不安があれば解消せざるを得ない。
仕事を辞めたいという気持ちだってそうですよね。
「自然体で語りかけ」、「需要」と「欲しい気持ち」を与えることを意識すれば、営業成績が上がる可能性が高いです。成績が上がれば、テレアポの仕事は楽しいかもしれませんよ。
テレアポ営業を辞めて他の仕事に転職
「試行錯誤したけど成績が上がらなかった」「とにかく仕事が嫌で頑張る気も起きない」
そういうときは、潔く辞めてしまいましょう。
テレアポがあなたに合わなかった、と考えて他の仕事を探すほうが懸命です。他の営業スタイルで営業職を続けるのもいいし、興味が惹かれる仕事があるならチャレンジしてもいいでしょう。
個人的に一番オススメの転職先は「法人ルート営業」です。
テレアポの辛さである「ノルマの厳しさ」や「電話口での難しさ」がなく、テレアポを辞めた人でも楽しく働いていけると思います。
この他にも営業を辞めたい人におすすめの転職先はたくさんあります。こちらの記事↓で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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営業を辞めたい人必読!営業から転職するときの立ち回り方&おすすめ転職先
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ただ、一度は僕が紹介したテクニックを使って働きやすさの改善を狙ってみて欲しいです。
テレアポは「取れる人には楽しく」、「取れない人には地獄」な仕事ですから。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
アンケート調査の詳細やその他のおすすめ転職エージェントはコチラの記事をご覧ください↓
上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
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