某番組のおかげか、ポジティブイメージが多いリフォーム業界。

ただ、某番組が終了した際には「リフォーム業界の闇が関係しているのでは?」なんていう噂話も出ました。リフォームは人を幸せにする、素敵なことだという側面は確かにあります。ただ、物事には全て良い面と悪い面がありますからね。

特にリフォーム会社で働く側からすると、その悪い面がたくさん見えることでしょう。

結果、辞めたいと思う人は多いと思います。そこで、リフォーム会社の営業を辞めたくなるのは何故か、辞めてもいいものかを個人的にネットなどで調べて分析してみました。

リフォーム営業は詐欺なのか?

リフォームは人を幸せにするイメージがあります。

ただ、そこで働く営業は卑屈になりがちです。ネットなどで耳にすることが多いのが「不安をあおって契約するのは、詐欺師と同じだ」というような論調。今のままだと老朽化が進んで…などの言葉で不安を煽って、リフォームの契約に持ち込む。

人の購買意欲は「~したい」という希望と、「~しなきゃ」という義務感や焦り・不安の二つのいずれかから成り立ちます。義務感や不安で動く人が多いのか、営業をしているとそれらの感情を煽る人に結構出会うんです。

家を改築するリフォームは、確かに不安を煽りやすい商材ではあります。

数字を取るためにやむなくそういう手段を取らなければならない、ということもあるでしょう。そして自分の仕事に自信も誇りも愛着も持てなくて、辞めたいと思ってしまうのかもしれません。

残業が多いとかノルマが厳しいとかもありますが、辞めたくなる一番の理由は「自分の仕事に懐疑的であるため」だと感じました。

ただ、そこまで卑屈になる必要は無いと僕は思いますよ。不安を煽って契約に持ち込むという手段は主観的に考えると「嫌な手段」ですが、それでも客は満足するんです。リフォーム後に「綺麗になった!」「素敵!」と喜ぶ人が、大勢います。

手段は褒められるものでなくとも、結果は褒められるに値するものです。

一度、自分の仕事を客観的に見つめなおしてみるのも良いと思います。

リフォーム業界の将来性

リフォーム業界は、将来性があります

日本は新築で家を買う文化が根強く、中古で買うという文化はまだまだ定着していません。それでも、近年では中古の住宅を安く買って、余った予算を使ってリフォームをするという人も増えてきているように感じます。

安く、自分好みの家にできますから、需要も多いのでしょう。

新築で購入するお金はなくとも、中古+リフォームなら視野に入れられるという経済的状況も絡んでいると思います。日本全体好景気ではありませんし、若者の収入が少なくなってきていますからね。若者のお金離れが深刻なわけです。

リフォームは、渡りに船と言えるでしょう。

また、近年ではインターネット上でリフォームを依頼する「ネットリフォーム」も発達してきました。こうして新しいサービスがどんどん生まれていることを考えると、これからもリフォームの需要は大きくなるでしょうね。

リフォーム会社で働くメリットは、そこにあります。

ただ、苦労が多いのも事実

リフォーム業界は将来性が高く、これから需要も増えるという話をしましたが、苦労が多いのも事実です。具体的にはどのような苦労か、実際に働いている皆さんにはわかりきっているでしょうが、一度客観視するためにも、まとめてみました。

  • クレームが多い
  • 土日に休めない
  • 案外儲からない
  • 結構激務

住宅業界全般、クレームが多いことで有名です。大きな買い物ですから、当然と言えます。ただ、リフォームは特にクレームが多いようですね。いろんな業者に工事を依頼することが多く、中には大手ではないところもあります。

工事が少しでも雑だと、クレームがバンバン入るわけです。

また、リフォームの打ち合わせのために土日を割くことも多いでしょう。クライアントは土日休みであることが多いですから、当然相手の休みに合わせることになります。土日休みなんてほとんどなく、平日の休みもクレーム対応などで潰れがち…。

僕のようにプライベート重視な人には、難しい仕事です。

また、「リフォーム業界は儲かるよ」という謳い文句をする会社も多いですが、それに反して実際は案外儲かりませんよね。新築住宅と比べて単価が低いから、給料も安いんだ。リフォームの需要が伸びているとはいえ、やはり新築需要のほうが大きいから、バンバン契約を取るのも難しいんだ。

だから、稼げない!

その上、激務!

「将来性がある、これから需要が伸びる」というメリットだけでは、庇いきれないほど苦労しているわけですよ。その上自分の仕事に自信を持てないときたら…辞めたくなるのは当然です。

一度自分の仕事を客観視してみて、どうですか?

やっぱり辞めたい気持ちが強いなら、辞めていいと思いますよ。

稼ぎたい人は、この仕事

リフォーム会社は稼げると言われたのに、稼げないじゃないかと憤慨している人は多いでしょう。

そういう人は、不動産か住宅メーカーの営業をオススメします。

リフォーム会社が稼げないのは、契約しても単価が低いからです。ひとつの契約で数十万円アップ…というわけにはいきません。それなのに、新築住宅やマンションなどに比べて需要が少ないわけです。冷静に考えれば、稼げるわけがないんだ。

不動産や住宅メーカーは、単価が大きいです。

会社にもよりますが、1戸売ったら数十万円月収に上乗せされることがあります。

売れなければ稼げないけど、売れれば稼げるわけです。自分の力で売れば売っただけ稼げる。給料が高くなれば、やりがいも大きくなって仕事が楽しくなるでしょう。リフォーム業界のように「不安を煽って売る」ということもしなくて済むわけです。

稼ぎたい人にとっては、良いことがたくさんありますよ。

プライベートを重視したいなら

プライベートを重視したい場合、選択肢はたくさんあります。

ただ、注意したいのが、以下の仕事は避けるということです。

  • 保険営業
  • 不動産や住宅業界の営業
  • 金融関係

以上三つは、「稼げるけどプライベートを潰す仕事」として有名。プライベート重視な人が転職先に選ぶと、地獄を見ます。

営業職を続けていくのであれば、上記三つを避ければプライベートは重視できるでしょう。その後で大事になるのは、業界や職種選びよりも会社選びのほうですよ。

転職エージェントや口コミサイトを利用して、求人先企業の実態をできる限り調査してください。

転職エージェントはキャリアコンサルタントが調査をしてくれるので、転職活動をエージェントに頼るだけでもプライベート重視な会社を引き当てる確立がグーンと上がります。その上で、エージェントが勧めてきた会社を口コミサイトで調べれば、確実性は更に上がるでしょう。

リフォーム会社の営業を辞めた後、進むべき道は人によって異なります。

ただ、大きく二つに分岐していることは確かです。

「仕事重視で稼げる道に進む」か「プライベートを重視する道に進む」かの二つ。

さあ、あなたはどっち?