テレビを付けると高い確率でコマーシャルを見ることになる、住宅メーカー積水ハウス。注文住宅や建売、そして賃貸をも扱う業界の中でも有名な大企業ですよね。賃貸の分野だけで言うなら、業界トップと言えます。

ただ、僕がネットで調べて分析した範囲では、積水ハウスの営業の仕事は合う・合わないが極端だという印象があるんです。

積水ハウスの営業を「良い」と言える人と、そう言えない人とがいて、辞めるべき人とそうでない人もいます。

そんな、積水ハウスの営業職の特徴や転職という選択肢について少し語らせてください。

年収が高め

積水ハウスは営業全体を通して見てみても、住宅メーカー営業業界に限定して見てみても、年収が高めです。営業職の平均年収は口コミデータくらいしかありませんが、カイシャの評判によれば、営業の平均年収は574万円

その口コミデータを投稿した人の平均年齢は、30.2歳です。

結構貰っているみたいで、少し羨ましい気もしますね。キャリコネの口コミを見てみても、20代前半で350万円以上の年収を得ている人が多く、給料に関しては恵まれているのかなと感じます。

その理由を分析してみたのですが、どうやら積水ハウスは基本給がしっかりと貰えるようですね。実力主義であるものの完全歩合給ではなく、契約が取れなくても350万円から400万円程度の年収は見込める。

契約を取るとある程度上乗せもあります。

1000万円以上大きく稼ぐのは困難ですが、安定した土壌の上で出来る限り多く稼ごうとすることは可能です。給料に波はありますが、それで生活に困ることはありません。成績が悪くても、営業界隈では給料が良いほうです。

ただ、インセンティブの比率は他社より低い傾向があります。

残業は多い

給料が高い分、残業は多いです。カイシャの評判の口コミによる研究レポートでは、営業職は1日に10時間から11時間働くとのこと。残業時間は月に40~60時間に上る計算ですね。営業の仕事に残業はつき物ですが、これはかなり長い…。

ただ、これは支店や営業部によっても異なるようです。

近年では会社全体で労務管理が厳しくなってきていて、それにしっかり従っているところは残業しなくても良い風潮ができています。上司がいても帰りやすく、むしろ早く帰るように促される職場もあるようです。

そんな厳しい労務管理の中で自主的に残業をする人が多いことも、平均残業時間が長い理由としてはあるのでしょう。

ただし、残業代は出ます。

給料の平均と残業時間の平均の両方が高いのは、このためですね。たくさん働いて高い年収を得られるということですが、お金がどんどん貯まっていきそうな気がします。労働時間が長くて給料が高いと、使う余裕が無いかもしれませんね。

土日休日ではない

一般的には会社は土日に休むものですが、積水ハウスの営業職は土日休みではありません。住宅メーカーの営業が相手にするのは個人または法人ですが、個人相手だと土日が一番の刈り入れ時ですからね。平日休みになってしまうのは、仕方の無いことです。

ただ、これはメリットともデメリットとも言い切れません。

平日は遊びに行っても人が少なくて動きやすいし、一人で飲みに行く・一人カラオケなど「お一人様行動」もしやすいですよね。世間では「月曜日嫌だー!」と某国民アニメを見ながら憂鬱な気分に浸る人が多い中、「ふふふ月曜日休みだぜ」と優越感に浸れるのも魅力的。

ただし、古い友人と休みが合わないことが多く、一人より大勢で行動したいという人には合わないかもしれません。

合う人・合わない人

積水ハウスの営業職は、安定を求めて一人行動が好きな人には向いています。

逆に、波が大きくていいから人より大きく稼ぎたいという人や、人と休みを合わせたい人には向いていません。

積水ハウスの給料体系はインセンティブが小さく、基本給が高いです。どれだけ努力をしても稼げる金額には限界がありますし、同僚と大きく差を付けるのは難しいでしょう。成績が悪くても高めの給料が得られるのは魅力的ですが、モチベーションを維持するのは難しいです。

とことん上を目指す、上昇志向の人には向いていないと言えるでしょうね。

「ある程度でいいから高めの給料を安定して得たい」という人は、積水ハウスの給料形態はピッタリです。

後は土日休みにメリットを見出すか、デメリットを見出すかというところになります。

辞めるべき?

積水ハウスの営業職に合わない人に当てはまる人は、辞めるのも選択肢のうちでしょう。

上昇志向が大きな人間が働くには、積水ハウスは安定しすぎています。もう少し波の大きな業界や会社に飛び出してみたほうが、面白いかもしれません。

業界が異なりますが、保険や証券関係に手を出してみるのが良いでしょう。

そういった業界は歩合給がすべてと言っても過言ではないくらい、人と差がつきますから。

自分の営業能力でどこまで稼ぐことができるのか、自分を試す意味でも一度トライしてみると面白いですよ。同じ営業職の転職だから、業界が違えど、そこまで転職も難しくはありません。

ただ、辞めるのを思いとどまるべき人もいます。

積水ハウスの営業職に合う人に当てはまった人や、守るべき家族のいる人です。

積水ハウスは営業職の中でも高めの年収を安定して得られる土壌があり、近年は労務関係も厳しくなって家族の時間をとることもできるようになりつつあります。

僕が調べた限りでの話ですが、営業職でこれほど安定している会社は少し珍しいです。

守るべき家族がいる人にとって、転職をするリスクは大きすぎます。

転職しないメリットのほうが、圧倒的に大きいんです。営業職の給料は、どこも積水ハウスほど良いわけではありません。基本給をないがしろにする会社もあれば、少ない基本給でインセンティブも少ないという会社もあります。

余程精神的に苦痛で病んでしまいそうなら別ですが、そうでないなら家族のために辛抱するという選択肢もあるのではないでしょうか。

家族のいる人もそうですし、この仕事に合う人の特徴に当てはまる人も、一度様子を見てみてください

三ヶ月くらい働きながら様子を見て、それでも辞めたい気持ちが根強く残っているのなら、合う・合わないとか家族がいる・いないに関わらず、辞めても良いと思いますよ。

一度、いろんな業界の営業職が集まるセミナーなどに顔を出してみるのも良いかもしれません。

そこで他の営業マン達の声を聞いて、待遇を聞いて、自分の状況を客観的に判断した上で辞めるかどうかの決断をすると、自分にとって良い選択肢が見つかるのではないでしょうか。

また、色んな営業職の人と会うと「この業界面白そうだな」とか「この会社良さそう」とか、転職する際の指標も見つけることができます。

転職するにしても自分が何をしたいのかイマイチつかめないという人にも、オススメです。