日本生命保険相互会社(ニッセイ)の営業職は、評価が人によって本当に分かれます。
辞めたいと思っている人は、どちらかというとマイナス側の評価に傾いていることでしょう。
今回は、日本生命の営業職の辞めたい事情を分析しながら、転職について考えてみたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
※本ページは2017年8月30日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
https://en-hyouban.com/company/00005016442/
https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000FqdL
日本生命の営業職の辞めたい事情を考察
成績重視
日本生命だけでなく生命保険業界全体に「成績重視」という特徴があります。
日本生命にはある程度の給料を保証してくれる期間が2年あるそうですね。
その後にはほとんどインセンティブありきの給料体制になり、正社員というより個人事業主扱いになるとのことです。
2年が経てば保証給は数千円になり、給料のほとんどが業績によるインセンティブになります。
「正社員」として考えると少し理不尽に感じるかもしれませんが、日本生命の営業は個人事業主扱いなので、個人的には納得です。
個人事業主ということは、給料は「賃金」ではなく「所得」になります。
自らの働きに応じた報酬である「所得」を得ているという考えなので、働きに応じた所得=インセンティブがメインになるのは仕方の無いことです。
会社員でありながら個人事業主でもあるという、生命保険営業の複雑さに納得ができるかどうかで、月収・年収に対する考え方は変わるでしょう。
サービス残業
口コミによると、残業時間自体はそれほど多くはありませんが、残業代が出ない営業部もあるようです。
残業が多いという理由で残業代を出さない会社が多い中、残業時間がそれほど長くないのに残業代を出さないのには疑問しかありませんよね。そもそも残業時間の長さにかかわらず、残業代は出すべきものですから。
ただ、残業時間自体は月に20時間以内に収まります。
残業代を出さない営業部がある理由をいくつか考えたのですが、一番しっくりきたのは「大手だから」です。
大手企業は残業に関して、どうしてもシビアになります。大手であれば注目度が高く、労働基準法を守っているかどうか、厳しくチェックされてしまう可能性が高いです。
そうなると、上層部は「できるだけ残業させたくない」と考えます。
それに下が従えばいいんですが、従わずに残業をさせた場合、それを上に申告するのは躊躇いますよね。
そうなると、上司は残業時間を実際より短く申告するという選択をするでしょう。
サービス残業が多いのは、そういった背景があるのかもしれません。
良く言えばアットホームな職場、悪く言えば…
口コミサイトによると、日本生命は全体的に「アットホームな職場」が多いようです。
チーム皆で一丸となって目標に向かって支え合い、全員で「ノルマ達成」を目指す気風がある。
反省点を皆で考え合って対策を練ったりと、大学のような若々しい主体性に溢れた雰囲気。日本生命の社風や職場の雰囲気をポジティブに語ると、そうなるでしょう。
ただ、これは完全に個々人の感覚の違いで一概には言えないんですが、人によってはもう少しネガティブに映ることもあります。
職場の人間との距離が近いということは、公私混同が発生する可能性が高いということです。飲み会が多発したり、プライベートにまで干渉するリーダーがいたり…それがアットホームな職場の悪いところと言えるでしょう。
仕事内容や忙しさ以前に、職場の雰囲気で合う・合わないは確実にあるでしょうね。
アットホームというのは、同じ気風を持つ人間同士でのみ発生するもので、時にはそれ以外受け付けないという排他的な雰囲気すらも作り出すことがありますから。
合わない人は、それだけで辞めたくなるでしょう。
日本生命の営業職を辞めるべき人、続けるべき人
ここまで紹介してきたことを踏まえて考えると、日本生命の営業職に向いているのは、向上心が高く、他人と切磋琢磨し合える人です。
自分の力で稼ぐことが楽しいと感じていて、「高給取りになりたい」「管理職になりたい」と上を目指している人にとって、日本生命はぴったりの職場です。そういう人は、今の辞めたい気持ちに任せて辞めてしまうと後悔する可能性が高いです。
逆に、競争や高収入に興味が無い人は、辞めたいと思ったら積極的に転職を考えるべきです。
このまま働き続けても、日本生命で働くメリットを享受できないですし、他業界の営業に給料でもプライベートの充実度でも負けてしまう可能性が高いです。転職をしたほうが幸せになれると思います。
日本生命の営業職から転職するならこんな仕事がおすすめ
生命保険からの転職だと、金融や不動産営業がオススメです。
不動産営業に関しては実力主義なところもありますが、生命保険業界ほど完成されてはいません。歩合給があるものの、個人事業主扱いとは違うため、基本給もしっかり用意されています。
それら以外なら、メーカーの営業職もオススメです。
メーカーはカレンダーに忠実で休日がしっかり決められていますし、残業も少ない傾向があります。法人営業がほとんどで、それほど忙しくはありません。
給料は営業界隈の中で特別高くもなく、低くもなくですが、能力給ではないところが多いので、向上心が無くても給料は安定して上がります。
「ほぼ完全に能力給のみ」など日本生命の合わない部分から避けるのに、メーカーは最適というわけですね。
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僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
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