製造業の中でも特に求人が多い工場の仕事。「ここなら未経験でも転職できるかも!」という予感はかなり的確です。

未経験で就ける仕事の種類も豊富なので、自分に向いている仕事を探しやすいのもかなり魅力的と言えるでしょう。

ただし! 工場にどんな仕事があるのか? 工場の仕事に転職するときはどんなことに注意しなければならないのか? ということを知らないと失敗します。ほぼ確実に…!

そうならないために、工場の仕事について一緒に学んでいきましょう。

未経験で転職できる工場の仕事まとめ【仕事内容,給料,向き不向きなど】

工場の仕事と言うと製造ラインの仕事をイメージするかと思いますが、実は工場にもたくさんの仕事があります。

自分に向いている仕事を探すことが、工場で長く生き残る秘訣! それぞれの仕事について詳しく紹介しましょう。

1.製造の仕事

製造部門には大きく分けると、加工・組立・梱包の三段階があります。

大体の仕事内容はどの工場もある程度共通しているんですが、加工に関しては仕事内容が製品の分野によって、大きく異なるんです。

自動車部品加工の仕事には、プレス機を用いたプレス、溶接、研磨などがあります。大きな部品も多いため溶接は手作業だけでなく、機械でも行うのが一般的です。手作業で溶接を行うのは、小さな部品のみとなっています。研磨も同様ですね。

電子部品加工の仕事は、機械による自動加工が多く手作業の部分はほとんどありません。ただ、材料のセット前や加工後などの微調整に手作業があります。

要は製造の仕事のほとんどは「機械を動かすオペレーター」ということです。

溶接に関しては資格が必要ですし、小さい部品の組み立てに関しては手先の器用さも必要となり、手作業の分野は未経験からだとあまり配属されないかもしれません。

工場の中で具体的にどの仕事を任されるのかは、適性と運の要素とが混ざり合います。

給料は300~400万円が平均的ですが、勤続年数が長いベテランや溶接で重宝されている人などは500~600万円になることも多いです。

2.購買部の仕事

購買部は、資材調達と呼ばれることもあります。

製品を作るための材料・資材を調達する仕事ということです。決まり切った仕入れ先があるとしても、常に「もっと良い仕入先」があるかをリサーチすることが大切。新しい仕入先の開拓と選定を行ったり、価格交渉を行ったりするのが基本業務となります。

また、製造部から依頼を受けて仕事をするということから他の部門との連携業務も多いです。

あとは…注文書を作って送ったり、納期と数量を管理したり…とにかく資材調達に関する業務の全てを担います。意外とやるべき仕事が多い部門です。

その分「自分たちがいないと何も作れないし始まらない」というやりがいがあります。工場にも製造業にも絶対なくてはならない仕事です。

コミュニケーション能力が高い人、お金にうるさい人、交渉が得意な人、情報収集に長けている人に向いていると言えるのではないでしょうか。

経理経験者は喜ばれますよ。

給料は400~500万円が平均、大企業だと40代前半で1000万円ということもあり得ます。

3.品質管理の仕事

品質管理の仕事は、完成した製品を検品して不良品を取り除くことです。ただ、それだけではありません。一昔前まではただそれだけの部門と言っても良かったんですが、近年は廃棄や作り直しを防いでコストカットを図るのも仕事のうちとなっています。

どのようにすれば製造現場で不良品を出さなくて済むのだろうか? ということを日夜考えるわけです。

日常業務としては、検査機器の調整と実際の検査業務、事務的な仕事と工程異常があった際の原因究明および対策などとなっています。あとは、製造部に対して品質教育を行うこともありますね。

要は製造部のサポート的役割が多いということです。

品質管理に求められるのは細かい部分に気が付く性格であることと、物事の因縁関係を考えるのが得意なこと。

また、品質管理のツールに統計的なデータ管理と分析があるため、多少なりとも数学の知識を持っていないと厳しいかもしれません。

給料は初めのうちは年収300万円程度からスタートと製造部門とあまり変わりませんが、経験を積むうちに600万円や700万円も十分可能になります。男女の給料格差もほとんどなく、男女関係なく安心して稼げる仕事と言えるのではないでしょうか。

大企業だと1000万円以上を貰っている品質管理も大勢いるようです。

4.総務の仕事

工場にも大勢の従業員が働いているため、従業員を支える総務が必要になります。

製造ラインの建物・貯蔵庫・食堂・社員寮などの施設を管理したり、工場における人材雇用などを行ったりするのが総務の仕事です。要は「工場で行う製造や原材料調達などに関わる仕事以外の部分を担う」と言えるでしょう。

仕事内容の幅がものすごく広いんですよねえ。

警察や消防・地元自治体との連携が必要になることも多く、コミュニケーション能力や折衝ごとの経験などが問われます。営業経験者・総務経験者はともに向いている仕事なのではないでしょうか。

未経験からだと給料は月々18~20万円程度というところが多いですが、総務経験者なら最初から年収400万円以上も可能です。

300~400が平均的、高ければ500以上といった感じですね。

工場に転職するときのポイント・注意点など、知るべきことまとめ

工場に未経験から転職するときには、意外な落とし穴があります。それにうっかりハマってしまわないように、工場に転職するときのポイントや注意点などをまとめてみました。

1.正社員を目指すべし

製造業未経験の人は、派遣社員から工場に入ろうと考えるケースがあります。派遣社員や契約社員として人材を欲している工場は、確かにめちゃくちゃ多いです。

製造業は人材を使い捨ての歯車のように考えるところもありますし、工場はそれが顕著に出る現場と言えます。

派遣なら未経験から大手企業の工場で働くことも難しくありません。

しかし! 僕は派遣社員や契約社員での勤務はオススメしたくないんです。

工場の派遣は、ものすごく切られやすいんですよね。切られれば違う工場…と思うかもしれませんがそれが落とし穴となっています。

確かに違う工場もすぐ見つかるんだけど…工場が変われば仕事もガラリと変わるわけで、慣れる頃にはまた切られるということもあるんです。結果、正社員登用を餌に釣られたとしてもなかなか正社員になれない未来が待っている可能性が高い!

大手ではなかったとしても、最初から正社員を狙うことが大事だと僕は思います。

2.勤務形態をチェックしておくべし

工場の稼働状態によって、勤務形態が異なります。

最近はほとんどの工場が24時間稼働しているため、ほとんど2交代か3交代になるでしょう。問題なのは24時間稼働という共通点があるのに交代の回数が異なるということです。2交代は12時間拘束、3交代は8時間拘束…。

工場の仕事はシフト制だから残業は少ないんですが、12時間拘束は残業が少ない旨みを感じられません。

また、かなり体力がきついです。その分稼ぎやすいのが魅力となっています。同じような企業規模の工場なら3交代制より2交代制のほうが年収は高いです。とにかく稼ぎたいという人にはオススメできます。

体力に自信が無かったり自分の時間を大切にしたかったりするなら、3交代制を選びましょう。

3.ボーナスには期待しないこと

製造業というのは、かなり不安定な業界です。

その年によって業績が大きく変動することがよくあります。ボーナスは基本的に業績により支給されるものなので、製造業全般的にボーナスは不安定です。特に工場の仕事をしている人たちへのボーナスというのは、給料1か月分未満になることもあります。

期待してはいけない、ボーナスに…!

転職エージェントを使ってホワイト求人を手に入れろ!

工場はブラックorホワイトがきっぱり分かれる傾向があります。ブラックな工場にはハラスメントも横行しているし、意味のない会議や必要以上に長い終礼で謎の残業が発生することもあるんです。

転職エージェントを使って密に相談を行い、質の高い求人を手に入れることによってホワイトな職場を見分けることが大事になります。

自分に合う仕事を見つけること、落とし穴に気をつけること、そしてホワイト求人を手に入れること…! それだけでも工場への未経験転職は成功させられますよ。