新人と失敗は、親友だ。

新卒入社1年目、ミスばかりしてしまうと悩んでいる人は多いと思います。僕も新卒の頃は、失敗が多かったです。失敗数を競う「ミスコンテスト」があったとしたら、優勝とはいかないまでも入賞はしていたでしょう。

だけど、僕は思うんです。

新人は、失敗と友達にならんといかん! それがどういうことか、説明しましょう。

新卒1年目で失敗が多いにありがちなことと、失敗を減らす精神的コツ

新卒1年目、ミスをしてしまうこと自体は当たり前のことです。社会人生活自体にも、会社の雰囲気や人間関係にも、仕事自体にもまだまだ慣れていない時期なんですから。新人のうちは、仕事のミスを気に病むことはないと思います。

だけど、失敗ばかりしていると感じるのは、気にしちゃいますよねえ。

なんとなく無力感に襲われて、泣きそうになっている人も多いんじゃないでしょうか。その無力感は、「完璧な仕事がしたい」ということが原因にあるんだと思います。あとは、「迷惑をかけたくない」とか、人に良く見られたいとか…。

ミスばかりしてしまう人にありがちなのが、そういう思いから「自分は失敗が多い」と気に病んでしまい、積極性を失って「指示待ち人間」「仕事しない奴」になってしまうということなんです。

失敗を恐れては、いけません。

失敗するけど反省して次に活かそうと頑張る人と、失敗を恐れて大した仕事をしない人と、どちらがダメな社会人だと思いますか?

また、「気にしてしまう性格」は失敗を増やす原因にもなります。

意識が「失敗したくない」という方向に向けられ、本来意識を集中させるべき仕事に向けられなくなります。集中力が散漫になり、ミスが増えるんです。人よりミスが多い人は、気にしすぎ。

「人に良く見られたい」「悪く思われたくない」「完璧な仕事がしたい」「迷惑をかけたくない」

そういう考えは、捨てましょう。その代わりに、失敗を減らすために必要な考え方を紹介します。かの有名な坂本龍馬が残した句です。

『世の人は 我を何とも言わば言え 我なす事は 我のみぞ知る』

ミスを減らす工夫をしよう

精神的には、余計なことを考えるなという話に落ち着きました。ただ、精神論というのは一番実現するのが難しく、今すぐに「余計なことを考えなくなるメンタルを持つ」のはなかなかできることじゃあありません。

だったら、メンタルは徐々に身に着けながら、今すぐできる工夫をしようじゃないか!

その工夫が、『To Doリスト』と『Not To Doリスト』を作るということ。

僕がこのブログ内で何回か紹介している方法なんですが、これが結構効果的。失敗が多い理由として、「優先順位が見えていない」「作業の方向性・全体が見えていない」というものが挙げられると思います。

上の二つのリストを作ることで、優先順位がハッキリして段取りをしっかりすることが可能になり、作業内容を細かく整理することで作業の方向性や全体も見えてくるんです。

まず、To Doリストには「絶対に今日やらないといけないこと」を書きましょう。次に、Not To Doリストには「今日やらなくてもいいこと」を書いてください。

この時点で、今日中にやる仕事とやらない仕事が分けられましたね。あとは、今日やる仕事だけに意識を集中させて仕事をするだけです。人は、同時に色々なことを処理することが出来ません。

マルチタスクと呼ばれているものの実態は、「同時にこなす」ことじゃなくて「処理を次々に切り替える」ことなんです。これが上手な人は、その日やらなくてもいい仕事にまで手が回ります。

だけど、苦手な人はそこまで手が回りません。

だから、処理の切り替えが発生する頻度を減らすということが必要になるわけですが、紹介した二つのリストはそのためにも効果を発揮してくれます。あらゆる面において、ミスを減らすことが可能な工夫…。

使わない手はありませんよね。

ミスばかりするのは向いていないから? 3年は続けなきゃダメ?

失敗ばかりするのは、その仕事に向いていないからだと言う人が多いと思います。僕自身も、よくそう言いますしねえ。

確かに、向いていない仕事だと人よりたくさんミスをしてしまうことが多いです。だけど、新人は失敗をするものだから、多少他人より失敗が多くても「向いているかどうか」の判断がうまくできません。

だからこそ、3年は続けてみようという話があるわけですね。

ただ、僕は「向き不向きを判断するだけなら3年は必要ない」と思います。半年間、1年間という比較的短い区切りで、仕事にはある程度慣れてくるんです。僕は営業をしていますが、営業も半年経てばしっかり成績を残す人が出てきて、同期の間に差が生まれてきます。

向き不向きを判断するのは、差が生まれ始める半年から1年くらいでOKです。

だから、1年はとりあえず続けてみては? 1年後ダメだったのなら、それは向いていなかったということ。だけど、そんなのは「その仕事が向いていなかった」だけに過ぎません。ほかの仕事がダメだとか、無能だとか言われているわけではない。

新卒から1年、早くに向いていない仕事をひとつ見つけられたのは、良いことです。

向いていないのを知らず、長年勤めては自尊心を失い無能の烙印を押され、それなのに向いていない仕事にしがみつくしかない人もいますからねえ。彼らに比べると、それに気づけるだけで儲けもんだと思います。

第二新卒として転職市場を戦えるわけです。

失敗を減らす工夫をこらして仕事を続け、失敗してもいいのだメンタルを持ち、向いていないと思ったら転職活動を始めましょう。その時がきてもいいように、予め転職エージェントに登録しておくのも手だと思います。

何にしても、失敗するのは悪いことじゃあありません。

失敗を反省する必要も、特に無い。

失敗から学び、気持ちを切り替えて「どうして失敗したのか」を分析しましょう。注意力が散漫だったから? 優先順位を把握していなかったから? 理由は色々あると思います。仕事の質は、後ろ向きなメンタルだと低下する一方。

失敗をしても「よ!」と手を挙げて迎え入れ、自分の胸に抱き、前向きに仕事をすること。

新卒1年目、今はミスと友達になりましょう。