児童指導員は激務で、低賃金で、ストレスも多い…。

児童指導員を辞めたい、と考えている人もいるのではないでしょうか。

現状から抜け出すためには、「異なる施設に転職する」という選択肢と「異業種に転職する」という選択肢があります。

今回は、その2種類の転職について掘り下げていきたいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!

児童指導員を辞めたい理由【まとめ】

  • 低賃金で昇給がほとんどない
  • 役職手当が付かない
  • 資格手当が少ない/付かない
  • 退職金がない
  • 人手不足で常に忙しく、休憩すらまともに取れない
  • サービス残業が多い
  • 休日出勤が多い
  • 保護者からのクレームによるストレス

児童指導員の悩みをネットで調査すると、多くの人が「仕事の大変さと給料が見合っていない」と嘆いていることがわかります。

ネット上の求人に記載されている年収の相場は300万円前後。休日出勤と残業が多いことを考えると、確かに釣り合わない給料ですよね。

年収が低い原因には資格手当・役職手当などが用意されていない、年次昇給がほとんどない、などが挙げられています。

児童指導員を続けながら悩みを解決するための【職場選びのポイント】

今より高収入を得るには?

ネット上には、資格手当や役職手当がつく求人がたくさんあります。土日出勤が可能な場合には月収30万円以上、という条件を提示する求人も多いです。

また、全ての施設が残業代を支払っていないわけではありません。月に20~30時間程度の残業時間なら残業代がそこまで高くはならないため、残業代を支払ってくれる施設が多いのではないでしょうか。

このように、比較的給料が高い求人は探せば見つかります。あきらめず、じっくりと探しましょう。

激務から逃れるには?

放課後等デイサービスは「残業ほぼなし」「残業時間20時間以下」「完全週休二日制」という求人が多いです。給料は年収300~350万円程度と、児童指導員全体の給与水準から大きく外れていません。

数自体は少ないものの、実務経験が豊富な人には「月給30万円で完全週休二日制、残業も少ない」という条件を提示する求人もあります。

激務を解消したいなら、放課後等デイサービスを中心に求人を探すと良いでしょう。

児童指導員を辞めたい人におすすめの転職先候補

児童指導員の悩みは違う仕事に転職することで、解決する可能性があります。「だけど児童指導員からどんな仕事に転職できるかがわからない」という人のために、児童指導員の経験を活かせる転職先の候補を紹介しましょう。

保育士

保育士資格を持っている児童指導員には、保育士として働く選択肢もあるのではないでしょうか。

保育士の仕事にも児童指導員として子どもと接してきた経験や、子どもの様子を観察して仕事に繋げる観察力、保護者対応の経験などを活かせますよ。

保育士としての実務経験が無くても児童指導員としての経験があれば、転職には有利になるはずです。

また、通常の保育園に勤めれば「親のいない子ども」「犯罪をした子ども」などの難しいケースの対応をすることがなくなります。そういった難しいケースへの対応がストレスになっている人には特にオススメです。

児童福祉司

児童福祉司は児童相談所に勤務し、子どもや保護者からの相談に応じながら、必要に応じて家庭の実態調査・社会診断を行う仕事です。

調査や社会診断の結果によっては、子どもと保護者の関係調整をしたり、子どもを保護したり、個別に対応を取ります。

相談対応をしたり子どもの生活支援・指導などをしたりする業務に、児童指導員としての経験を活かせるのではないでしょうか。

児童福祉司になるには児童指導員と同じように、任用資格を取得しなければなりません。

児童指導員として働いている人は、児童福祉司の任用資格要件を満たしている可能性があります。自分が要件を満たしているかどうか、しっかりチェックしましょう。

参考:児童福祉司の任用資格要件

ただ、児童相談所に勤務する児童福祉司は地方公務員です。公務員試験に合格しなければなりません。

その点がハードルにはなりますが、「児童指導員の仕事に悩んでいるけど児童福祉の仕事は好き」という人は一度挑戦しても良いのではないでしょうか。

販売業

児童指導員の経験と能力は、さまざまな販売業に活かせます。

販売業には「観察力」「対応力」が必要なんです。

アパレル販売を例に説明しましょう。

お客さんには、店員さんと一緒に買うものを決めることを楽しむタイプもいれば、店員さんに話しかけられるのを鬱陶しがるタイプもいます。

後者にガンガン話しかけて営業すると、何も買ってもらえない可能性が高いです。

そのため適切な対応をするには、お客さんのタイプを見抜く観察力と、タイプ別に適切な対応を考える対応力が必要になります。

一方、児童指導員は子どもの様子を観察して子どもの性格や体調などを見抜く観察力と、子ども一人ひとりに合った対応をする対応力が求められますよね。

そのため、児童指導員は販売業に向いている可能性が高い、と言えるのではないでしょうか。

ホテルのフロント

ホテルのフロントは、さまざまな質問や要望を宿泊客から受けることがあります。たとえば「周囲の観光情報を教えてほしい」「空調を変えてほしい」などです。

宿泊客がどんな観光情報を欲しているのかを、会話の中で聞き出し、宿泊客のニーズに合った情報を伝える必要があります。

空調に関しては、他の宿泊客もいるため簡単に設定を変えることはできません。足が冷えるならブランケットを貸し出し、乾燥が辛いなら加湿器を貸し出す…と、異なる対応を瞬時に考えないといけないんです。

そのため、宿泊客に適切な対応をするために「情報を聞き出す会話力」や「観察力」、「対応力」が必要になります。

児童指導員も子どもから「何を悩んでいるのか」「何を欲しているのか」を聞き出し、個別に対応を考えないといけないため、それらの能力を持っている可能性が高いです。

そのため、児童指導員はホテルのフロントへの転職に有利なのではないでしょうか。