プログラマーを取り巻く環境は、決して良いものではありませんよね。

プログラミングを勉強し始めたときは、なんとなく「カッコいいな」と思っていたはずです。高校・大学と憧れからはじめたプログラミングも、仕事にしてしばらく経つと、苦行。

プログラミングが辛い人もいれば、プログラミングは好きだけど仕事が嫌だという人もいるでしょう。仕事として続けていくのは、なかなか厳しいのがプログラマーという仕事です。

業界にもよって何が辛いのかは変わるでしょうが、プログラマーの悩みの多くは共通していますよね。

そんな悩みを取り上げつつ、プログラマーが転職するにはどうすればいいのかを考えてみました。

マルチタスクでストレス過多&人間関係険悪

メインとして取り組んでいる仕事が各々あるでしょうが、それだけをやっていれば良いというわけではありませんよね。

その他こまごまとしたタスクもこなさなければならなくて、しかもそのタスクの数が多いということが多いでしょう。

タスクばかりこなしているとメインが追いつかなくなり、メインばかりしていると上司から文句を言われるなんてザラです。

そうやって複数の仕事をこなしていると、「こっち優先で」「いやいやこっちだよ」と揉めることもあるんですよね。

こういう仕事の相互関係でストレスが生まれ、人間関係の軋轢も生まれる。そうやってプレッシャーとストレスに押されてしまい、辞めたいと考える人が多いです。

下請けや外注だと地獄度アップ

下請けや外部から仕事を受注してプログラミングをする場合だと、地獄です。

自社製品のプログラミングや自社システムのプログラミングでも大変なのに、受注生産となるとそれはもう最悪。なぜかっていうのは、働いている皆さんが一番よくわかってますよね。

上の人間、仕事受けすぎ問題。

納期やプログラマーの技量・人数・キャパシティなんかを無視して、とにかく利益のために仕事を受けまくるんですよ。奴らは、拒むということを知らないから。

そして笑顔で「仕事入ったぞー」なんて抜かしやがるんだから、プログラマーとしてはたまったもんじゃないですよね。

「納期危ない案件あるのに!?」「今忙しいのにチクショウ!」

嘆きや怒号が飛び交うオフィスは、地獄絵図。

そのうちに怒る気力すら消えうせて、オフィス内はゾンビ映画のような惨状になっていくんですよ。

顔から生気が失せて目が虚ろになり、何を原動力に動いているのかわからないような廃人状態に…。プログラマーは「Working Dead」です。

プログラミングが好きでも、やってられなくなります。

新卒プログラマーならではの辛さも

プログラマーの仕事は、覚えることが多すぎますよね。複数言語を学ばないといけないし、そもそも言語の種類があまりに多い! ベテランプログラマーも扱ったことが無い言語はたくさんあるし、急遽別の言語を求められることもある。

研修のときには同時に複数言語の知識を大量に頭に詰め込まれて、パンクしてしまう人も多いですよねえ。「そんな一気に覚えられるか!」と。しかも、新卒プログラマーの中には知識ゼロから何故かプログラマーに配属された人もいるから大変。

そういう人にとっては、勉強が苦になります。「どうして休みなのに仕事関係の勉強をしないといけないんだ!」と、憤慨したくなりますよねえ。

プログラマーを辞めずに他社に転職するのもアリ

「やってらんねえ! 辞めてやる!」

転職を志した途端、迫られる「異業種転職にするか否か」という選択。プログラマーがそれを考えるときの指標となるのが、今働いている会社が下請けかどうかです。外部から仕事を受注しているか、自社開発かどうか…。

外部から受注開発しているところで働いている人は、自社開発の会社に流れるだけで満足できる可能性があります。

自社開発もそれなりに忙しいですが、受注開発と比べれば圧倒的に楽。ワーキング・デッドになっていた人からすると、とても仕事がしやすいと思います。

だから、プログラマーを辞めないという選択肢もあるんです。

「いやいや、俺はプログラマーを辞めるぜ?」という人は、迷うことはありませんね。

異業種転職をしましょう。

プログラマーから転職!おすすめの転職先は?

異業種転職はやはり難しいものなので、闇雲に転職するのは危険です。

大事なのはプログラマーにとって転職しやすい職種とは何かを知り、その上で「自分に向いている仕事」を探すこと。

自分に向いている仕事が何かはあなた自身しかわかりませんが、プログラマーが転職しやすい仕事とは何かを、僕なりに考えてみました。

プログラマーにオススメの仕事

  • WEB業界
  • ITコンサルタント
  • パソコン教室の講師
  • 経理

プログラマーが一番転職しやすくて年収もそんなに下がらず、これからのキャリアも考えることができるのはWEB業界でしょうね。

WEB業界でもどの仕事をするかによりますが、業界全体でプログラミング経験者は優遇されがちなのでオススメですよ。

仕事内容もプログラミングから離れすぎないため、違和感なく仕事に入り込めるでしょう。

ただ、WEB業界においても自社でサイト構築・運営を行っている企業の方が良いです。受注してWEBサービスやサイトを開発する会社は、やはり激務になりがちですからね。

いずれにしてもプログラマーよりは残業が少なく休みは多いでしょうが、職場選びは慎重に。

また、ITコンサルタントもプログラマーと近い仕事ですよね。

作る側からマネジメントする側に回るということで不安に思う人も多いかもしれませんが、作る側の経験が無いとコンサルタントはできません。

プログラマーやSEの経験者で、しっかり実績がある人であれば問題なく転職できるでしょう。

ただ、それなりに忙しいので注意が必要です。その分、年収は上がりますよ。

また、年収は下がるもののパソコン教室の講師や経理なんかもオススメ。経理は数字を扱う仕事なので、プログラマーには向いています。

これで、プログラマーに向いている仕事が何かは大体わかったでしょう。

後は自分自身に向いている仕事とは何かを考えて、プログラマーに向いている仕事と照らし合わせると進むべき進路が見えてくるはずです。

その上でわからないことがあったり、つまづいたときには転職エージェントを頼ってみると解決するでしょう。

ただ、ここまで僕はプログラマーが選びたがるもうひとつの選択肢を、全然語っていませんよね。

その選択肢とは、フリーになるということです。

フリーになるのはどうなの?

プログラミングが好きだけど忙しいのが嫌だとか、無茶な受注をする上の人間に愛想がつきたとか、そういう人の頭には「フリーになる」という選択肢が浮かぶと思います。

真剣に考えずとも、一度は頭を過ぎりますよね。

アニメや漫画・ドラマだと、フリーのプログラマーって多いですから。

憧れたプログラマー像って、たいていはフリーだと思うんです。

僕はフリーになることは悪いことだとは思いません。

魅力的な選択肢だと思うし、今や働き方なんていうのはどうでもいいとさえ僕は思っています。正社員だから、フリーターだから、個人事業だからというのは時代遅れです。

けれども、フリーになるのは良く考えてからの方が良いですよ。

どうしてか?

フリーになって、余計に自由な時間が無くなる人が多いからだ!

フリーランスには、三通りの人がいます。一人だからと怠けて思うように稼げない人、お呼びがかかるうちが華だと何でも仕事を請けて休日が無くなる人、うまくスケジュール管理して稼げる人の三通りです。

そして、多くの人が最初の二通りのどちらかになります。

特にプログラマーに多いのが、何でもかんでも仕事を受注して自由な時間を無くしてしまう人です。

フリーになって怠けるというのは、余程楽観的な人でない限りできません。大体は「会社という保障が消えた」ことによって、焦って仕事をしすぎます。

休みを取っても、落ち着かないんですよね。

その間何も稼ぎが無くなると思うと休めないし、休んでも楽しめない。それなら仕事をしていたほうが稼げるから、仕事をしていよう…。

フリープログラマーになるという選択は、自己管理がしっかりできる人でないとオススメできません。

正直プログラミングがそんなに好きでなくて、仕事はプライベートを充実させるためだけにあるのだと割り切れるという人にだけオススメします。それ以外の人にとっては、諸刃の剣です。