仕事で何度も同じミスを連発して、仕事が嫌になってくる。

そんな人は、意外と多いです。何度も同じ注意をされていて、わかっているはずなのに何故か同じミスをしてしまうんですよね。

「反省していないな!」と言われたりしますが、反省しているんです。何度も「このミスをしてはいけない」と繰り返し念じているくらい、反省している。

それでも、どうしてだろう。ミスをしてしまう。

そんな人へ、転職経験者の僕から伝えたいことがあります。

ADHDと診断された友人のエピソードを軸に語らせていただきますが、ADHDではないけどミスが多くて悩んでいるという人にも当てはまる部分が多いと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。

僕の友人は不注意型ADHD

仕事でミスを連発したことで悩みに悩んで、転職した僕の友人の話をしましょう。友人は決して不出来な人ではありませんでしたが、どうも仕事ではミスが多い人だったんです。

以前から「そそっかしいな」とか「別のことに気を取られがちだな」とか思うことはありました。

何か作業をしているときに別の作業を頼むと、先にやっていた作業を忘れてしまうんです。後から頼まれた作業を終えても、もともとの作業には戻らず別のことをやっている。

そんなことが多々ありました。

複数のことをいっぺんに考えられないみたいで…。

ただ注意力が散漫なだけかなと思っていたんですが、これがどうも違ったようです。

結局、医者にかかったら「不注意型ADHD」と診断されたというわけです。

ADHDには「多動・不注意・衝動」の三つがあって、友人の特徴はその「不注意」によく当てはまったんです。

不注意型ADHDには、たとえば「よく忘れものをする」「片づけができない」「ひとつのことに集中できない、またはのめり込みすぎる」という特徴があります。

これらは後から調べたんですが、なるほどミスを連発したり二つのことを同時に考えられなかったりするのは、ADHDだったからなんですね。

ADHDは、よく「本人の気持ちや努力の問題だ」と言われがちですが、実は本人の意思ではどうにも難しいところがあります。

また、周りからは気づかれにくいところがあるんですよ。難しい仕事はこなせるけど、簡単なミスをしてしまったりして「実力はあるのにやる気が無い」と思われてしまうんです。

ADHDってどんな症状?

周りから気づかれにくいADHDは、本人の気持ちや努力で改善させるのは難しいと説明しました。

それは原因が「脳」にあるからなんです。ADHDの原因となっているのは、一種の脳の機能障害なんですよ。

詳しいことはまだよくわかっていないようなんですが、育った環境や遺伝的な要素が大きく影響していると言われています。

また、人口の5%くらいはADHDだそうです。

え、そんなにいるの!? って感じですよね。

だから、どうしてもミスを連発してしまう人は不注意型ADHDを疑ってみてもいいと思います。

ただ、まだまだ周囲の理解も足りないんですよ。

うつ病はあまりにも有名になったので、素人目にも結構「この人うつ病じゃないかな」と気づくことがありますが、ADHDはなかなか気づくことができません。

気づいたとしても、うつ病とは違って一生付き合っていくことになります。

ADHDは、病気というよりその人の「性格」や「味」だと僕は思ってます。

診断してもらったところで「それを治す」ことはできません。それじゃあ気づいたところでどうしようもないのかと思うかもしれませんが、それは違います。気づいて認めることが大事なんです。

診断を受けて自分がADHDだったと知ったら、なんとなく仕事でミスを連発するのにもちゃんと理由があるようで自分を認められそうな気がしませんか?

転職を決意した友人

ここで、少し友人の話に戻ります。

友人はADHDという診断を受けてから、転職をしました。これは医者にも勧められたことであり、前々から友人が考えていたことでもあります。

医者が不注意型ADHDと診断した友人に転職を勧めたのは、自分にとってやりやすい環境に身を移すことが状況の改善につながると考えたからです。

友人自身もADHDだと診断されてからどこか吹っ切れたらしいですよ。「自分がADHDだと言われることで、このまま足掻いても仕方が無いと踏ん切りがついた」と友人は話していました。

それに、仕事には相性というものがあります。

相性の悪い仕事をしていたら、そりゃあ誰だってパフォーマンスが悪くなるでしょう。友人のようにADHDでなくとも、ミスを連発してしまうのも仕方の無いことです。

自分でもなんとなく「合わないな」と感じたことがあるという人もいるのではないでしょうか。

そのまま仕事を続けていても、きっとまたミスを連発してしまうのでは?

仕事はひとつではありません。

自分に合った仕事が、どこかにあるはずです。友人が転職を強く志したのも、それがわかったからだと僕は思います。

転職で天職に巡り合う

友人は職場だけでなく、職種自体も変えました。自分に向いているのはどんな仕事か、自分にとって合った環境とはどんなものかを真剣に考えて選んだんです。

そして、彼にとっての天職に巡り合いました。

転職したお陰で天職を見つけることができたんです!

そして、その天職とは何だったのか。気になりませんか?

きっと誰もが驚くであろう職種で、前職からはおよそ考えられないようなところに友人は転職しました。

バーテンダー。

不注意型は興味分野に異常にのめりこむ人が多いということですが、友人にとって「酒」がそうだったんですよね。彼はとてもお酒に詳しいんです。

そして、事務的な仕事が苦手ですが、人付き合いは得意な人なので、バーテンダーは案外向いていたのでしょう。

バーテンをしているときの彼はそう何度もミスをすることはありませんし、多少ミスをしても取り返せて楽しいらしいです。

今度、働いていたバーのオーナーがもう一軒店を構えるらしく、元々のマスターが新店舗のほうへ移動し、友人が元々の店舗のマスターを任されるのだとか。

ミス連発で嫌々仕事をしていたときとは大違いで、すごいですよね。

今回、結構ADHDについてお話しましたが、仕事でミスを連発して辞めたいなと思っている人全てがADHDというわけではありません。

ただ、ADHDと診断された友人と似たような状況にあることは確かです。

僕がここで言いたいのは「ADHDの人に対してどうこう」というのではありません。

あくまでも実例として友人の話を紹介し、可能性があると示唆しただけです。

今回の話で僕が言いたいのは、つまりこういうこと。

今の仕事でミスを連発してしまうのは、自分のせいではなく「自分に合っていない仕事をしているせい」です。

彼みたいに転職すれば解決するかもしれませんよ?自分が活き活きと働ける天職、探してみましょうよ!