中学校、教師は大変、中学校。

思春期に突入しているものの、まだまだガキんちょな中学生の面倒をみるのは大変ですよね。聞き分けの良い子はいいけれど、変に知識を付けたからか小学生よりも聞き分けの悪い子が案外多いのではないでしょうか。

そんな中学校教師を辞めたい! と嘆いている皆さんへ。

辞めるときは、スパッと断ち切りましょう。

中学校教師をいたぶる、苦の三重奏

苦、苦、苦。

生徒、保護者、部活。

中学校教師を苦しめる最大の要因三つが、それらですよね。生徒や保護者とのかかわりだけでも苦しいのに、部活顧問に任命されてしまったらもう息も出来ません。生徒との関係も、中学生特有の色々な苦労がありますよね。

思春期に入りたての生徒、未熟ながらも知識と考えを持つようになった生徒。

だからこそ、厄介な生徒は輪をかけて厄介ですよね。

最もらしい言い訳ばかりして授業をサボる生徒もいれば、先生をイジメる生徒もいる。当然、生徒同士のイジメもたくさんあります。小学生のイジメほど露骨ではなく、陰湿で大人に気づかれないギリギリラインを攻めたイジメ。

それを見抜けなければ、親からバッシングされるわけですよ。

「ワシはどないすりゃあええんじゃ!」

関西出身の某お笑い芸人のごとく、呆れ顔で叫ぶしかありません。僕が思うに、中学生は一番厄介な時期じゃないでしょうか。高校生になると少し落ち着くんですが、「多感な年ごろ」ということなのかなあ。

ただ、保護者は小学校の頃よりも落ち着いてくるようです。

それでも「モンペ」は一定数いますよね。だから、生徒と保護者はやはり教師を苦しめる要素になってしまうわけです。それでも「生徒を嫌う」わけにはいかないから、「問題児に育てた親を嫌う」というのが教師あるあるではないでしょうか。

さらに!

部活動を受け持ったら、休日が潰れます。土日だろうとお構いなしに出勤して、子どもの面倒をみないといけません。

大変すぎる、中学教師…。

待遇も、悪かった

苦の三重奏があったとしても、待遇が良ければまだ良い。

「給料のため」と割り切れますからね。

ただ、実際の中学教師は時給換算したら最低賃金を軽く下回るのではないでしょうか。部活がある分小学校教師よりも拘束時間が長く、それでいて書類仕事や授業の準備やらの仕事も多い。毎日終電まで仕事をしたり、帰宅後にも仕事をしたりするのが当たり前になっているのでは?

不当に安い賃金で使い倒されるなんて、まるでブラック企業ですね。

公務員とは思えない…!

「辞めたい」と強く思うのなら、辞めないと危険なのでは?

「辛くても面白い!」と思えないのなら、やめたほうがいい

辛く待遇が良くはない仕事も、それをする人がいるから社会が回っているわけです。決して、中学教師という仕事がダメなわけではありません。ただ、それをやるのは「辞めたい」と強く願う人ではないはずです。

「辛いことは多いけど、それでも面白いからこの仕事をやるんだ」

それくらいの意思が無いと、中学教師という仕事は勤まらないと思います。長年教師をやっている人は、恐らく上の考え方をしているんじゃないでしょうか。教師だけじゃなく、保険の営業などもそうですよ。「辛いけど、それでも稼ぎたいから」とか、確固たる理由と目的があるわけです。

それが無いのなら、続けても辛いだけでしょう。

「辛いけど、〇〇」の〇〇の部分を持たなければ、ただ辛いだけの仕事です。ただ辛いだけの仕事を続けるとどうなるか? 最悪の場合、うつ病になります。教師のうつ病率が高いという話、一度くらいは聞いたことがあるでしょう。

「そんなに!?」と思ったかもしれませんが、自分が彼らと同じ轍を踏むことになるのは決して遠い未来の話ではないかもしれませんよ。

転職するなら、どんな仕事がいいの?

中学教師の「コミュニケーション能力」「折衝ごとの経験」などを活かせば、案外色々な仕事が考えられます。たとえば――。

  • 飲食業界
  • レジャー産業
  • アミューズメント産業
  • 営業職
  • 事務職
  • 介護職
  • 企画職

以上のような業界・職種が、良いでしょう。年頃の子どもを相手にする仕事をしてきたということから、レジャーやアミューズメント業界の仕事は特に向いているかもしれません。中学生くらいの年齢の子も顧客に多いでしょうからね。飲食業界も、コミュニケーション能力を活かせば転職できます。

また、営業職は「コミュ力」「折衝ごとの経験」両方を活かせますよ。

保護者とうまく付き合おうとしていた経験を思い出してみてください。取引先企業との関わりは、案外保護者との関わりと似ていると思うんですよ。「取引」というよりも、「折衝」に近い感じが特に。

他にも、事務職も良いかもしれません。教師も事務的な仕事をすることが案外あるでしょうから。

介護職に関しては、「子ども一人ひとりの性格を考えて付き合う」という経験を活かせます。介護の仕事も同じですからね。子供が老人に変わっているだけで。

また、部活動の計画やイベントごとの企画・計画などをすることも多いと思います。その経験を、企画職に活かすこともできるのではないでしょうか。特に、学校行事で「地域のお店と協力した」とか「修学旅行先の企業と協力した」とかの経験があるなら、オススメですよ。

転職の際、注意して欲しいこと

まず、向き不向きには注意してください。

先ほど紹介した職種は「教師経験を活かせる職種」ということでしたが、裏を返せば「教師の仕事と似た側面を持っている職種」とも言えます。保護者との付き合いが苦手だった人は、営業職は向かないかもしれない。子ども一人ひとりの性格を考えて行動するのが苦手だった人は、介護職は向かないかも?

自分の向き不向きと、各職種の特徴を照らし合わせてみてください。

また、業界や職種選びだけで終わることが無いようにも注意しましょう。

職場選びも、大事ですからね。職種選びに成功しても、職場選びで失敗したら全てが台無しになります。ブラック企業で働けば、どんな向いている仕事だとしても苦になりますからね。自分が求める待遇の最低ラインを決めておいて、そのラインを下回らないように職場選びをしましょう。

「難しいなあ」と思った方は、転職エージェントを利用してみてください。

彼らが、「ブラック企業以外の求人」をオススメしてくれますから。しかも、あなたの経験・スキルや年齢で実現不可能な待遇の求人は、紹介されません。全部「現実味のある範囲内の求人」です。

以上、注意点だけ頭に置いておきましょう!

中学教師の仕事は、大変な仕事。その分「面白さ」もある仕事だけれど、「ただ辛いだけの仕事」になってしまっているのなら、躊躇わずに辞めましょう。子供たちに対する未練などが残らないよう、スパッとね。

子どもに対する責任感から躊躇することなく、自分の人生を幸福にする責任を果たしてください。