英会話講師を辞めたい人へ。

街角でよく見かける、CMでもよく見かける英会話スクール。「ジョイナス!」とか「イーオン!」とか色々言っていて、楽しそうな雰囲気がありますが、講師として勤務する側から見れば何も楽しくないですよね。

得意な英語を活かして働けるとか、人に得意なことを教えるのが好きとか、そういうところくらいか、楽しいのは。

「何がジョイナスだ!!」って感じですよね。

実際、英会話講師は、結構辞める人が多いです。スクールに通っている知人が、よく言ってますよ。「また講師変わったよー、あの先生教えるのうまかったのになあ」とね。それだけ辞めたくなる仕事、ということか。

というわけで今回は、英会話講師の仕事を辞めたくなる理由を分析しつつ、転職先候補を洗い出していきたいと思います。

英会話講師は優秀な人ほど辞めていく

英会話講師の仕事は、英語が得意な人にとって花形のように見えます。

自分の英会話力を活かして、誰かに教えることができる。自分が得意としていることを誰かに伝えるというのは、面白いものですからね。

でも、実際は、雑用が多い。

たとえば、生徒を飽きさせないために、色々なゲームやレクリエーションをしますよね。その中で楽しく英語を身につけてもらおうとするわけですが、これの準備が大変です。小道具作りをする時間は業務時間外だったりして、小道具を作る費用は自腹だったりして…。

金にならないどころか、金が出て行く雑用に追われる日々。

毎回毎回授業の準備のため、授業開始1時間前くらいに教室に着かなきゃいけない。教室の飾りつけを変える日には、もっと早く到着していないとダメ。その間給料が出るところもあれば、出ないところもあります。

こうやって、仕事がプライベートをどんどん侵食していくんですよね。

しかも、本分ではない雑用で。

「俺は、こんなことをするために講師になったんじゃないぞ!!」

英語力が高くて優秀な人ほど、やりたいことと、やらなければならないことの違いを感じて辞めていくんだと思います。英語を教えることは苦にならなくて、むしろ楽しいと感じるけど、それ以外に費やす時間が多すぎて嫌になるんですよね。

本当に英語が好きで、英語を教えるのが好きな人ほど耐えられなくなっちゃうんです。

外国人講師への不満

日本人講師と外国人講師が、両方いる英会話スクールが多いですよね。雑用が多いということもそうですが、外国人講師への不満を募らせて辞める人も、多いように思います。

全員がそうではないんですが、僕たち日本人にとって受け入れがたい外国人講師が結構いるんですよね。

たとえば、約束を守らない。

外国人講師を迎え入れるのも日本人講師の仕事で、事前にアポをとって、迎える日が近くなったら確認の連絡をします。前日にも念を入れて確認の連絡をして、外国人講師との連携が取れるように試料なんかも作ったりして、万全な体制で「さあ、来い!」と待ち受けるわけですよ。

それなのに、時間通りに来ない、なんていうことが多発します。

また、授業中に居眠りをしたり、言葉遣いが悪い外国人講師も多いようです。

スクールに通っている知人が言うには「スラングばかり教える口の悪い人」もいたようですよ。スラングを教えるのは面白いかもしれませんが、普段から生徒への言葉遣いが荒いのは考え物ですよね。一応、客商売だし。

それだけじゃなくて、生徒と関係を持つ人もいるのだとか。

日本人講師は、それだけはやらないですよね。雇用契約で禁止されていることがほとんどですし、講師と生徒で関係を持つとややこしいことになるのは、目に見えています。だから日本人はやらないんですが、外国人講師にしてみれば、そんなのおかまいなしなんですよね。

外国人講師は、一時的にスクールの先生をやっているに過ぎないから。

「頼まれたから来ている」「日本人より英会話できる」というのも、そういった態度に繋がっているのかもしれません。

本当、全員がそうじゃないとは思いますが、思い当たる節もあるんじゃないでしょうか。ただでさえ雑用が多いということで不満を抱えているのに、そこに外国人講師への不満も重なって…爆発!

そして、「辞めてやる!」と退職届を突きつける人が、多いんでしょう。

英会話講師からの転職先を決めるための考え方

辞める人が多い理由が「雑用が多い」ことと「外国人講師への不満」との二つが主なんじゃないかと結論が出たところで、今度は転職先を決めるためにはどうしたらいいのかを考えましょう。

転職先を決めるにあたって、大事なのは「仕事の不満を解消する」ということです。

ただ、英会話スクール講師の場合は、もっと大事なことがあります。

「英語を積極的に使いたいか、使いたくないか」

辞める理由を見てみると、英語を使う仕事が嫌になったというわけじゃないということがわかります。

むしろ、英語が好きだからこそ辞めるという人が多いんじゃないでしょうか。英会話スクールを辞めるからといって、英語から離れる必要はありませんよね。

ただ、中には英語を積極利用する仕事から離れてみたいと考える人もいるでしょう。

そこで、英語を積極的に活用する場合と、しない場合とでオススメの転職先を考えてみました。

英語を積極活用するなら?

  • 外国人観光客向けの旅行会社
  • 外資系企業の事務
  • 貿易事務
  • 通訳・翻訳

英語をあまり活用しないなら?

  • 事務員
  • 営業
  • 販売員
  • その他コミュニケーション能力を活かした仕事

英語を積極的に活用して働く場合で一番オススメなのが、旅行会社と貿易事務・外資系の事務です。あなたが「英会話が得意であって、英語全般が得意なわけじゃない」のであれば、通訳はともかく翻訳はあまりオススメできません。

書く英語と話す英語は別ですから、英会話は得意だけど、ライティング英語が得意なわけじゃない人も多いですからね。逆もまた然りですが。

旅行会社や外資系事務・貿易事務は、英会話を活かす仕事なので、英会話スクール講師には向いていますよ。

また、英語を活用しない仕事がしてみたい方には、営業や販売員などコミュニケーション能力を活かした仕事がオススメです。

英会話スクール講師でも営業活動みたいなことをすることがありますし、コミュニケーション能力は講師生活で身につけられる大きなスキルですから、転職もしやすいでしょう。

事務員がオススメなのは、日々の雑用で事務系の仕事に慣れているからです。

このように、英語を活かすかどうかで、選択肢は変わります。

ただ、どちらの場合でも「コミュ力を活かす」「事務力を活かすか」のどっちかになるでしょう。