「給料安すぎぃぃぃー!」

僕もブラック企業勤務時代には常々思ってました。「なんでこんな薄給で尽くさないといけないんだ!」って。

給料さえ良ければ「仕事キツい」だけで済むんですけどね。

今回は、給料が安くて悩んでいる人に、転職で年収アップを実現するためのポイントを解説します。

ぜひ参考にしてみて下さい!

【給料安すぎ小話】荒技を使って7万円の昇給を実現させた先輩の話

※転職の話ではないので、興味が無い人は読み飛ばして下さい。

僕が前の職場に居たときの話です。

その先輩は当時30歳で、勤続年数は5年でした。

月一で僕ら部下を飲み会に誘ったりして、ひたすら愚痴を言うような人でした。飲み代はもちろん奢り…ではなくて、割り勘です。

やさしさもありますが、怒ったらめちゃくちゃ怖いです。チビリそうになるくらい。

飲み代が割り勘な時点で、僕は「給料あまり高くないのかも」と思っていました。自分の給料が低かったこともあってか、人の上に立つ立場になってもたいした給料が期待ができないことは察していたんですよ。

先輩いわく、先輩が入職した年の月給は約22万円、5年目の月給が約23万円。

5年働いて昇給が1万円だけ!

しかも、先輩は会社に大きな貢献をしている優秀な人材です。指揮するだけの無能先輩ではなく、現場のスキルもしっかり併せ持っている「仕事の出来る人」でした。

30歳で月給23万円…。そりゃあ割り勘になるはずですよね。

30歳の誕生月の給与明細を見て、「辞めよう」と思ったそうです。

そして、「この会社を辞めよう」と思い始めたら、これまでの給料が低すぎることにイライラが止まらなくなった先輩。

「このまま何も言わずに辞めることはできない」

先輩は、退職願を上司に差し出し、「給料があまりにも低いので辞めます」と伝えたそうです。

言ったところでどうにもならないだろうなと思いながらも、「待遇上げるからうちにいてくれ」という言葉を少し期待していたそうですが、その場では何事も起こらず。

先輩は上司に「退職願は一旦預かっておく。また改めて話し合いの機会を設けさせてくれ」と言われて仕事に戻りました。

そして後日、会社から呼び出され、「昇給させるし、昇進もさせるからウチにとどまってくれないか」と伝えられたそうです。

会社にバリバリ貢献しているなら、「辞められるよりも待遇アップさせたほうが損しない」という判断が下るのでしょう。

先輩は「平均より低すぎたら辞めます」と強気に出たそうで、月給23万円だった給料が劇的ビフォーアフターしました。

結局、月給30万円程度になったらしいです。

先輩の場合、辞める覚悟でとった捨て身の行動が結果的に給料アップに繋がりましたが、実際にこのような方法で給料アップを狙うのは現実的ではありません。

そもそも、こんなやり方が通用してしまうような会社は、ブラック企業かその予備軍。まともな会社なら社員の働きを正当に評価して、それに見合った待遇を与えているはずです。

僕はその会社から転職したんですが、「先輩もあのとき別の会社に転職していたほうが幸せになれたんじゃないかな」と思ってます。

ホワイト企業に転職したほうが、将来的にも安定した昇給が望めるのは間違いないですからね。

というわけで、小話はここまで。次の章からは『転職で給料を上げるためのポイント』を解説していきたいと思います。

自信がなくてもとりあえず転職活動を始めることが大切

ほとんどの人が「給料が安いから転職をしよう! 今すぐやろう!」とは考えられないと思います。

慎重になり、考える。「本当に大丈夫?」「転職してもっと悪くなったら笑えないよ」と、考えに考えた結果…。

足を踏み出せなくなるんですよねえ。

僕も自分のスキルや経験に自信があるほうではないので、その感覚はすごくわかります。

でも、転職活動を始めることにはなんのリスクもありません。

働きながら転職活動をして、良い求人が見つかったら転職をすればいいだけ。もしも、良い求人を見つけることができなかったり、内定が得られなかったりしたら、そのときは留まればいい。

そう考えたら今すぐにでも動き出しておきたい気持ちになりませんか?

安い給料とはオサラバだ!転職で年収アップを実現するためのポイント

市場価値を見極める

転職するときに給料を決める要因となるのが、自分自身の市場価値です。

転職というのは僕らが商品を買うのと同じで、売り手側が「これくらいで売りたい」と考えている金額が買い手側が感じる市場価値や需要に比べてあまりに高いと、誰も買ってくれません。

逆に、売り手側の希望する小売価格が買い手が感じる価値や需要に比べて低いと、即決買いしてくれることもあるんですけどね。

自信が無い人は「給料を今より上げたいけど、そうたくさんは無理だろう」と、自分自身で希望小売価格を下げてしまう可能性が高い! 本当はあなたをもっと高く買ってくれる企業がある人材かもしれないのに、もったいないですよね。

だから、自分の市場価値を正確に見極める必要があります。

そのために必要なのが、「経験・実績」と「スキル」の棚卸です。

それらを考えるときは、経験や実績から先に考えてみてください。

僕が思うにスキルというのはかなり不明確なものだから、主観が入りやすいんですよね。客観的に分析しやすい経験・実績から先に棚卸しておくことによって、その内容からスキルを客観的に把握しやすくなります。

棚卸をした経験やスキルが、あなたの市場価値を決めるものとなるんです。

そして、転職を考えている業界や職種に「どのような経験が求められるか」「どういう能力の人が求められるか」を調べてみましょう。

それが転職先が求めている需要の目安になります。

需要と自分の市場価値とが一致する部分を探り、その業界・職種の自分の年代での平均年収を調べ、「この需要と供給の一致具合だとこれくらいかな?」と自分の適性年収の目安を定めてみてください。

それが、転職活動時に目標となる年収金額になります。

ワークライフバランスを考える

高い給料だけを追い求めると、残業も休日出勤もたくさんあるということになりかねません。働き詰めになってでも稼がないといけない理由があるという人はそれでも構わないかもしれないけど、それ以外の人は結局幸福度が下がりますよ。

ワークライフバランスを考えましょう!

そこで、ワークライフバランスが高いと言われている業界を「残業の多い職業・少ない職業は? 全80業種、95職種別の残業時間調査!」から紹介したいと思います。

残業時間が少ない業種には、スポーツ/ヘルス関連施設、薬局、クレジット・信販、専門店・小売店、医療機器メーカー、宿泊施設などが挙げられているんです。

中でも高い給料が期待できるのは、薬局、クレジット・信販、医療機器メーカー、宿泊施設などでしょうか。

宿泊施設に関しては最初のうちから高い給料は難しいかもしれませんが、将来的には年収500万円・600万円を得ることも可能です。キャリアパスがたくさんある分、稼げる立場や環境に自分から動きやすいんですよね。

また、残業が少ない職種は、一般事務が1位で、翻訳・通訳、貿易事務、オペレーターなどが続いています。

前線でガンガン働くよりもアシスタント系のほうが残業時間は少ないということですが、一般事務の給料はあまり高くありません。

翻訳や通訳はスキルが必要な分、稼いでいる人は多いです。

以上のように「残業が少ない業種や職種」をベースとして考えて、そこからなるべく高い給料を得やすいものを転職先とする方法があります。

ただし、「自分が働いている業界・職種」のほうが経験を活かせる分、転職後すぐに給料アップしやすいです。なるべく早く給料アップさせたいということであれば、自分が働いている業界や職種の中で、比較的残業が少ない会社や休日が多い会社を選ぶ必要があります。

将来性を考える

将来性を重視して転職をすることで、転職直後の給料がアップするだけじゃなく、そこからさらに給料を引き上げていくことも可能です。

ここで言う将来性というのは、「業界全体の将来性」「会社の将来性」「個人としての将来性」の三本柱。

まず、業界全体の将来性が高いということは「今後業績が伸びていく企業が多い」と考えられ、継続的な年収アップが実現される可能性が高いです。

さらに、会社の将来性を重視することができれば、「その会社が成長するとともに給料も上がる」ことが期待できます。将来性が低い会社だと、逆に「どんどん給料が減っていく」ことになる可能性があるんです。

そして、特に大事なのが「個人の将来性」です。

個人の将来性が高い会社とは何かというと、たとえば「キャリアパスが豊富」「専門性を高められる環境である」「さまざまな業務を経験することができる」などの要素を満たせる会社。

キャリアパスが豊富であれば、自分の意志や能力に合わせたキャリアアップをし、年収を上げることができます。

専門性を高めることができれば、市場価値がグーンッとアップし、さらなる好条件を得るため再転職も可能です。

さまざまな業務を経験できれば、それだけ選択肢が増えて年収アップの機会も増えるでしょう。

年収交渉をする

転職先を決めるまでのアドバイスをしてきましたが、転職先を決めたら最後には「年収交渉」が待っています。これをするのとしないのとでは、年収の上がり幅は大きく異なるんです。自信が無くても、ダメ元でも、チャレンジしましょう。

まず、年収交渉をするときには自分の市場価値から算出した目標年収よりも若干高めくらいの金額を提示してみてください。

年収交渉を切り出すタイミングは、内定通知の後が一般的です。中途採用の場合、企業は「採用を決めるとき」に経験・能力・期待値・前例などを踏まえて、年収を決めます。

その年収を見て自分の目標年収よりも低かった場合にはじめて交渉を切り出すんです。

もし、年収交渉が失敗したとしても、企業から一方的に内定を取り消されることはほとんどありません。