「給料安すぎぃぃぃー!上げてくれよぉぉぉー!」

僕もブラック企業勤務時代には常々思ってました。「なんでこんな薄給で尽くさないといけないんだ!」って。

売上は順調なんだろ?その金は誰の懐に入ってんだよ。

そんな調子で会社への不満は溜まる一方。給料さえ良ければ「仕事キツい」だけで済むんですけどね。

まぁそんな会社辞めちゃえばいいんですが、どうせ辞めるなら上に文句を言ってやってから辞めたくありません?

「給料上げないなら辞めてやる!」と、会社を相手に交渉してやるんですよ。

実際、僕がブラック企業に勤務していたときの上司も、「給料が安いから辞めてやる」と会社に伝えたんです。

今回は「その上司のエピソード」と「転職で給料アップを狙うにはどうすればいいのか」を語ろうと思います。

その上司はこんな人

上司は当時35歳で、勤続年数は5年でした。30歳の頃に転職をして、この会社に来たそうです。

僕が転職した今でも、同じ会社で働いています。前の会社は、僕のいた会社よりも給料が低く、馬車馬のように働かされていたとか。

詳しい金額は教えてくれませんでしたが、「額面で、新卒の初任給にほんの少し色つけた程度」と言っていましたから、相当悪かったんでしょうね。

相当なドMでなければ耐えることはできないでしょう。あ、上司がドMというわけではないですよ。ホントデス。

僕なら30歳まで我慢することなんて出来ませんね。

上司は、かなり我慢強い性格ですが、「この会社に未来はない」と悟って、今の職場に転職してきたそうです。

月一で僕ら部下を飲み会に誘ったりして、ひたすら愚痴を言うような人でした。飲み代はもちろん奢り…ではなくて、割り勘です。

やさしさもありますが、怒ったらめちゃくちゃ怖いです。チビリそうになるくらい。

そんな上司が、飲み会の席で僕たち部下に話してくれたのが、これから紹介する話です。

5年働いたのに…

飲み代が割り勘な時点で、僕は「給料あまり高くないのかも」と思っていました。自分の給料が低かったこともあってか、人の上に立つ立場になってもたいした期待ができないことは察していたんですよ。

一年目、上司が転職して雇用された当時の給料は額面で24万円。手取りだと20万円程度です。

前の会社よりもいい待遇なので、働くことを決意。30歳で転職、平均給料などの知識もあまり無かったので、選り好みできなかったのかもしれません。

…いや、もっと良い会社があっただろ!

表向きには昇給ありとなっていますし、勤続していくにつれて給料が上がっていくことにも期待をしたんでしょう。

ところがどっこい。現実は違っていました。

働き始めてから五年が経った当時の給料は、月給25万円。手取りだと20万円強といったところでしょう。

5年で一万円も増えていないじゃないか!

こんなのは昇給とは言いません。しかも僕の給料とそんなに変わらない…。

しかも、上司は会社に大きな貢献をしている優秀な人材です。指揮するだけの無能上司ではなく、現場のスキルもしっかり併せ持っている「仕事の出来る人」でした。

35歳で手取り20万円強…。そりゃあ割り勘になるはずですよね。

35歳の誕生月の給与明細を見て、「辞めよう」と思ったそうです。

最後に言ってやりたいことがある

「この会社を辞めよう」と思い始めたら、これまでの給料が低すぎることにイライラが止まらなくなった上司。

「このまま何も言わずに辞めることはできない」

退職願を握り締めながら、「給料があまりにも低いので辞めます」と上司は言いました。

「内心怒りの炎がメラメラ燃えてたけどな、真顔で淡々と言ったと思う」

言ったところでどうにもならないだろうなと思いながらも、上司は「待遇上げるからうちにいてくれ」と泣き付かれることをほんの少し期待していました。

しかし、その場では特に何も言われず、仕事に戻りました。

「何かを期待して別れ話を切り出す女の気持ちが少しわかったよ」

後日、上司が呼び出されました。僕はそのとき何も知らなかったので、「あの人が呼び出し食らうなんて珍しいな、何やらかしたんだろ」と少し楽しんでいました。

そのとき、会社から「昇給させるし、昇進もさせるからウチにとどまってくれないか」と伝えられたそうです。

呼び出しから帰ってくる上司の顔がホクホクしていて、僕は内心疑問でいっぱいだったのをよく覚えています。

もちろん、僕も辞めるときに試してみたよ

その話を聞いて、目から鱗でした。「そんなこともあるんか!」と。

僕もその会社を辞めるとき、どうせならと思って「給料が低くて辞めたい」と伝えてやりましたよ。

結果はまあ…うん。

会社にバリバリ貢献しているなら、「辞められるよりも待遇アップさせたほうが損しない」という判断が下るのでしょう。

環境に不満を感じながらもバリバリやっていた人は、やっぱりすごいなと思います。いやマジでスゲエ。

上司は「平均より低すぎたら辞めます」と強気に出たそうで、手取りで月給20万円だった給料が劇的ビフォーアフターしました。

結局、手取り25万円程度になったとのことです。

ボーナスはあるのか、年収はいかほどなのかは教えてくれませんでした。ただ、昇進したしボーナスは貰ってるんじゃないかと踏んでいます。

結果的にどうなるかはわかりませんが、こうやって上に「何故辞めるか」を伝えるのは有効でしょう。

これから辞めようとしている会社に遠慮は無用。脅しをかけるような勢いで「給料が上がらないなら辞めてやるー!」と啖呵を切ってみるのもいいかもしれません。

給料が上がるかもしれないだけでなく、自分が会社に必要とされているかもわかりますよ。

僕は「不要」ということでした。

「あ、そう。じゃあ辞めてくれてかまわないよ」って。

そして、普通に辞めましたとさ。

【結論】安すぎる給料をなんとかしたいなら転職するのが1番手っ取り早い

辞める前に給料に不満があることを告げ、脅しをかけるような気持ちで啖呵を切る。その結果、昇給と昇進が約束されるというのはよほどのベテランではない限り不可能ではないでしょうか。

その人が勤続年数が長く、会社に対する貢献度が高く、仕事ができる人材だったら会社は必至に引き留めます。

辞められる損害より、その人の待遇をアップさせる損害の方が小さいからです。

僕の元上司は、辞められるくらいなら、人件費を絞りだした方がお得と判断されたわけですね。僕の場合は、勤続年数も短いし仕事も特別出来る人というわけではなく新人同然だったので「辞めたことによる損害」は小さいんだと思います。

実際、社員ひとりが辞めたことによる会社の損害というのは、微々たるものです。

求人費用とか、教育費用とか、それくらいのもの。社員が多い会社なら、一人当たりの教育費も求人費用も低いだろうからそれほど大きな損害ではないわけですよ。人件費を絞りだす方が、損。

だから、安すぎる給料をなんとかしたいのなら、転職を成功させる方が手っ取り早いですよ。

「転職で給料アップは難しいんじゃないの?」


転職エージェントを使えば、そうでもありません。

転職エージェントのキャリアコンサルタントは、転職支援を成功させることで飯を食っています

転職成功率の高さが、キャリアコンサルタントの格の高さになり、給料の高さになるわけです。一概に転職成功と言っても、それを客観的に判断するのは難しいですよね。だから、給料アップしたという誰でもわかる客観的事実を、彼らは「転職成功」としています。

そのため、キャリアコンサルタントは全力で僕たち転職者の給料をアップさせようとするんです。そもそも今の給料より低い給料を設定している求人は、紹介されません。僕のときもそうでした。

紹介される求人のほとんどが、給料アップを可能にしたものだったんですよ。

もちろん、希望する条件によってはそうでもありません。

たとえば、年間休日日数を平均より多くしたいとか、残業ゼロにしたいとか…。そういった希望を叶えるのなら、給料はある程度犠牲になります。

しかし、「給料が安いから転職する」という方は給料を第一に考えて転職活動をするでしょうから、高確率で給料アップを狙えるわけですよ。だって、希望条件を叶えるのが彼らの仕事なんだから。

だから、給料アップしたいなら転職を成功させましょう!

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今の会社で給料アップしてもらったところで、それは一時的なものに過ぎない可能性もありますからね。転職して給料アップし、ホワイト企業に転職したほうが「安定した昇給」が望めます。

結局、僕の上司のように「今の会社で脅しをかけ昇給して得た給料」より、「転職して得た給料」の方が高いということもあるんです。

直談判するのは自由だけど、期待しすぎはダメ。

転職は、絶対に前提にしたほうがいい。