ボーナスカットされたときの対処法。違法な会社と争う? さっさと辞めて転職?

ボーナスカットの辛さといったらない!

貰えると嬉しいボーナスですが、貰えていたものがカットされると残念な気持ちになりますよね。あまりに急すぎたり理由が説明されなかったりすると、納得するのも難しいでしょう。

冷静に考えて、ボーナスがカットされるということは、年収が数十万円減るってことですからね!!

「正社員なのにボーナスないってそれ…」「仕事のやる気なくなったんですけど…」「こんな会社辞めたい…」、そんな気持ちになってしまうのは無理もありません。

そこで今回は、ボーナスがなくなって不満を感じている人はどんな行動を起こすべきか、じっくり掘り下げていきたいと思います。

僕自身がボーナスカットされたときの話とかも書いてみたので、読み物としても楽しんでもらえると嬉しいです。

不満爆発! ボーナスカットの事例を紹介

ボーナスカットされた人が取るべき行動を説明する前に、まずはボーナスカットの事例を紹介したいと思います。あなたも、次のような事例に当てはまるのではないでしょうか?

告知なしでボーナスカット

「今年のボーナスはいくらかなあ?」

ワクワクウキウキしながら待っていたのに、ボーナスが支払われなかった…。そんな告知なしのボーナスカットは、意外と多いんです。

会社としては告知する義務がないとしても、貰えるものだと思っている社員にとっては、告知なしカットはショックが大きいですよねえ。

業績は悪くないはずなのにボーナスカット

ボーナスがカットされる理由としてありがちなのは、業績不振ですよね。

ただ、業績が悪くないのにボーナスカットされることもあります。かなりの大手企業で経営が順調なのに「今季はボーナスありません!」と言われたり、むしろ昨年より業績が良いのにボーナスが減額されたり…。

会社としては「もしものために蓄えておきたい」のかもしれません。とはいえ、業績が悪くないのにボーナスカットされると、社員としては残念な気持ちになってしまいますよねえ。

職場で自分ひとりだけボーナスカット

みんなボーナス貰ってるのに、自分ひとりだけカット…。

不公平感があって、納得できませんよね。

大きなミスをしたり、業務態度が悪かったりすると、自分ひとりだけボーナスカットされることがあります。ボーナスというのは「頑張った社員に還元する」という建前で支給されるものなので、そういうこともあるでしょう。あなたは「ボーナスを与えるに値しない」と思われているのかもしれません。

また、リストラの前触れとしてボーナスカットするケースも考えられます。

ボーナスカットが生む地獄のループ

ボーナスがカットされれば、社員のモチベーションは少なからず下がりますよね。社員のモチベーションが下がれば、業績に悪影響を及ぼしかねません。そうして業績が下がると、またボーナスカットされるんです。

最終的に、業績悪化の一途をたどるかもしれません。

違法なボーナスカットだとしても、会社と争うべきではない

ボーナスカットは、違法な場合とそうでない場合とがあります。

労働基準法には「ボーナスを支給すべき」などの規定がありませんからね。ボーナスはあくまでも、企業の裁量で支給されるものです。

違法になるのは、「ボーナスは毎年〇〇の基準で金額を決定し、支給される」などの取り決めが会社と労働者間にある場合。契約書等の書面にそういった記載があるなら、決まった金額のボーナスを支給しないと契約違反として違法になります。

その場合、会社と争うことはできるんです。

労働組合を利用してストライキを起こしたり、弁護士に相談し裁判して未払いボーナスを払わせたり…。

その際に必要な証拠集めなどについては、下記サイトを参考にしてみてください。

参考:未払い賃金・残業代請求ネット相談室「未払い賞与・ボーナス請求」

だけど、会社と法的に争うのはリスクがあまりにも高すぎるんですよ。

考えてみてください。

法的に争った会社で、今後働き続けられますか?

「あの人、ボーナスカットで裁判起こしたらしいよ」
「ストライキの首謀者らしいよ」

そんな噂が会社中に流れて、肩身の狭い思いをします。周りは腫れものを触るように扱ってきたり、空気のように扱ってきたりするんです。想像してみてください。会社の廊下を歩くと人が避けていく、モーゼの十戒のような光景を…。

それに、上層部に嫌われて出世に影響が出たり、閑職に飛ばされたりする可能性も否めません。

上層部としては、会社と争うような社員は扱いづらくて厄介ですからね。

あなたがこれから起こすべき行動は、二つに一つだと僕は思います。

ひとつは、ボーナスは諦めることです。

あなたの年齢や能力、年収や会社の将来性など、さまざまなことを天秤にかけてみてください。そうして「転職したほうがいいか、この会社に留まったほうがいいか」を考えてみましょう。

結果、「この会社に留まるべきだ」と結論付けた場合、争うと働き続けにくくなるため、ボーナスは諦めた方が良いですよ。

もうひとつは、転職することです。

先ほどの思考作業をした結果、転職したほうが良いと思った人や、現在ブラック企業で働いていて心身ともに消耗している人は、転職活動を始めるべきだと思います。

転職しなければ、状況は変わりませんから。

僕がボーナスカットされたときの話

ボーナスカット宣告は突然に

かく言う僕も前の会社(典型的ブラック企業)に居たときボーナスカットされたことがあります。

上から告げられたときにはもう、本当にビビリましたよ。こんなことがあっていいのかって。

入社して1年目は、ボーナスがありました。貰ったときは嬉しかったなあ…。

金額は大したことないんですが、それでも十万円以上のお金が月給以外にまとまって入ってくるというのは感動物でした。

「何に使おうか」と考えるだけでもワクワクしたりして、楽しかったです。

初めてのボーナスは、結局通勤用に良い自転車を買うのに使いました。(お前どんだけ社畜精神旺盛なんだよ!!)

そんな嬉しい恥ずかしのボーナスが、2年目にはカットされました。減ったんじゃありません。無くなったんです。キッパリサッパリと。

上の人がしれっと言うわけですよ。

「君たち今年ボーナス無いから」って。

それでも、理由によっては受け入れざるを得ないかなという覚悟はあったんですよ。

でも、理由がひどかった。

「業績悪くてね…」

嘘言ってんじゃないよ

実際に業績が悪いかどうかは、僕たち下っ端にはわかりません。

けれども、明らかに業績が悪くないということを、下っ端だからこそ察していました。

そもそも毎日毎日終電まで忙しく仕事をしているわけだから、受注量は多いんです。

減ってない。なんだったら増えてるくらいですよ。こんなに受注して仕事こなしているのに、去年より業績が悪いわけがない!!!

明らかに嘘…!

見え透いた嘘でボーナスカットを宣言されて、そんな理由で納得できるわけがありません。

このまま引き下がるわけにはいかない

突然ボーナスカットを宣言されて、その理由に納得できない。

納得するしかないかと思いながらも、やっぱり怒りが沸々と湧き上がってくる。

このまま「はいそうですか」と言ってしまえば納得したことになり、もう何もできなくなるのではないか。

よっしゃ、ココはいっちょ抗議したるでぇ!

僕は、ボーナスカットが宣言されたその場でこう言い放ちました。できるだけ平静を装って。

「受注は増えてますよね? それでも業績悪いんですか?」

「やっちまったよ、こいつ」という周りの視線が、突き刺さります。

怒りに任せて思わず出た言葉ですが、後悔はしていません。僕が言うと、相手はため息をついて言いました。

「あのねえ…これは会社の決定で、君がどうこう言える問題じゃないの」

証拠を見せろと言っているのに、「口答えするな」という意味の言葉が返ってきた。

結局、「そういうことだから」と念を押して上の人は去っていきました。

明らか嘘なのがわかっているのに、何もできなかった…。

やる気が激減。転職したい気持ちが激増。

ボーナスカット宣言をされた日から、仕事のやる気がでなくなりました。

ボーナスっていうのは、頑張ったご褒美ですよね。賞与って言うくらいですから。

今までは「頑張ったらボーナス上がるかな」とか、不満があるなりにも楽しみがあったんですよ。

ノルマは厳しくて地獄のようでしたが、それでも受注数増えていることに喜びだって感じてました。

ボーナスカットされたら…ただのノルマ地獄じゃないか。

どれだけ仕事しようとも、受注しようとも自分の得にならない。売り上げが上がっているのに、僕ら下っ端には入らない。

いったい誰の金になっているのかと考えたあたりで、僕はもうこの件に関して考えることをやめました。

ただ、この一件でわかったのは「業績が良くてもボーナスカットされることがある」ということと、「ボーナスの有無でやる気が大幅に変わる」ということです。

ボーナスカット事件があってから、僕の「辞めたい」という気持ちがとても大きくなりました。

実際、ボーナスカット宣言されたのが夏のボーナス前で、転職活動を始めたのがこの年の11月ですからね。

たぶん、これが無かったらもう少し長く働いていたんじゃないかなと思います。

僕から言えることは、ボーナスはそれだけ大事ということです。ボーナスが出ない会社(社員に還元しない or 業績不振が続いている)で働く意味なんて無いと断言します。

自分の頑張りを評価してくれるところじゃないと、居ても居なくても変わらない。
それだったら、評価してくれるところに居たほうが、ずっといいですよね。

ボーナスカットをきっかけに会社を辞める人へ。転職活動のポイントを解説

ボーナスカットをきっかけに転職活動を始める人にありがちなのが、「ボーナスの有無」を重視することです。

ボーナスに不満があって辞めるんだから、次に働く会社はボーナスがしっかり支給される方が良いと考えるのは当たり前ですよね。

だけど、ボーナスの有無に固執するのはダメです。

ボーナスなんて所詮は不確定要素に過ぎません。今は業績が安定していてボーナスを支払っているとしても、業績が悪くなれば普通にカットします。ボーナスなんていうのは、オマケなんですよ。

重視すべきは、年収アップや収入の安定です。

年収がアップすれば、ボーナスが無くてもこれまでより高い給料が得られます。収入が安定していれば、ボーナスが無くても生活資金やローンの支払いなどの資金繰りがしやすくなりますよね。

他にも、ワークライフバランスや向き不向きなど、重視すべき点はたくさんあります。

ボーナス以外に大切だと思う点を重視して、転職活動を行いましょう。

ただ、年収アップやワークライフバランスの充実などを狙うのは簡単ではありません。

それを簡単にするために、転職エージェントの利用が必須です。

転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーたちは、年収アップを前提に求人の提案をするんですよ。彼らにとって、転職者の年収をどれだけ上げられたかが成績に繋がるんです。

自分の成績のために、必死になって年収アップできる道を探してきてくれます。

それに、求人先企業の調査を行っているため、ワークライフバランスが良いかどうか、業績は安定しているかどうかなども把握しているんです。

だから、あなたにとって重視すべき点を叶えるためには、転職エージェントに頼るのが必須になります。

ボーナスカットがきっかけだとしても、ボーナスに固執せず、自分にとって良い転職先を総合的に判断して探し出し、転職しましょう!

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