ブラック企業勤務時代の僕の月収は、手取りで20万円。

まあ独身1人暮らしの生活には、なんとか困らないかなといったレベルです。

社会人1年目や2年目ならよくある金額ですよね。「なんだ普通じゃないか」と。

それでは、ある月の勤務時間を見てみましょうか。

250時間(残業時間込み)

なんだ普通じゃな…いな。

20万円÷250時間=800円。

時給800円で働く、立派な社畜。

東京都の最低賃金が時給985円なので、これでは足りませんよね。

残業が多いIT業界の営業職だとしても、これは異常事態です。過労死に片足を突っ込んでいます。

ちなみに、転職後の現在は手取り約34万円、勤務時間は月に170時間前後です。

給料って、なんだ?

給料って、一体なんなんでしょうね。

まだ会社もない時代の人たちは、物を売って対価を得ていました。そこから仕入れなどの必要経費を引いたものが、自分の稼ぎになる。フリーランスの人たちも、似たようなものでしょう。

自分がした「仕事分」だけのお金を得る。これが給料か。

それとも、「拘束時間」に対して支払うのが給料なのか。時給って、この「時間」に給料を払うという考え方ですよね。

どちらにしても、僕はちゃんと給料を貰えていませんでした。

残業「時間分」の給料が無く、残業した「作業」分の給料が無いのだから。「時間を返せ!」と言いたくなります。それから会社を辞めるまでの間、「時間返せ!」が同僚との飲み会での口癖でした。

飲み会でこの話を同僚にしたとき、同僚がこう言いました。

「じゃあ月給ってなんだよ」

会社の月給は、「時間分の給料」と「作業分の給料」を合わせたものだと思います。

基本的には時給と同じ考えです。

ただ、僕らがいい仕事をしたら、賞与や昇給を通じてその分の給料を会社は払わないといけない。

そう考えると、大学時代のバイト以下の時給で賞与もないって、おかしくないですか?

給料が高ければ満足か?

大学時代のバイト以下の時給になるのはどうしてか、考えてみました。

出た答えは、「残業代が支払われていないから」。確かにそうですよね。

残業代が出れば、もうちょっとマシな給料になるはず。「時給が低くなるのはなぜか」という問いの答えとしては、これが正しいでしょう。

ただ、それでいいのでしょうか?

答えに疑問を覚えたとき「異議あり!」と、脳内に声が響きました。

残業代が支払われて給料が上がる。それを時給換算してまともな給料になったとして、満足なのだろうか…。これまで、どうして幸せだと感じなかったのかを考えました。

そして、働く時間が同じで給料が上がったところで、幸せにはなれないと気づきました。

僕にとって大事なのは、バランスでした。

残業をして給料が高くなったところで、そもそもそのお金を使う時間がありません。毎日終電ギリギリまで仕事して、週1日の休み。

それでお金だけあっても、幸せではありません。

給料と時間、幸せになるためのバランスとは

給料が高いけど、自分の時間がない。自分の時間が多いけど、給料が少ない。

どちらもダメですよね。給料だけあっても、使えないのでは意味がない。時間だけあっても、お金がないのでは楽しくない。

幸せになるためには、給料と時間のバランスが程よく保たれていないとダメなんです。

毎日ビールを飲みながらテレビを見る時間があって、週2日は休めて趣味に使えるお金が多少なりともある。もちろん、これで給料が高くなる分にはまったく問題ありません。それどころか万々歳ですよ。

ただ、時間が無くなるのはどうしても嫌です。

僕は仕事人間ではないので、プライベートの時間は必須。自分の時間があって初めて、幸せになれるのだと悟りました。

当たり前のことかもしれませんが、ブラック企業にいるとわからなくなるんですよね。

僕も給料を時給換算するまでは、そのことに気づけませんでした。

自分のために使える時間とお金がある状態が、僕にとって幸せの条件です。

勤務時間が残業時間込みで180時間以下が理想で、時給にして最低1500円は欲しいんです。

僕に言わせれば、月200時間以上で働いていながら、時給換算1000円未満で働いている人は、皆社畜ですよ。月240時間を越えれば、過労死ラインですからね。

仕事仕事の毎日に脳が麻痺して、自分の状況を客観視できていないんです。

転職という選択肢と、それを選ぶ好機が目の前にぶら下がっているのに気づきもせず、不満があるのに漫然と過ごしています。

その好機は、いつでも目の前にぶら下がっているということを忘れないでくださいね!