忌引きで休めないなんて…ゲロ以下の臭いがプンプンするぜッー!
休めても給料引かれるとか…思うように忌引きできない会社が、世の中にはあります。僕が以前働いていた劣悪企業は流石に忌引き休暇を取ることができましたが、それが普通なんですよね。人間としての心を持っていれば、近しい人が亡くなったとなれば流石に休ませるもの。
ハッキリ言おう、忌引きで休むことを認めない上司は…人間のクズであると。
そんなクソ以下の職場に勤めている人に、僕からいくつかの話をしたいと思います。
忌引きは法律でどうなっているの? という疑問にまずはお答えします
労働基準法などの法律では、特に忌引き休暇に関する規定はありません。
ただ、通常は慶弔休暇・病気休暇というのは認められるものとして厚生労働省も考えているようです。厚労省の就業規則モデルを見てみると、しっかり慶弔休暇に関する取り決めが例として示されています。
「配偶者・子または父母が死亡したときは〇日」「兄弟姉妹や祖父母、配偶者の親、その他親戚が死亡したとき〇日」と、どの程度近い存在なのかによって定められるのが一般的です。
このとき「有休扱いとする」か「無給とする」かは会社の自由となっています。
忌引きで給料が引かれるというのは、無給扱いになっているんでしょうね。それに関しては法律上全く問題がありませんし、就業規則に則っているのならどうにもならないことです。
とは言え、突然の不幸で休むことになったのに給料が引かれるというのは、不幸が重なるようで嫌な気持ちになりますよねえ。有給扱いにするのが当然だとは言いませんが、疑問を感じるなら辞めた方がいいんだと思います。
また、忌引きに関する規定が特にないからと言って忌引きできないのは完全におかしい話です。
「有給申請は、どのような理由であれ認めること」とされています。慶弔休暇の規定が無い会社でも有給の範囲で忌引きを認める会社が、劣悪企業には多いです。
有給が残っているのに慶弔休暇を取らせてくれないという状況なら、就業規則がどうであれ労基署などに相談したほうが良いと思います。
まあ…僕に言わせてみれば「慶弔休暇の規定がない時点でおかしい」んですけどね。法律上当然のことと言えないとはいえ、人としては当然のことだと思うから。
長々と語りましたが、結局のところは法律なんて関係なく、有給であれ無給であれ忌引きで休めないのはおかしいし、休めるとしても無休に疑問を抱くのならその会社は辞めたほうがいいということです。
忌引きで休めない会社に勤め続けると、他のストレスにも潰されることになる
忌引きできないような会社は、クソ以下です。
僕が以前働いていた劣悪企業は「クソド直球」という感じでした。忌引きで休めるだけましと言われるかもしれませんが、終電までのサービス残業に休日出勤…忌引き以外では休めないし精神論は蔓延るしハラスメントは普通にあるし…。
最悪でした。
忌引きで休めないというのには、理由があります。
たいていは「労働力の偏り」が理由です。
僕が勤めていた劣悪企業にもそれがあったんだと思いますが、忌引きで休めない場合は「尋常ではなく」「絶望的なほどに」「崖っぷち」の労働力の偏りがあるんではないでしょうか。
人がひとり抜けた程度で仕事に支障が出るような労働力の偏りがあるから、忌引きできない状況になっています。次のような状況・特徴に少しでも当てはまる人は、要注意です。
- 自分にしかできない仕事がある
- そもそも社員数が少ない
- うちの部署は他部署に比べてやたらと人が少ない
- 普段から残業が多くヒイヒイ言いながら働いている
- 有給申請が通らない
- 社長のワンマンが目立つ
以上に少しでも当てはまる人は、今後ストレスに押しつぶされてしまう可能性が高いと言えます。
そして…その会社自体に、未来が無いとも言えるんです。
当然のことながら残業が多くなり仕事が忙しくなると身体的ダメージを負います。激しいストレスをも受け続け、やがて胃潰瘍・過労・うつ病などさまざまな疾患にかかるでしょう。
また、自分が病気になったときにも休めなかったり、「インフル? 知るか仕事しろ!」とパンデミックを要求されたりすることも考えられます。最終的には、忌引きできない会社に勤めた挙句に自分が死ぬかもしれません。
それほど労働力に偏りが出ている会社は、遅かれ早かれ潰れます。
「人も仕事も全然回っていない」ということだし、それは経営が下手でありマネジメントがクソであることの表れだから。
沈みゆく船に身をささげて一体どうするというのか。大切な身内の葬式に休むこともできず自分自身の命すら危険にさらして、得られるものが全く無い今の状態で働き続けても、自分自身の価値が下がり続ける一方です。
転職が遅くなればなるほどに、転職が難しくなりクソな会社しか選択肢に残らないようになります。
こんな会社はクソすぎる! 辞めるべき会社の特徴32個&転職で二の舞にならない方法
今すぐ転職活動を始めておくこと
忌引き休暇を取りたいのに却下されて間もない人は、今すぐ辞めてもいいと思います。そうしてとりあえず葬式に出席した後、転職活動をすると良いのではないでしょうか。お金に不安があるのなら実家に協力を仰ぐという選択肢もあります。
忌引きできないという状況を話せば、よほど家族関係が悪い家庭でない限りは多少なりとも協力してくれるでしょう。
もうすでに泣き寝入りしてしまって、葬式に出られず「この会社だめかも」と思い始めている人は働きながら転職活動を始めよう。
辞めた後に転職活動をするなら素早い転職が求められるし、働きながらだと時間的・精神的余裕が無いから難しいのでは? と思うかもしれません。
そういうときのための転職エージェントですよ。
転職エージェントに事情を説明すればスピード転職の手伝いをしてくれます。求人はメールで送られてくるし、面接日程は調整してくれるので働きながらでも比較的楽に転職できるんです。
また、スピード転職の場合でも決して質が悪い求人のみになるということもありません。
転職時には「慶弔休暇に関する条件」を転職エージェントの担当キャリアアドバイザーを介して確認し、社員の人数や労働力の偏りなども聞いておくと完璧です。
時間的な余裕があるなら、残業時間など他に不満がある部分も徹底して改善を目指すと一石二鳥で良いと思います。
忌引きで休めないようなクソ以下の会社への対策は、転職しかありません。常識が通用しない相手に「土日に忌引き休暇を取るようにする」とか他の対策は、なかなか通用しないと思います。
今すぐ転職活動を開始し、早急にその会社から離れよう!