客室乗務員(CA)の仕事は、大変ですよね。本来の仕事内容は「機内の保安活動」でありながら、客からはほとんど「サービスしてくれる人」でしかありません。

色んなことを客から要求され、機内で右往左往しながら立ち回らなくてはならず、体力も気力も使うでしょう。

女性が多い職場だからこその悩みというのも、あるかもしれませんね。女性が多くて男が浮くから大変、女社会で人間関係のトラブルや妬み嫉みなど男女共に大変…。

そうやって色々な大変さで「辞めてやる!」と思うことが、あるでしょう。

そこで、CAを辞めたいという人がよく言いがちな理由と、それを解消するための転職先について考えてみたいと思います。

辞めたい理由その1

CAは、とにかく体力的負担が大きい!

客室乗務員と言うと華やかな感じをイメージしがちですが、実際は肉体労働・重労働ですよね。国際線だと何十時間もフライトすることになり、その最中は何度も食事・飲み物などサービスをしています。客室乗務員が座る席はあれど、僕自身そこに客室乗務員が座っている姿はあまり見たことがないんですよね。

それくらい、歩き回っているということでしょう。

休憩時間でも、機内の狭いスペースでの休憩で疲れなんて取れないと思います。

常にハードワークなだけでなく、昼夜逆転することもありますよね。乗客として飛行機に乗るというだけでも不思議と疲労感があるのに、その中で働くとなると…僕が想像するよりずっと体力を使うはずです。

体力が原因で、辞めたいと思う人が多いのも納得できます。

辞めたい理由その2

人間関係が、とにかく大変。

CAのほとんどは、女性です。男性のCA採用もありますが、少数派ですよね。CAの社会は女性社会。女性社会ならではの人間関係に悩まされる人は、とても多いです。グループや派閥が出来て、グループごとにカースト制度のような階級があり、上位グループには逆らえない。

根も葉も無い噂が流れ、根拠が無いくせにいくら否定をしても頑なにその噂を信じる。

そういった、スライムのように粘着質でドロドロとした人間関係が、飛行機という狭い空間の中で繰り広げられているわけです。女性社会だからこそということもあるでしょうが、狭い空間での人間関係だからこそドロドロしてしまうというのもあるんでしょうね。一種の村社会だ。

辞めたい理由その3

客室乗務員の仕事は、どうしても不規則になる!

不規則な勤務形態…それは、CAにとって避けられない宿命。

早朝・深夜・日中と、勤務時間はまちまちですよね。担当するフライトの時間によって勤務時間が変わり、一週間同じような時間帯で飛ぶということもなかなかありません。毎回違う時間だったり同じだったりして、勤務形態は恐ろしく不規則になります。

当然生活習慣も不規則になって、自律神経はズタボロ!

自律神経の乱れからくる諸症状に悩まされ、自分の身を案じた結果、辞めようと決意する人は多いでしょうね。

辞めたい理由その4

CAの給料、このままで大丈夫!?

CAの平均年収は、年々減ってきているという話があります。近年安い航空会社が流行ってきていて、経費削減が叫ばれているんですよね。自分のところより安い会社が出てきてしまえば、他の会社も何かを削らなければいけなくなります。その結果、飛行機業界は空前のローコストブームなんです。

また、航空会社の経営状況自体が厳しいということも理由としてあるんでしょう。

この先も年収が減るかもしれません。

年収や待遇に危機感や不安を感じて、辞めたいと思う人は多いと思います。

辞めてもいいんじゃない?

CAの仕事は心身ともに重労働で、人間関係も辛く勤務時間も不規則です。楽しい部分や面白いこともたくさんあるでしょう。ただ、その楽しさや面白さと、それらの辞めたい理由とを天秤にかけてみてください。それでも辞めたいと思ったら、もう辞めてもいいんじゃないでしょうか。

だって、年収が増える見込みも無く、辛い状態で働くのは無理があるから。

大変な思いをして働いても、年収が増えないというのは「何のために働くのか」わからなくなってしまうくらい重大な問題です。金銭面での不安の前に「仕事の楽しさ」という光は、とても弱く小さくなってしまいます。

だから、この状況を改善するために転職しちゃいましょう。

オススメの転職先

転職を決意して最初に考えるべきことは、次の仕事ですよね。CAの経験や英語の知識・スキルなんかを活かせる仕事がいい、と考える人は多いと思います。そこで、CAの経験やスキルなどを活かせるのはどんな仕事か、僕なりに考えてみました。

  • 外資系企業の事務
  • 営業職(特に外資系やグローバル企業)
  • 企業の受付スタッフや秘書
  • マナー講師

英語力を活かすということなら、外資系企業の事務がオススメです。外資系企業の採用ハードルが高いと感じる人は多いですが、実際外資系企業のハードルが高い要因は「英語力」なんですよ。それがクリアされていて、CAとして国内外問わず色々な人にかかわり、場所に行った経験があればそれほどハードルは高くありません。

事務職であれば「意思疎通と読み書き」程度の英語力しか、実際使いませんから。

また、営業職もオススメです。

営業職はCAで培ったコミュニケーション能力や、立ち回り方などを活かすことができます。外資系企業やグローバル企業の営業であれば、英語力も活かせるので特にオススメですよ。営業職は求人も多く、どの時代でも需要が多いので、経験しておけば普遍的な需要が得られる人材になれるかもしれません。

企業の受付スタッフや秘書、マナー講師がオススメというのはCAの「気遣い」「コミュ力」「マナー」を活かせるためです。ただ、秘書に関しては資格が必要な場合があるので注意しましょう。

以上、僕が紹介した職種はあくまでも一部です。

実際「コミュ力」「英語力」「マナー」などCAの経験・スキルを活かせる場は、もっとたくさんあります。

大切なのは自分に何の力があるのかを主観と客観の両方から見つめなおし、現在の不満を解消するためにどんな仕事に就くべきかを分析することです。営業職や事務職をオススメされたから、ではなくて、そこでCAを辞めたい理由にあったような不満を解消できるかどうかが大切。

それを考えていけば、自分が選ぶべき転職先が見えてきますよ。