「急に眼が見えなくなったらどうなるんだ?」という妄想を、僕はたまにして無意味な不安に駆られます。それで思うのが、視力は大事だ! というなんとも当たり前なことです。そんな目の機能を回復へと導こうと努力しているのが、視能訓練士の人たち!

日常の中で関わる人とそうでない人とがいますが、最近は高齢者のリハビリ指導もしているそうで、僕も年をとると世話になるのかもしれないと感じています。

大切な目のために大切な仕事だけど、だからこそ辞めたいと思うこともあるのではないでしょうか。視能訓練士から転職を考えるとき、難しいのは転職先ですが――。

視能訓練士は国家資格なのに…

視能訓練士は、国家資格を必要とする仕事です。

そう聞くと「おお、すげえ!」という感じがしますが、実際はどうなのでしょう? 某インターネット掲示板には、「国家資格なのに看護師でも検査ができちゃう」という愚痴が投稿されました。検査が視能訓練士にしかできないとなったら、存在意義がますます強くなるというものですが、このままでは専門職としてあまりにも不遇すぎますよね。

もちろん、専門知識を学んでいる分、知識は看護師の何倍もあるわけですが、それが待遇や看護師との仕事内容や扱いの差になってくれているかといえばそうではありません。

国家資格なのに! そういう不満が、視能訓練士を辞めたいと語る人の中にはあるように感じられます。

専門性による差別化が曖昧だと、将来性も不安になってきますしねえ。

実績を給料に反映させるのが難しい

目の検査の保険点数が低いために、視能訓練士がどれだけ実績をあげようとも給料に反映されにくいという実態があるんですよね。そもそもの給料は悪くはないけど、どれだけやっても変わらないように感じるというのは辛いものです。

やればやっただけ給料伸びてほしいというのは、どの仕事でも思う理想形ですからねえ。

給料が高いとその不満も少しは中和されますが、実際職場によって「給料の大小」が結構あるみたいです。「給料は高い」と語る人もネット上には大勢いますが、「給料が低い」とkたる人もまた多いんですよ。

給料が伸びずらい・給料が低い、どちらか、または両方を理由に辞めたいと感じる人は多いでしょう。

視能訓練士から転職するとき、重視したいこと

  • 給料があまり下がらないこと
  • 実績が評価に反映されやすいこと
  • ほかの職種との差別化

視能訓練士の悩みから感じたのは、この三つですねえ。ただ、「ほかの職種との差別化」ということはあまり気にしなくてもいいと思います。というのも、ほかの職種の人と一緒の職場で働く仕事には実は傾向があるからです。

事務職の職場には事務職ばかりだし、オフィスで働く人たちは「部署ごとに職場が分かれる」から常にほかの職種の人のことを気にすることがありません。

たまに合同で仕事をすることがあるし、連絡事項を伝えるときとかはほかの職種の人と関わることもありますが、普段はなかなか無いものです。営業職は営業事務がいる会社も多いけど、仕事内容はしっかり差別化されています。

気にするべきなのは、サービス業を目指したいと考えている人です。

サービス業は、同じ職場にいろいろな職種の人が働いていることが多いんですよね。たとえば、飲食系なんかは典型例で、厨房スタッフとホールスタッフとがいます。ホテルにも「ハウスキーパー」がいれば「ホテルマン」がいるわけです。

サービス業に転職を考えるときだけ、差別化を考えたほうが幸せになれるでしょう。

しかし! サービス業に転職すると、どんな仕事でも最初の給料は下がります。そこだけはしっかり覚えておいてください。

視能訓練士から転職するとき、どんな経験が活かせる?

  • 仕事の正確性
  • 素早い対応
  • コミュ力

上の三つは、視能訓練士の仕事に求められることだと思います。検査をする仕事だから、正確性が無いと医者の手術の成否にもかかわってくるし、眼病検査だけでなく視力検査にしてみても、正確性に欠ければ様々な問題が出てくるわけです。

その上、医師と看護師と一緒に働く仕事ということで、様々な対応が求められます。その対応にはスピード感がないとダメで、視能訓練士をしていると自然に素早い対応力が身につくでしょう。

最後のコミュ力は、やはり患者さんと関わる仕事だから必要ですよねえ。

視能訓練士からの転職先を探すときには、先ほど紹介した「重視したいこと」に加えて「どの経験を活かすか」もしっかりと考えましょう。もちろん、僕もそれを考えてみました!

視能訓練士にオススメしたい転職先はこれだ!

  • 営業職
  • 営業事務
  • 経理
  • ホテルの仕事
  • 料理人(調理師資格)

営業職は、給料が大幅に下がらず、実績が評価に反映されやすい仕事だと思うんです。営業職の実績=契約件数や売上額は、本当にそのまま給料の高さに繋がりますからね。出来高のところはもちろんですが、そうじゃないところでも人事評価にはしっかり影響を与えます。

というのも、前線で働く人にはそれだけの燃料が必要ということです。

前線で働く兵士に粗末な食事を与えないように、営業職は結果を残せばそれだけの褒美が待っています。それが、営業職最大の魅力でしょうねえ。

営業事務をオススメにいれたのは、対応の素早さが活かせると思ったからです。営業の仕事は、刻一刻と状況が変わります。そのサポートをする営業事務の状況もまた同じで、スピーディな対応が求められる場面が多々あるんですよ。

経理に関しては、作業の正確さが役立ちます。

経理の仕事はお金を扱う仕事だから、数値を間違えると大変なことになるんですよ。間違えたまま気づかないでいると、一日の作業すべてを丸一日使って振り出しに戻さないといけないこともありますからね。

ただ、営業事務も経理も視能訓練士よりは給料が結構下がってしまうと思います。

また、意外性のあるところだとホテルの仕事や料理人は視能訓練士に向いているのではないでしょうか?

ホテルの仕事は役割分担が多い分、差別化がしっかりしています。加えて、コミュ力と素早い対応力などの視能訓練士の能力をいかんなく発揮できると思うんです! いやもうこれは、完全な盲点ではないでしょうか。

給料はサービス業の中だと高いほうなので、サービス業がいいと思うなら、断固ホテル!

盲点というところでいうと料理人なんて、本当に「なんで?」という感じだと思います。

ただ、しっかり理由があるんですよ。

料理人に必要なのは、作業の正確性・スピード・見極める力です。正確に早く調理を行うことによって、「火入れのやりすぎ」などを防ぎ変わらぬ味を提供できるようになります。見極める力により、適切な火入れ時間などを見極められ、よりおいしく料理ができるようになるわけです。

料理をするのに必要な素養を、視能訓練士は持っている!

見極める力はこれまで語らなかったけど、知識を使って「この人の目はこの状態だから、手術でこれだけ筋肉切れるな」という見極めが肝心ですからね。

こうして考えてみると、視能訓練士からの転職先は本当幅が広いです。国家資格系の仕事は、専門性が高いからこそ「つぶしがきかない」と思われがちですが、すべては考え方次第なんですよ。

ただ、大切なのは「こういう素養が視能訓練士にあるから向いている」と自己完結するのではなく、それを面接の際にしっかりアピールすること。

言わないと伝わらない! 伝えれば強い! 視能訓練士を辞めたいなら、覚えておきましょう。