現代日本は電車&徒歩社会、車はなかなか売れないのが現状です。自動車は魅力的な商品ですが、売れにくいんですよね。
にもかかわらず自動車ディーラーの仕事にはノルマが付きもの。しかも、車は売れば終わりじゃない。売った客に対してアフターサービスが待っている。
実際、SNSなどを使って調査してみると、自動車ディーラーを辞めたいと思っている人は少なくないようです。
というわけで今回は、自動車ディーラーの営業職を辞めたいと思ってる人に転職のきっかけを見出してもらうべく、悩みの傾向を分析しながら、おすすめの転職先を考察していきたいと思います。
1人の転職経験者の意見として参考にしてもらえたら嬉しいです!
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営業を辞めたい人必読!営業から転職するときの立ち回り方&おすすめ転職先
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自動車ディーラー営業職の辞めたい理由を調査!特に多かった声は…
売れば売るほど仕事がキツくなる
自動車営業としてたくさん稼ぐには、ノルマを達成して賞与を貰うしかありません。いわゆるノルマ達成賞というやつですね。
これを貰えば給料が増え、やる気も沸くわけです。だから、自動車営業は必死になって車を売ります。
ただ、売れば売るほど自分が担当するアフターサービスの件数が増えます。(もちろん、職場の体制が整っていたり、社員の働きやすさを第一に考えている会社ならそんなことにはなりません)
客からの質問や怒りの電話は、時と場合を選んでくれません。そして、客から電話がかかってきたからには、無視はできないんですよね。相手にとっては、こちらの都合なんて関係ないから。
退社後私用があったとしても、アフターサービスの対応をしなきゃならない。
待ちに待ったデートの日、あなたは彼女のために高いホテルのディナーを予約した。ウキウキしながら退社時間を待っている。「よし、退社時刻だ!」と思ったら客からの電話が入る。「昨日納車した新車なんだけど、エンジンがかからない!」と怒りの電話だった。
あなたは客に対してひたすら平謝りをして、サービス担当と一緒に客の所へと向かう。当然彼女との予定はキャンセルで、彼女は怒って口を利いてくれないどころか愛想をつかして留守電越しに別れを告げた…。
こういうことも、当然あるわけです。
こんな職場では、仕事を続ければ続けるほど自分自身が幸せになれる可能性が小さくなっていきます。自分の未来すらも投資して稼いでいるわけです。
その分給料は悪くないんですが、この投資には見合わないでしょう。
個別に課せられるノルマ
前章でノルマについて少し触れましたが、自動車営業のノルマは個別に課せられることが多いです。
「君ならこれくらい売れるだろうから」「君は成績微妙だからこれくらいで…」と、実力に合わせてノルマが調整されることがあります。
これは、自分が成績微妙な立場であれば、嬉しいことです。ただ、成績上位者からすればたまったもんではありません。
ノルマを達成すれば、ノルマ達成賞というボーナスが貰える会社がほとんどです。
たとえば、あなたのノルマが「8台」だったとします。そして、自分より仕事ができない人のノルマが「4台」だったとしましょう。あなたは7台売りましたが、残り1台足りずノルマ達成できませんでした。一方あなたより仕事ができない彼は、4台売ってノルマ達成。
自分より売った数が少ないのに、彼は賞を受け取った。
「自分のほうが仕事ができるのに!!」
たくさん努力をして、引き上げられたノルマ分売ろうとしても、売れなかった。一方自分よりノルマが低い奴が賞を受け取る。そんな状況に我慢ならず、辞めたいと思う人が多いです。
自ら休みを削る必要も
自動車営業の仕事には厳しいノルマがあります。
ノルマを達成しようと努力すればするほど、休んでられなくなるんですよ。販売台数○台というノルマは、そのままあなた自身への期待の大きさと言えます。達成できないとガッカリさせてしまい、評価が下がってしまう。達成できたらできたで、ノルマが大きくなっていく。
そして、また達成しようと努力をするものの、休日に休んでしまえば達成できなくなる。
休みを一ヶ月に一日あるか無いかというレベルにまで自分から削り、仕事をするという人が多いんです。もう、そんな状態になっていませんか? 自分がなっていなくとも、周りの誰かがなっているんじゃないでしょうか。
このまま、この仕事を続けられると思いますか?
続けたら必ず派手に体を壊します。
そうなったら本末転倒、金を稼ごうとして医療費として大金と大きな時間を使うことになりかねません。病気をしてから「あのとき辞めていれば」と思うのでは、後の祭り。今、辞めたいという気持ちが大きくなっているときに、辞めるべきかどうかを真剣に考えてみましょう。
自動車ディーラーから転職。おすすめの転職先はココ!
職探しをすると言っても、闇雲に探すと行き詰まりかねません。一番大切なのは自分が何がしたいかという気持ちですが、そうは言っても「転職しやすい職種」というのが気になりますよね。
そこで、僕なりにオススメの職種を考えてみたので、参考にしてみてください。
- 法人営業
- 保険営業
- 不動産営業
- コールセンターやオペレーター
やはり、営業職が一番オススメですね。
特にオススメなのが、法人営業です。
個人の顧客相手の仕事はシフト制を採用しているところが多く、休みと仕事日の垣根があいまいになりがちです。
そうなると休日出勤や自主的サービス残業も増えてしまい、結局自動車ディーラー勤務とあまり変わらない状況になってしまいます。
法人営業ならそういうことは特にありません。
もちろん、職場によりけりというところが大きいですけどね。法人営業でも職場選びに失敗すれば、サービス残業と休日出勤の連続になってしまいます。
また、自動車という大きな商品を売ったという経験を活かすなら保険や不動産の営業もオススメです。
どちらも大変な仕事ですが、自動車ディーラーよりはマシと考える人が多いですよ。実際、自動車営業から保険や不動産の営業に転職する人はとても多いです。
日本人の車離れは著しいですが、保険や不動産離れというのはあり得ません。
だから、ノルマが厳しくても自動車よりは売りやすいと思います。自動車ディーラーから転職する際、営業職として「何を売るのか」が大事になるでしょう。
もちろん、営業以外に転職するのも大いにアリです。
事務や企画、ショップ店員、Web業界… 意外なところで自分に合った仕事が見つかるかもしれません。いろいろな可能性を視野に入れて転職活動を進めると良いと思いますよ!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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