住友生命と日本生命に続く、生命保険大手の明治安田生命。そこで働く営業職には、大手生命保険会社ならではの「職場に合う・合わない問題」があります。

大手だからという利点もありますが、生命保険だからという、人によって利点にもなり嫌だと感じる原因にもなるような特徴があるんです。

明治安田生命の営業を辞めようかなと悩んでいる人たちは、恐らく大手ならではの利点と合う・合わない問題との間で意見が揺れていることでしょう。

そこで、明治安田生命の特徴を僕なりにネットで調べ、分析し、辞めるべき人とそうでない人について考えてみました。

休みが多い

明治安田生命は大企業ということが理由だと思いますが、この会社は休みが多いようです。生命保険大手には軒並み当てはまる特徴なので、「生命保険」という商材を扱っていることも理由のひとつなのかもしれませんね。生命保険の営業が過労死したのでは、洒落にもなりませんから。

そのためか、休日は取りやすいようです。

カイシャの評判では「働きすぎると注意を受ける」という口コミが多数寄せられており、企業全体として「休みを取る」習慣が根付いていることがわかります。休日出勤はあるものの、それが多くならないようにしてくれるというのはありがたいですよね。

営業にはどうしても休日出勤しなければならないことがあるため、「休日出勤してもいいけど働きすぎはダメ」というスタンスだと、ありがたいと僕も思います。ホワイト企業でも、営業はときに休日働かなければならないし、残業もしないといけないから。

それがゼロだと、ノルマ達成の足かせになって、それはそれで苦しいんですよね。

給料体系が複雑

生命保険の営業は正社員であり個人事業主であるという考えで、基本給を下げて出来高による報酬を高くする会社が多いです。それはそれで悪いことではありませんが、基本給が高いほうが安心というのが本音ですよね。

カイシャの評判やキャリコネを見ている限りでは、明治安田生命は他社より比較的基本給が多いようです。

明治安田生命は、基本給だけでも食べてはいける程度の給料を支給しながら、ノルマ達成したらインセンティブをプラスし、ノルマ以上の仕事をすればもっとプラスするという給与体系となっています。

その分ノルマを厳しめに設定しているようなのですが、ノルマが達成できると給料はとても高くなるようですね。

必要最低限生きてはいけるし、基本給は年々上がっていくから年数に応じてやる気も出てくる。自分が努力をすれば、その分だけさらに給料も上がる…。やる気に満ちた営業マンのモチベーションを保つ工夫がうまいですよね。

年々基本給を上げている上で歩合給をしっかり付け、向上心を煽っています。

「人よりたくさん稼ぎたい」という願望がある人や、稼ぐ理由がある人には良い会社と言えるでしょう。ただ、お金への執着が弱い人にとってはノルマ未達成でも生活できる分、モチベーションを保ちづらいかもしれません。

家族持ちに優しい

生命保険会社と言えば「福利厚生が充実している」イメージがありますが、明治安田生命も福利厚生は充実しています。これまで参考にしてきたカイシャの評判等の口コミサイトによれば、家族のいる人間に優しい制度が充実しているようです。

たとえば「子供の就学祝い」に図書カードや商品券などが貰えたり、子供の教育資金の融資や住宅購入・リフォーム時の融資などが特徴的。男性で利用したという人はあまり見ませんが、育児休暇などにも理解が厚いです。

そして、家族関係のイベントや親の介護などでも文句を言われることなく有給を取得できます。

また、僕のような独身者にも格安の保養所利用などの福利厚生が用意されていますし、家庭持ちだけが優遇されるというわけではありません。家庭持ちには、特に働きやすい職場ということです。

意見が分かれる部分も多々ある

基本給が毎年上がるのは嬉しいことですが、給与体系や会社の制度が結構な頻度で変わります。改正によって基本給が下がる可能性もあるため、常に安心できない状況に身を置かれるようです。そして、不安定なのは給与だけではありません。

たとえば、営業書類についての方針転換や会社としての方向性の転換などがあり、社員は度々それに巻き込まれています。

制度や方向性が変わることが多い、方針転換があるというのは「大手という安心感に胡坐をかかず常に変化を求める前向きな姿勢」と評価することもできます。ただ、不安定とも言える。意見が分かれるところでしょう。

また、何でも「社員一丸となって」取り組む姿勢が会社全体にあります。それが良い方向に転ぶこともあれば、人によっては悪いと言えるような方向に転ぶこともあるようです。

たとえば、会社がJリーグのタイトルパートナーになったときには「会社全体で応援するぞ!」と言われ、Jリーグ関係の出費が増えてしまったということがあります。サッカーが趣味なら楽しいかもしれませんが、興味がない人にとっては災難でしょう。

社員一丸となって努力をするというのはポジティブに捉えればチーム意識が高いアットホームな職場ということになりますが、ネガティブに捉えれば押し付けがましいとも言えます。

これも、人によって意見が変わるところですよね。

辞めるべき人、留まるべき人

最初に留まるべき人の特徴から語りますが、これについては二種類の人が当てはまります。

人より突出したい、お金を稼ぎたいという欲望がある人。
家庭のある人。

明治安田生命の人のモチベーションや向上心、欲望を煽ることの上手さを語りました。それは会社の策略とも言えるかもしれませんが、「俺は人より稼ぎたいんだ!」という大きな欲望のある人は、その策略にピッタリはまります。

人を逃がさないための策かもしれませんが、それに乗せられることで自らの欲望を叶えられるなら、乗せられたほうが良いでしょう。

比較的高めの基本給を得ながら、ノルマ達成による高い給料を目指せる…。

ガンガン稼ぎたい欲がある人にとって、なかなか得られない好条件だと思いませんか? 人より多く稼ぐために、ある程度の不安定さは必要。明治安田生命は給与体系の改正などがあって不安定ではあるものの、基本給という土台の安定感は大手三社のうちでもトップクラスと言えます。

だから、辞めれば後悔する可能性が非常に高い。

また、福利厚生の充実さから家庭のある人も様子を見たほうが良いと思います。ただし、家庭のある人にとって「不安定な給与体系」は大きな不安要素でしょうから、様子を見ながら努力をして、それでも成績がイマイチであれば辞めたほうが良いでしょう。

それでは、辞めるべき人についても語りたいと思います。

お金に対する執着心が弱い人。
根っからのサラリーマン。

お金に対する執着心が弱い人は明治安田生命に合わないというより、生命保険会社に合いません。生命保険会社の営業はどこへ行ってもギャンブル要素が強く、人より稼ぎたい欲の無い人にとってはデメリットが大きいんです。

また、サラリーマン体質な人は明治安田生命の営業職には合わないように僕は思います。

明治安田生命は大手でありながら常に変化を求めている社風があると、今回ネットで調査していて感じました。

「変化」という一種の刺激は、会社が健全に運営されるために大切なことだと僕は考えています。大手企業であるという安心感に胡坐をかき、変化を求めなくなれば会社は終わりです。ただ、それは運営側の理屈であって、働く側は違います。

正社員としてサラリーマンをするということには、どうしても「安定」というイメージがあるんです。

近年は正社員でも安心できない状況だとは言われていますが、それでもなお「他より安定している」という安心感があり、人はそれを求めて会社員になる。大手を目指す人が多いのも、大手の安定感を求めてのことでしょう。

彼らは「根っからのサラリーマン」と言えます。

そういう人たちは変化を求めがちで、給与体系も不安定な明治安田生命には合いません。

転職をしたほうが、自分のためになります。営業職の中でもメーカーの法人営業や、各業界のルート営業など不安定要素の少ない会社に移ったほうが幸せになれるでしょう。

明治安田生命の営業を辞めたい人へのアドバイスとして僕が言いたいことをまとめると、こんな感じです。
  • 「人より先を行きたい」上昇志向のある人間は、辞めないほうがいい
  • サラリーマン体質の強い人間は、辞めたほうがいい
  • 辞めるならメーカーの法人営業、各業界のルート営業が一番オススメ
  • 未経験職種への転職なら、転職エージェントに自分に適した職種を探してもらおう