明治安田生命の営業職を辞めたい… 転職するべき?我慢するべき?

生命保険大手の明治安田生命。

調べてみると、そこで働く営業職は「大手企業ならではの悩み・不満」と「保険会社ならではの悩み・不満」を抱えているようです。

そこで今回は、明治安田生命の営業職を取り巻く状況を分析しつつ、「転職」という選択肢について考えてみました。ぜひ参考にしてみてください!

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明治安田生命で働く人の口コミを調査&分析

※本ページは2017年9月6日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。

キャリコネ / Lighthouse

休みが多い

明治安田生命は大企業ということが理由だと思いますが、この会社は休みが多いようです。生命保険大手には軒並み当てはまる特徴なので、「生命保険」という商材を扱っていることも理由のひとつなのかもしれませんね。生命保険の営業が過労死したのでは、洒落になりませんから。

そのためか、休日は取りやすいようです。

口コミサイトには「働きすぎると注意を受ける」という声が多数寄せられており、企業全体として「休みを取る」習慣が根付いていることがわかります。休日出勤はあるものの、それが多くならないようにしてくれるというのはありがたいですよね。

営業にはどうしても休日出勤しなければならないことがあるため、「休日出勤してもいいけど働きすぎはダメ」というスタンスだとやりやすいですね。

給料体系が複雑

生命保険の営業は正社員であり個人事業主であるという考えで、基本給を下げて出来高による報酬を高くする会社が多いです。それはそれで悪いことではありませんが、基本給が高いほうが安心というのが本音ですよね。

口コミサイトを見る限りでは、明治安田生命は他社より比較的基本給が多いようです。

明治安田生命は、基本給だけでも食べてはいける程度の給料を支給しながら、ノルマ達成したらインセンティブをプラスし、ノルマ以上の仕事をすればもっとプラスするという給与体系となっています。

その分ノルマを厳しめに設定しているようなのですが、ノルマが達成できると給料はとても高くなるようですね。

必要最低限生きてはいけるし、基本給は年々上がっていくから年数に応じてやる気も出てくる。自分が努力をすれば、その分だけさらに給料も上がる…。やる気に満ちた営業職のモチベーションを保つ工夫がうまいですよね。

年々基本給を上げている上で歩合給をしっかり付け、向上心を煽っています。

「人よりたくさん稼ぎたい」という願望がある人や、稼ぐ理由がある人には良い会社と言えるでしょう。ただ、お金への執着が弱い人にとってはノルマ未達成でも生活できる分、モチベーションを保ちづらいかもしれません。

家族持ちに優しい

生命保険会社と言えば「福利厚生が充実している」イメージがありますが、明治安田生命も福利厚生は充実しています。口コミサイトによると、家族のいる人に優しい制度が充実しているようです。

たとえば「子供の就学祝い」に図書カードや商品券などが貰えたり、子供の教育資金の融資や住宅購入・リフォーム時の融資などが特徴的。男性で利用したという人はあまり見ませんが、育児休暇などにも理解が厚いです。

そして、家族関係のイベントや親の介護などでも文句を言われることなく有給を取得できます。

また、独身者にも格安の保養所利用などの福利厚生が用意されていますし、家庭持ちだけが優遇されるというわけではありません。家庭持ちには、特に働きやすい職場ということです。

意見が分かれる部分も多々ある

基本給が毎年上がるのは嬉しいことですが、給与体系や会社の制度が結構な頻度で変わります。改正によって基本給が下がる可能性もあるため、常に安心できない状況に身を置かれるようです。そして、不安定なのは給与だけではありません。

たとえば、営業書類についての方針転換や会社としての方向性の転換などがあり、社員は度々それに巻き込まれています。

制度や方向性が変わることが多い、方針転換があるというのは「大手という安心感に胡坐をかかず常に変化を求める前向きな姿勢」と評価することもできます。ただ、不安定とも言える。意見が分かれるところでしょう。

また、何でも「社員一丸となって」取り組む姿勢が会社全体にあります。それが良い方向に転ぶこともあれば、人によっては悪い方向に転ぶこともあるようです。

たとえば、会社がJリーグのタイトルパートナーになったときには「会社全体で応援するぞ!」と言われ、Jリーグ関係の出費が増えてしまったということがあります。サッカーが趣味なら楽しいかもしれませんが、興味がない人にとっては災難でしょう。

社員一丸となって努力をするというのはポジティブに捉えればチーム意識が高いアットホームな職場ということになりますが、ネガティブに捉えれば押し付けがましいとも言えます。

これも人によって意見が変わるところですよね。

明治安田生命を辞めるべき人、留まるべき人

最初に留まるべき人の特徴から語りますが、これについては二種類の人が当てはまります。

人より突出したい、お金を稼ぎたいという願望がある人。
家庭のある人。

明治安田生命の人のモチベーションや向上心、欲望を煽ることの上手さを語りました。それは会社の策略とも言えるかもしれませんが、「人より稼ぎたいんだ!」という大きな願望のある人はその策略にピッタリはまります。

人を逃がさないための策かもしれませんが、それに乗せられることで自らの欲望を叶えられるなら、乗せられたほうが良いでしょう。

比較的高めの基本給を得ながら、ノルマ達成による高い給料を目指せますからね。

ガンガン稼ぎたい欲がある人にとって、なかなか得られない好条件だと思いませんか? 人より多く稼ぐために、ある程度の不安定さは必要。明治安田生命は給与体系の改正などがあって不安定ではあるものの、基本給という土台の安定感は大手三社のうちでもトップクラスと言えます。

だから、辞めれば後悔する可能性が非常に高い。

また、福利厚生の充実さから家庭のある人も様子を見たほうが良いと思います。ただし、家庭のある人にとって「不安定な給与体系」は大きな不安要素でしょうから、様子を見ながら努力をして、それでも成績がイマイチであれば辞めたほうが良いでしょう。

それでは、辞めるべき人についても語りたいと思います。

お金に対する執着心が弱い人。
安定を求める人。

お金に対する執着心が弱い人は明治安田生命に合わないというより、生命保険会社に合わないと思います。生命保険会社の営業はどこへ行ってもギャンブル要素が強く、人より稼ぎたい欲の無い人にとってはデメリットが大きいです。

また、サラリーマン気質な人は明治安田生命の営業職には合わないように僕は思います。

明治安田生命は大手でありながら常に変化を求めている社風があると、今回ネットで調査していて感じました。

「変化」という一種の刺激は、会社が健全に運営されるために大切なことだと僕は考えています。大手企業であるという安心感に胡坐をかき、変化を求めなくなれば会社は終わりです。ただ、それは運営側の理屈であって、働く側は違います。

近年は正社員でも安心できない状況だとは言われていますが、それでもなお「他より安定している」という安心感があり、人はそれを求めて会社員になります。大手を目指す人が多いのも、大手の安定感を求めてのことでしょう。

そういう人たちは、変化を求めがちで給与体系も不安定な明治安田生命には合いません。

転職をしたほうが自分のためになると思います。営業職の中でもメーカーの法人営業や、各業界のルート営業など不安定要素の少ない会社に移ったほうが幸せになれるでしょう。

明治安田生命の営業を辞めたい人へのアドバイスとして僕が言いたいことをまとめるとこんな感じです。

  • 「人より先を行きたい」上昇志向のある人間は、辞めないほうがいい
  • サラリーマン体質の強い人間は、辞めたほうがいい
  • 辞めるなら、メーカーの法人営業や各業界のルート営業への転職がオススメ

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