TIS株式会社を辞めたいという人の意見を、openworkキャリコネカイシャの評判という企業口コミサイトに寄せられた「退職理由」や「不満点」などから見ていると、ある共通点を発見しました。

それは、「評価や制度に関する不満とそれに付随する不安」が多いということです。そういうところをメインに、TIS株式会社の退職理由をまとめながら転職先の選択肢をそれぞれ紹介しましょう。

エンジニアとしてエキスパートになりたい

自分が思い描くキャリアプランが会社の意向と異なるという理由で転職する人が、エンジニアに多いです。会社が求めるキャリアパスは、管理職になってマネジメント側に回ることなんですよね。

そういう人こそが評価される仕組みになっています。

「僕は・私は、エンジニアのエキスパートになりたいんだ!」と思っている人としては、その道に進むことを評価されないことに不満を抱くわけです。会社として「人材をマネジメント要員に育てること」はまったく不自然ではありませんが、最前線で働きたいエンジニアにとっては不自然に感じますよね。

そういう人には、TIS株式会社は合わない会社なのでしょう。

また、評価基準だけではなく、もっと根本的なところでエンジニアとして成長できないと感じる人も多いです。

たとえば、「エクセルマクロ案件だけをずっとやらされている。周りは新規画面の作成など成長に繋がる案件にアサインされているのに…」という不満。

ほかにも、「延々と下流工程の仕事をさせられる」というのも成長に限界があると感じる理由として挙げられています。確かに…上流工程を経験しなければ、エンジニアとしての成長はあくまでも下流工程のエキスパート止まりですからね。

下流工程の仕事が多いのは「客先常駐」という働き方のため、ある程度仕方がないのかもしれませんが…だからこそTIS株式会社が自分に合わないということなんだと思います。

客先常駐だから仕方がないということで言えば、「客先から言われたことをただやるだけのスタンス」に疑問を持つ人も多いです。積極的に提案をし、案件を高めることで自分自身も成長できるのではないかという理屈でしょう。

僕はその理屈に、激しく首をぶんぶん縦に振りたいです。

言われたことをやるだけのエンジニアは、SIer以外では生きていけないのではないでしょうか。

以上のようなキャリアプランの相違や成長限界に関する不満を解消するには、自分のキャリアのゴールを定め、そこから逆算して転職先を決めるのが最も効率的です。

そうすると、「違うSIerに転職する」「自分の望む業界で社内SEに転職する」「メーカーでエンジニアを行う」などの選択肢が自ずと見えてきますよ。

サービス残業が多すぎる

残業時間の長さは、アサインされるプロジェクトによりけりです。

比較的楽なプロジェクトに配属されれば残業は40時間以内にバッチリ収まりますが、無謀なプロジェクトだと月間80~100時間くらいの残業をすることになり、年間だとなんと1000時間を超えることがあるんですよね。

しかも、会社としては「残業ダメだよ!」というスタンスなので、上長が残業時間をカウントしないケースが多い!

年間1000時間にも及ぶ残業のほとんどがサービス残業だと考えただけでもう、倒れそうになります。

サービス残業というところで言うと、定時後の17時45分~18時までの15分間が休憩時間とされているけれど実際は業務中であることがほとんどという不満も挙げられているんです。

実質サービス残業タイム!

これは…あまりに不毛ではありませんか。

まず、残業時間が少ない会社に転職する必要があります。

そのうえで「残業代がしっかり出ること」を確認し、求人を選びましょう。

転職エージェントを利用すると、その確認がかなり簡単になります。転職エージェントは求人先企業の実態データを得ているため、「誤魔化しなしの実際の平均残業時間」「サービス残業の有無」を把握しているんです。

僕らはただ「サービス残業なし、残業時間は〇時間程度」と条件を告げれば、それだけでサービス残業地獄から解放されます。

給料の伸びがかなり悪い

エンジニアの中には、給料の伸びが悪いのはSIerの宿命だという声があります。アサインされるプロジェクトによって業務領域も成果も大幅に変わりますし、評価が難しいということが理由としてはあるのでしょう。

それなら社内SEに転職したほうが、正当に評価されやすく、給料も実力に応じて伸びるのではないかと思います。

また、事務系の仕事や営業職などにも給料の伸びが悪いという口コミが多いんですよね。

理由は、「定期昇給がほとんどなく、職位によって給与ベルトが決まる」という評価制度にあります。人によっては「永遠に年収が変わらない」ということがあり得るわけです。実力があっても職位が伴っていない人は、かなり損をしています。

自身の市場価値を「能力」「経験」「実績」などから徹底的に見極めて、転職活動を行いましょう。

転職エージェントに、客観的な意見を貰うのもアリです。自分だけではどうしても何かしらのバイアスがかかってしまい、過小評価や過大評価をしてしまいますからね。

そうして市場価値を見極めたら、「妥当な年収額」を転職エージェントに教えてもらってください。その年収額を提示している企業の中から、年次昇給や実力に応じた昇給・ボーナスがしっかりある企業の求人を選ぶことで、現在の不満は解消されるのではないでしょうか?

そのためには、業種や職種を限定しすぎないことが大事です。

キャリアアップも視野に入れたほうが年収は上がりやすくなりますし、SEはメーカー系・ユーザー系・独立系など種類問わず考えた方がさまざまな求人から自分の条件にドンピシャな求人を複数選ぶことができますから。

視野をグワッと広げ、転職を成功へと導きましょう。