特定のパソコンスキルを持っている、もしくは、パソコンスキルの吸収には自信がある。

ニート状態の人の中にはそんな人が多いかと思います。

就職するならパソコン関連の仕事が良い!という人もまた多いでしょう。

今回は、パソコンスキルを活かせる(伸ばせる)仕事の中からニートが就職しやすいものを紹介します。

ニートからパソコン関係の仕事に就いて成功した人の話

これは、ニートからパソコン関係の仕事に就いて幸せに生きている人の話です。その人は20代後半の、宮下くんという男。

宮下くんは高卒ニートという、決して良くはないステータスを持っていました。そして、彼に与えられた環境というのはお世辞にも良いとは言えない環境だったんです。

彼の小学生時代は順風満帆。舞台には出たがるし、作文発表の時間が何よりも楽しみという目立ちたがりで外交的な性格をしていました。ところがある日、万引き冤罪に遭い、中学ではいじめを受け、性格は一転、内向的で消極的になったんです。

親は冤罪のとき庇ってくれないどころか、お店の人よりも激しく彼を問い詰め、怒った。それから家で何かが起これば、なんでもかんでも彼のせいにされたんです。そんな毒親を持ち、友達もおらず…。

彼は誰にも理解されることがありませんでした。

宮下くんは「ニートになったのは自分の弱さのせいだ」と言っていましたが、「環境が彼をそうさせたのだ」と僕は思います。

ニート時代は毒親に会いたくない一心で部屋にこもり、親が仕事に行っている間にインスタントのご飯を作り、生活していました。

だけど、そんな生活も我慢の限界。

「働いて、この家を出たい!」

しかし、宮下くんにはアルバイト経験すらもなく、内向的な性格から営業や接客などの仕事はできませんでした。

「パソコンを使った仕事ならできるのでは?」

日がな一日使っているパソコンを使う仕事をすることを決意。

だけど、何か特別なソフトが使えるわけでもなく、もちろんプログラミングができるわけでもありません。WordとExcelも高校の授業で習った程度のスキルだったので、特別パソコンが得意ということはなかったんです。

しかし、彼は諦めずに求人を探し続け、面接を受け続けました。

面接に落とされた回数は8回、9回目でついに内定ゲット…!

就職先は、事務関係の仕事だったんです。たまたま地元企業が事務職員を募集していたところ彼が応募し、見事合格しました。

初任給は額面で月給20万円、ボーナスも福利厚生も年次昇給もアリ、年間休日120日と決して悪くはない条件です。

就職を報告したところ、彼の両親は「やっとか」と一言だけでした。それでも彼には就職したことが嬉しかったし、お金を少しずつでも貯めて親元を離れられるということが希望になったんです。

1年後、宮下くんは地元企業の近くに引越し、充実した一人暮らしをしています。

どれだけ環境が悪くても、スキルが乏しくても、「ニートからパソコンを使った仕事に就職」して幸せな生活をつかみ取ることはできる!

勇気と自信を持って、就職活動に臨みましょう!

ニート期間があっても就職しやすいパソコンスキルを活かせる(伸ばせる)仕事

1.事務関係

先ほど語った話の中で、宮下くんが就職したのが事務関係の仕事です。

事務と言っても、一般事務・経理事務・営業事務など種類がありますが、僕がオススメしたいのは、一般事務と経理事務です。

一般事務の仕事内容は書類を作成したり、印刷した書類をファイリングして管理したり、顧客情報などをデータとして入力したりすること。

求められるパソコンスキルは、WordとExcelを扱えるということです。Wordは高校の授業でも習うような範囲のスキルがあればいいし、Excelは関数を扱う必要はあるものの仕事をしていく中で随時調べることができます。

入社時にはそこまで高いスキルを求められないから、「パソコン関係の仕事かなあ」と漠然と考えているニートの人にはぴったりなんです。

そして、経理事務の仕事は経費などの「お金」に関する情報をデータとしてまとめ、決算書類を作成すること。使うソフトは会社によって異なりますが、最近はクラウド会計ソフトという入力が簡単なものを導入している会社が増えています。

そういう会社を選べば、簿記関係の知識は最低限必要なものの、仕事をしながら覚えられる程度なので楽です。

また、一般事務も経理事務も300万円程度が平均年収となり、年次昇給やスキルの定着などによってゆくゆくは年収400万円以上も目指せます。条件が悪い仕事ではないところも、オススメポイントです。

2.ライター

文章を書く仕事、それがライター。

必要なパソコンスキルは「ブラインドタッチ」程度です。文章力は必要になりますが、案件ごとにフィードバックを得ながらある程度は鍛えることができます。そして何よりも、家にいながら仕事ができるという点がグッドですよねえ。

また、勤務形態には「在宅・常駐バイト(時給制)」「在宅・常駐社員(月給制)」「業務委託(歩合制)」と、さまざまな種類があります。

業務委託は自分のペースで仕事ができるものの、稼ぎが自分次第となり、不安定です。ひとつの会社と専属契約をするなら月々20万円程度は案外簡単に稼げますが、クラウドソーシングサイトを使い案件ごとに契約する形ならそれすら難しい。

不安定でも無理なく働きたい人は業務委託、安定した稼ぎを得たいならバイトまたは社員という働き方を選びましょう。

3.動画編集

動画編集=テレビと思うかもしれないけれど、動画編集の仕事は、何もテレビだけではありません。

  • 広告代理店
  • Youtuber事務所
  • 挙式・披露宴向けの映像制作会社
  • イベント会社

広告代理店は敷居が高そうに感じるかもしれませんが、挙式・披露宴向けの映像制作会社はニートからの就職ハードルがそんなに高くはありません。中には編集未経験OKという求人も結構ありますしね。

そして何よりも、動画編集に求められるスキルというのは働きながら得られるものです。

編集ソフトは会社ごとに使うものが違うし、業種によってどんな動画を作るのかも違ってきますよね。だから、経験の有無にかかわらず「うちではこういう編集をしていることが多い」と教えてもらうことになるんです。

そのときに編集ソフトの使い方も教えて貰えるから、「ちょっとパソコン使える」程度の人でもしっかりと覚えられます。

しかも、月給25万円を下限とする求人が多いから、ニートから月給25万円という好待遇が得られる!

案外穴場なのかもしれません。

4.ECサイト運営

ECサイトというのは、簡単に言えばネットショップのことです。

ECサイトの運営に必要なスキルはいろいろありますが、最初は「商品の登録作業」や「発送」「メールによる問い合わせの返信」ができればOKということがほとんど。特に、楽天市場を使っているタイプの会社ならデザイン関係のスキルは必要とされません。

しかも、楽天の商品登録は簡単ですし、使うHTMLの種類もそんなに豊富ではないので入社時点でHTMLが扱える必要はないんです。

また、そういうところは小規模な会社が多いので求人は決して多くないものの、競争率も低めなのでニートだろうと十分就職を狙えます。

ただし、給料は決して高くはなく、18万円スタートがほとんどです。給料が上がるかどうかは、そのショップの売上の伸び率次第というところがあるので、あまり安定的に昇給していくことは望めないということを知っておきましょう。

ニートからの就職先として選ばないほうがいいパソコン関連の仕事

これまで、パソコン関係の仕事がしたいニートにオススメの仕事を紹介してきましたが、逆に「こういうのは選ばないほうがいい」という仕事もあるんです。

特定のソフトや言語が使えない人は、次のような仕事は選ばないほうが無難ですよ。

Webデザイナー、プログラマー、SEはスキルの習得難易度が決して低くはありません。当然、それなりの期間が必要になります。そして、デザインやプログラムというものはどんどん新しい形式のものが出てくるため、常に学び続ける努力が必要です。

これは、あまりその仕事に興味が無い人にとっては厳しいのではないでしょうか。

そして、パソコン教室の講師は基本操作だけでも雇ってもらえるとは思うけれど、ニートがいきなり人にものを教える仕事をするのはやはりハードルが高いです。

パソコンの仕事がしたいと考えているニートは、外交的ではない人が多いでしょうから。

僕がオススメした仕事というのは、入社時に特別なスキルが必要ないものや、会社によって異なるシステムやソフトを扱う仕事ばかりです。

これらは「基本操作だけでも雇ってもらえる」ということや、「会社ごとに違うから入社後にしっかりと研修をしてくれる」ということがオススメできる最も大きな根拠になっているんですよ。

それを考えれば、あなたが幸せになれる道がどういう仕事の先に続いているのかが、おのずと見えてくるのではないでしょうか。