ニートにもそうじゃない人にも、就職先として大人気な事務! マイペースに働けるイメージや、コミュ力があまり必要ないイメージなどが人気の理由でしょうね。

昔は女性の仕事とされていましたが、今は男も女も関係なく事務職になる人がいます。

ただ、ここで問題なのが「ニートから事務職に就職するのはどのくらいの難易度か」ということ。

その答えを含め、ニートから事務になるために知っておくべきことを一挙紹介したいと思います。

事務職の種類をザックリと紹介します!

  • 一般事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 貿易事務
  • 医療事務
  • 総務
  • 人事

一般事務は、書類の作成や管理をしたり、電話対応をしたり、郵便物を仕分けしたりといった「事務作業」と言ってイメージするような仕事ほぼそのままの業務を行います。

求人数も事務の中ではトップクラスです。

営業事務は、営業マンのアシスタントとして見積書や請求書の作成やスケジュール管理などを行います。

そして、経理事務は売上管理・経費の精算と管理・年末調整などのお金に関わる仕事を行う事務職です。年度末には毎回大忙しになります。正確性とスピードとの両立がものすごく重視される仕事ですね。

ここからは少し変わっているものを紹介しましょう。

貿易事務は、名前のままですが、輸出・輸入関係の手続きをする仕事です。英文のスキルが必要になります。

また、医療事務は病院やクリニックなどで働き、カルテの管理や受付・会計、医療費の請求業務などを行う仕事です。

そして、ここからは「事務と呼ぶ派と呼ばない派」がいる微妙な立ち位置の仕事になります。

総務は「その会社で他に扱う部署がない業務」全般を行う部署です。たとえば、人事部がなければ人事や労務管理をするし、社内イベントなどをするときは必ず総務に投げられるし…。会社ごとにやることが変わる面白い部署ですね。

人事は、採用活動や部署間の人員調整などを行う仕事です。会社によっては社員の残業や福利厚生などの労務管理は違う部署がしていることもあるし、人事が担うこともあります。

以上を全部まとめて、事務職…!

それぞれで微妙に年収の幅は違ってくるものの、全部まとめた相場は年収300~350万円程度と言われています。

ニートから事務職に就職するために

1.事務職は、実はかなり転職難易度が高い

事務職は求人数が少ないんです。

営業職などの総合職と比べれば、事務職は離職率が低いんですよ。そして、そもそも営業よりも人数が少ない会社がほとんどです。だから、事務職の中途採用求人はなかなか出回らず、求人数が少なくなっているんですよね。

その上、人気が高い!

ニートじゃなくても、事務職は経験が無いと転職難易度が高い仕事だと言えます。その上ニートというバッドステータスを抱えて、十数人・数十人というライバルと戦わないといけないのだから、かなり絶望的です。

特に女性に人気で、実際に事務職は女性率が高く、男性はさらに厳しい状況になります。

しかし、不可能とは言い切れません。

たくさんお祈りされるでしょうし、最初から満足のいく待遇は得られないでしょう。

それでもめげずに応募しまくれば、可能性があります。

そして、これから僕が語ることを実践することで、その可能性はさらに高くなるでしょう。

2.バイトや派遣から仕事を始める

事務職の正社員求人は倍率が高いため、未経験ニートだと落とされる可能性が高い。

ただ、アルバイトや派遣は正社員に比べて採用率が上がります。それに、総合職など違う職種の正社員から事務に転職する人は、正社員を前提として転職活動をしているんです。アルバイト・派遣・契約社員を目指しているのは、育児のためなどの理由がある人くらい。全体数はかなり下がります。

だから、ニートでも可能性が十分あるんです。

それに、正社員の求人に応募するよりも選考方法が単純だから、短期間でバンバン応募しやすいので数打てば当たる作戦もしやすくなります。

アルバイト・派遣・契約社員などで事務の経験を積めば、ニートというバッドステータスが消えるだけでなく、「経験アリ」として転職が可能になる。

正社員への道が、大きく開かれるわけです!

3.資格の勉強を始めておく

わざわざ資格を取得し終わった後に就職活動を始める必要はありませんが、今からでも資格の勉強を始めておくと良いですよ。

ニート期間の説明にも使えるし、それだけ意欲があるということをアピールできますからね。資格は最も汎用性が高いMOS(Microsoft Office Specialist)をオススメします。

事務関係の資格では難易度が低い割に、多くの事務職で使える「Excel」「Word」のスキルを証明するものとして信頼度が高く、コストパフォーマンスが良いんですよ。

また、資格の勉強はニートからいきなり正社員を目指す人だけじゃなく、アルバイトなどから始める人にとっても活きるものです。非正規雇用で働いている間に、資格の取得が終わりますからね。

取得後は、実務経験と資格の両方の武器が手に入る!

あとは、自分がキリが良いと思ったところで正社員に転職するか、その会社での正社員登用を訴えかけるかの二択になります。

4.事務職の面接で受かるコツ

事務職の面接で受かるコツは、とにかく具体的にPCスキルを伝えることです。

Excelを使えると言っても、どこまで使えるかが問題ですよね。

たとえば、「関数が組める」とアピールするときには、どのレベルの関数までなら扱えるのかをしっかり話すことが大切です。「関数ができます」だけでは「どうせSUMくらいだろう?」と低く見られるか、逆に高く見られすぎる可能性がありますから。

以上のような自分のレベルがわかりやすい伝え方を、各ソフトウェアごとにやってください。

あなたが結構なレベルまでソフトを扱える人なら、あなたを雇うメリットが伝わりやすく、受かりやすくなります。

そして、具体的に語ることでスキルがあるという印象を強くし、ニートという悪印象を弱くする効果もありますよ。

また、求人に「どの程度Excelを扱えればいいのか」が書かれているケースが多いです。

応募するときには、提示しているレベルが自分のレベルより若干低めのものを選ぶと、採用率が上がります。

低すぎると待遇が低くなり、退屈になり過ぎる。逆に高すぎると採用確率が下がるし、採用されたとしても付いていけるかどうかがわからない。

ちょっと低めのレベルなら「提示されている条件を満たしたうえで、+αのメリットを会社に与えられる」というアピールになりますから。

番外編:男性は経理や総務だと可能性が高い

男性は、事務職の中でも経理や総務になる人が多いです。

経理は、会社経営のために非常に重要なポジションであるため、雇用の安定性が欲しい。そこで、ライフステージに合わせた休職や退職が少ないだろう男性を、ある程度は採用しておかないといけないため男性を雇いたがります。

また、総務は力仕事を含むこともあるし、人事をも担う会社だと、経理と似たような理由から男性を置きたがる傾向がある。そうでなくても、総務が担う業務の幅は広すぎるので、男女両方いた方が都合がいいんです。

ニートというだけで就職が難しい事務職…「男だから特に不安」というのなら、経理や総務を選びましょう。

ニートが事務職に就職したら、その先のキャリアはあるの?

ニートをしていると、「とにかく脱ニートをしたい」と焦る気持ちと、「先が不安」という気持ちとの両方が襲ってきますよね。

そこで、将来性がある仕事がしたいと考える人が多いでしょう。

僕が思うに、事務職の将来性や「その先のキャリアの有無」は自分次第です。そのことに関して、これからじっくりと語りたいと思います。

まず、事務職の中で最もキャリアプランを立てやすいのは、経理なんですよ。

経理は簿記の資格を取り、その等級を上げることで業務範囲が広くなります。そこから、税理士や公認会計士といった国家資格を取得することで、さらなるキャリアアップが可能なんです。

会計事務所に入ったり、監査法人に入ったり、税理士として開業したり、コンサル企業に入ったり、選択肢が豊富で自由自在…。

また、営業事務も「営業職」という次のキャリアがすぐ見えるので、楽にキャリアプランが立てられますね。

ただ、医療事務や一般事務などはそこから直接繋がるキャリアが無いため、先が見えづらいんですよ。

ここで「自分次第」ということになるわけです。

事務全般に言えることなんですが、脱ニートして事務経験があるというだけでキャリアは派生していきます。たとえば、営業職は社会経験があるだけでも雇われやすくなるし、さらに営業事務が居ない会社を選べば、事務経験が少なからず役に立ち、転職のハードルが下がる。

営業を経験すれば、「事務処理能力」「調整能力」「提案力」「分析力」などを活かして違うキャリアの派生も考えられます。

事務職は将来性が低いと言われがちですが、キャリアをどう派生させていくかの戦略次第で「その先のキャリア」の可能性が広がるポテンシャルを秘めているんです。

以上を踏まえて、ニートから事務職への就職についてじっくりと考えてみると良いのではないでしょうか。