30代の女性ニートが就職を成功させるためには、ちょっとした戦略が必要です。

30代女性ニートが就職しやすい仕事を選んだり、会社があなたに抱く不安を和らげたり。そういうことをしっかりと行えば、脱ニートして人生を再び陽のあたる道に導くことができるんです。

逆に言えば、「今就職しないと人生は暗いまま」ということ。

そこで、このまま就職せず過ごすとどういう末路が待っているのかということと、それを回避するための就職戦略を紹介しましょう。

30代女性ニートが辿る末路

30代女性ニートに対するアドバイスは、それを語る人によって様々です。

ネットを見ていると「いざとなれば結婚」「最終手段は結婚」という意見が見られます。

ただ、「それってどうなの?」と僕は思うんです。30代女性ニートが就職することなく生き続けて、結婚できるという保証はどこにもありませんよね。

現代日本は共働き社会ですよね。共働き社会は、今後ますます加速していきます。若い世代がなかなか結婚しないと言われていますが、それは「経済的余裕がない」からです。老後の年金すらも「支給できないかもしれないから自分で貯蓄してね」と言われていますしね。

その状況で結婚をしようとすれば、共働きしかなくなります。

男女問わず、「ある程度の稼ぎがあること」を条件に結婚相手を探す人が現在も多いし、今後はますますそうなるわけです。

つまり、30代女性ニートがこのまま就職できず時を過ごせば、結婚できない可能性が高まる。

結果、待っているのは「ゆるやかで孤独な死」。

また、40代以降は選べる仕事の幅が減ります。

理由はさまざまです。

「キャリア形成が難しくなる」とか、「男性と違って体力仕事は選びにくい」とか、そういうこと。男性は40代・50代以降に警備でガッツリ働いたり、工場で働いたり、体力があれば働ける仕事を選ぶ人がいます。

ただ、そういう仕事は男性率が高い上に「女性は男性より体力がないイメージ」があるため、40代を超えた女性は雇われにくいでしょう。

だから、女性ニートの選択肢は男性ニートのそれよりも40代以降は少なくなってしまいます。

結婚も就職も難しくなる前に、脱ニートしてしまいましょう。

そこで、脱ニートするための戦略をこれからじっくりと紹介します。

30代女性ニートに企業側が抱く不安を先回りして攻略

1.結婚やライフイベントに関する不安

会社が女性に抱く不安に「結婚」があります。

「新卒入社の人でも結婚の可能性があるじゃないか」と思うかもしれません。それはそうだけど、会社は「まだ先の話だから」と考えるんです。

ただ、30代になると違います。

「結婚」という二文字がより現実味を帯びてくるんです。

実際、婚活をしている30代女性は大勢いますよね。

だから、会社は30代女性の結婚に対して敏感になるんです。結婚を機に辞められる可能性が高いと判断すると、会社はあなたを落とします。

ここに、「ニートに勤まるだろうか」「長く働いてくれるだろうか」という不安が重なるんです。

「結婚を考えているから就職するのでは?」「早く相手を見つけて退職しようと思っているのでは?」と会社は勘ぐります。

そして、「結婚のご予定は?」と聞いてくる可能性が高いです。

結婚したいのに「結婚しようとは思っておりません」と言うのはNG。いざ結婚したときに「あのときの話は嘘だったのか!」と言われてしまいます。最悪の場合、干されたり、クビになったりするかもしれません。

ここでは、「いずれ結婚したいとは思っておりますが、それでも仕事は続ける予定です」と語りましょう。

大切なのは「結婚を急いでいるわけではない」「結婚前提の就職ではない」ということを伝えることです。

2.キャリア形成に関する不安

30代ニートには男女問わず、キャリア形成に関する不安がつきまといます。

会社や職種によっては、「女性のキャリア形成」にあまり取り組んでいないところもあるでしょう。

ただ、働く女性のための制度などを設ける会社ほど、女性のキャリア形成に真剣です。つまり、女性にとって働きやすい職場を選ぼうとすればするほどに、この問題は大きくなるということなんですよ。

そんな「女性のキャリア形成の課題」は、《結婚や出産に伴う休業》と《子育て中の突然のお休み》でしょう。

20代から人材を育てていけば、育児休業後や育児が落ち着いた後にも十分活躍できるくらいのキャリア形成ができます。

ただ、30代からキャリア形成をするとなると、時間が足りないのではないかと不安になるんです。

休業や子育て中の働き方の変化などを前提として、男性よりも長期的にキャリアを捉えていますからね。

この不安をやわらげるのは、難しいです。

自分自身のその職業への適性を必死にアピールし、「30代だけど物覚えはいい」「こういう能力を活かせるから早く一人前になれる」と相手に思わせるしかないのではないでしょうか。

30代女性ニートが就職しやすい仕事まとめ

1.事務

事務は30代ニートが就職しやすい仕事の最たる例です。

事務は女性率が高く、年齢層もさまざまですからね。30代女性を受け入れてくれる会社はたくさんあります。

さらに、事務の仕事の多くはルーティンワークです。

ルーティンワークというのは、毎日決まった流れで行う作業のこと。

事務の仕事は書類作成と保管、データ入力と管理、電話対応などが主となります。

書類にはテンプレートがあり、データの入力方法もマニュアルがあるんです。そういう決まった流れに沿って作業をします。電話対応は受け答えかたのマニュアルくらいは用意されていることが多いです。

ここはルーティンではありませんが、難しい仕事ではありません。数をこなせば慣れます。

以上のように、事務職は30代女性の就職確率が高い上にルーティンが多いため、元ニートでも働きやすいというわけです。

いきなり正社員になるのが不安なら、派遣社員から始めるという手もありますよ。

2.飲食

飲食は経験関係なく人を雇うことが多い業界です。

人材不足の会社や店舗が多いですからねえ。仕事内容的にジェンダーが絡むこともありませんし、男女ともにニート脱出しやすい業界と言えます。

しかも、飲食業界は出世スピードが早いんです。

30代女性のライフイベントなどを考慮しても、人材育成やキャリア形成に時間が足りないということはないでしょう。

店長候補の求人でも「未経験歓迎」「女性歓迎」としているものがたくさんあります。

キャリア形成を考えたい人は、そういう求人で脱ニートしてもいいのではないでしょうか。

3.介護職員

介護職員は30代どころか、40代・50代の女性が再就職するときに選ばれることが多いです。

介護職員は全国的に人手不足の状況が続いています。年齢関係なく受け入れられやすいというのが、人気の理由のひとつです。

さらに、介護職は無資格未経験でも雇われる可能性があります。キャリア形成に関する不安も施設側はあまり抱かないんです。

介護職には、さまざまな資格があります。

就職後最初に取ることになるのが、介護職員初任者研修です。これは最短1ヶ月程度で未経験からでも取得できます。この資格を取得することで本格的な介護ができるようになるんです。

この資格の取得ハードルが低いことが、無資格歓迎の求人が多い理由ではないでしょうか。

ちなみに、就職前にとっておくこともできますよ。

そして、ある程度の経験を積んでから取ることになるのが介護福祉士です。そのあとは進みたいキャリアに応じてケアマネージャーなどを取ります。

以上のように、介護職にはさまざまな資格があり、資格がそのままキャリア形成につながるんです。

基本的に、「キャリアアップしたければ自発的に資格を取ってね」というスタンス。

一般企業だと、キャリアアップさせるためにさまざまな仕事を与えたり、人事異動をしたりという手間がかかります。

一方、介護の場合はそういう面倒を施設側がみることがありません。ケアマネージャーなどは大勢必要なわけではないですし、施設側は「介護士」のままでもいいと考えます。ケアマネージャーなどが欲しいと思っても、それは20代などを育成すればいいわけです。

年齢によってキャリアに対する考え方を分けているとも言えますね。

だから、キャリア形成に関する不安を抱かないんです。

また、介護職はブラックなイメージがあるかもしれませんが、近年は待遇改善の動きが活発になってきています。

ブラックなイメージが付きすぎて、まともな待遇にしないと人が集まらなくなったんでしょうね。

今後はますます待遇が良くなる可能性があります。キャリア形成もあなたの自由です。介護職は30代女性ニートにとって、就職しやすい上に「働きやすい」仕事と言えるのではないでしょうか。

4.看護助手

看護助手は、病院やクリニックなどで看護師の補助をする仕事のことです。

具体的には、患者の食事・入浴・排泄介助、シーツやタオルの交換や管理、薬剤・物品・医療器具の運搬と準備などなど。

医療行為は行わないので、資格は要りません。

また、看護師を目指すための足がかりにする人もいますが、看護助手として長く働く人もいます。子育てのために日勤のみで働きたいという希望から、看護助手になる人もいるんです。

30代看護助手、40代看護助手というのはよくある話。

仕事内容も覚えやすく、年齢がマイナス点になりにくい。

だから、看護助手は30代女性ニートが就職しやすい仕事と言えるんです。

ここで語ったような仕事を含めて、自分にとって就職しやすく働きやすい仕事を探し、ニート脱出しましょう。