ニートがゲーム業界への就職を成功させるには ~会社の選び方や待遇の目安などを解説~

ゲームが好きなニートに朗報です!

ニートだろうと未経験だろうと、ゲーム会社に就職する方法があります。

その方法とは? ニートがゲーム業界に就職するときに知っておくべきこととは? ゲーム会社に勤めている知り合いに聞いたことも交え、それらを徹底的に語りたいと思います。

これを読んで、ゲーム業界に就くための第一歩を意気揚々と踏み出しましょう!

ニートがゲーム会社への就職を目指すための前提条件

1.ハードルが低い職種を選ぶこと

ニートがゲーム会社に入るには、とにかくハードルが低い職種を選ぶことが大事です。

たとえば、イラストレーターやキャラモデラーなどは超人気。求められる技術も高く、相当優秀な実力が無ければ、ニートからの就職は難しいんです。そういうものを目指したい気持ちはわかるけど、業界での経験を積み、実力を上げてからにしましょう。

デザイン関係の技術を持っている人なら、エフェクトから入ると良いと思います。

「エフェクトやりたいです!」と言って、ゲーム会社に就職する人は少ないですからね。それは新卒でも中途採用でも変わりません。だから、会社の中でも比較的不足しがちなポジションと言えるため求人をゲットしやすいだろうし、人気が低いから競争率も低くなります。

エフェクトから経験を積みながら、社内で3Dモデルを作りたい・キャラを作りたいと言い続けていれば、ゆくゆくはそういうポジションをゲットすることも可能ですよ。

また、プログラマーに関してはそういう「ハードルが低めのポジション」が無いのがネックです。

ただし、プログラマーは不足傾向にあり、求人が比較的たくさんあります。求人に「この言語が必要」と書かれているため、自分の習得言語に会わせて求人を選べば、十分にチャンスがあるのではないでしょうか。

あと、ゲーム会社に就職するときに「アピールすればスゴク強い技術」があります。

3Dアニメ、Unity・アンリアルエンジンです。

そこらへんを扱える人だと、ニートや未経験というハードルを飛び越えて就職しやすいため、段階を踏まずとも自分が希望するポジションを目指しやすいのではないでしょうか。

2.とにかく作品を作っておくこと

ゲーム業界というのは、学歴よりも、職歴よりも、作品の比重が高いです。

だから、技術さえあればニートでもチャンスがあるんだけど、技術があっても作品が無ければ門前払いを食らいます。イラストにしろ、エフェクトにしろ、3DCGにしろ、プログラミングにしろ、何かしらの作品を用意し、ポートフォリオを作らないといけません。

たとえば、プログラミングをアピールするなら、Unityでゲームを作ってみると良いでしょう。

全部一人で作るのは素材などの関係上難しいと感じるかもしれませんが、Unityは素材の販売などもしているため、そういうところから拾ってくることができます。自作するとしても、アピールするのはあくまで「プログラミング」であるため、そこに力を割く必要はあまりありません。

要は「Unityでゲーム作成ができるプログラミング技術がある」と判断されればいいわけですからね。

そして、ゲームを作れば、ゲーム作成の流れを知っているというアピールポイントも作れます。

また、モデリングができるなら、Unityのアセットを作るという手もあるでしょう。

Unityを扱える人の需要が高いこともあるし、これから作品制作をするなら、かなり良い選考対策になると思いますよ。

その分、Unityの勉強をしなければならないという労力がかかりますけどね。

あとは、最近は趣味で作成した3Dモデルの制作風景を動画にし、ポートフォリオとして提出する人も多いです。

現在Youtubeなどでそういう活動をしているなら、それがそのまま使えます。

自分のアピールしたい技術や、自分の好みに応じた手法でポートフォリオを作り、効果的にアピールしましょう!

3.応募するタイミングと、求人探しに注意!

ゲーム業界は、プロジェクト単位の契約で大量の人材を採用することがあります。そのとき、経験者だけだと人が集まらないため、未経験者も採用することが多いです。もちろん、ニートだろうとあまり関係ありません。

じゃあそのタイミングはいつなのかということですが…。

新卒採用に向けて動き出している時期や、新卒採用後はよほど優秀な人ではない限り採用されません。

それはゲーム業界に限った話ではないんですが、そこから考えると、秋に求人が増えるだろうことが予想できます。

また、常に求人をチェックしておき、求人ごとに「新規プロジェクトのため…」「大規模プロジェクト」というような文言が書かれていないかを注意深く見るというのも、就職のタイミングを伺う方法として効果的です。

そして、最近は急場で人材が必要なときにSNSを使うゲーム会社も多くなってきました。SNSもしっかりチェックしておくことで、ニートからゲーム会社に就職するチャンスは多くなりますよ。

ゲーム会社の人間に聞く「ゲーム業界への就職Q&A集」

福岡の某ゲーム会社で、イラストレーター・3Gモデラ―として働いている知り合いがいます。彼女に「ニートがゲーム業界に就職するとき、どういうことを知るべきか」を聞いてみたので、その内容をQ&Aとして紹介しましょう。

Q1.デバッガ―から正社員になれる?

ニートからゲーム会社に就職するためには、正社員だけじゃなく「アルバイト」から入ることも視野に入れた方が良いんです。

ゲーム会社でアルバイトの求人が出回っているものというと、デバッガーを思い浮かべる人が多いと思います。

じゃあデバッガーから正社員になる道があるのかということですが…これは非常に難しい。ただ、ゲーム会社にいる知り合いが言うには「不可能とまでは言いきれない」そうです。

道があるとすれば、まずデバッグリーダーになること。

デバッグリーダーの仕事は、デバッガーたちの取りまとめ・工数の洗い出し・スケジュール管理・そのほか調整業務など、管理側の仕事です。

ディレクターの仕事と似ており、運が良ければ、その経験と実績・実力を買われて、ディレクターに正社員として転向できる可能性があります。

さらに、デバッグの道はプログラミングに通じているため、プログラマーへの転向もデバッグリーダーだと可能性が高いです。

また、デバッグリーダー経験をアピールし、ディレクターやプログラマーとして転職するという道もあります。

その際はやはり規模が大きい会社だと難しいです。言ってしまえば「バイトリーダーやってました!」と同程度のアピールポイントですからね。

最近ゲーム事業を始めた企業なら、微々たるアピールポイントでも高めに買ってくれる可能性があるのではないでしょうか。

ただし、そもそもデバッグリーダーは結構規模が大きめの会社にしかいない傾向があります。規模が小さい会社だと、デバッガーの取りまとめはプログラマーやディレクターが行うんですよ。

技術があるなら、自分の技術分野でアルバイトなどの非正規社員を募集している求人に応募したほうが手っ取り早いのではないでしょうか?

Q2.ニートがゲーム会社に入ったときの初任給は?

会社によってバラつきがありますが、15万円程度が一般的です。

中には月給10万円というケースもあるんですが、そういうところは全然人気が無いのでニートでも採用されやすい傾向があります。10万円あれば実家暮らしなら生活していけるレベルだし、技術を磨くという目的なら、敢えて給料が良くない会社を選ぶのも手ではないでしょうか。

そもそも、ニートがいきなりゲーム会社で待遇が良いところに入るのが難しい話なんです。

最初は低いところから、コツコツ積み上げて成り上がっていきましょう。

Q3.技術が無い人間がゲーム業界に入るには?

事務、経理、プロモーションアシスタント、デバッガーあたりが未経験OKの求人が多く、特別な技術が不要な仕事です。

プロモーションアシスタントというのは、営業事務や秘書的な仕事を行う人のこと。普通の事務職や経理よりも、ゲーム業界の内情に近づけるのでオススメです。

技術が無いなら、デバッガーから正社員を目指す道を取るのもアリですね。技術がある人にはオススメできないと語りましたが、無ければ話は別ですから。

とりあえず「ゲーム業界に入って、仕事をする」ことでニートというバッドステータスを消しながら、ゲーム業界に入社したという事実を得ることが大事です。

あとは、働きながら自分の時間を使って技術習得を目指しましょう!

【おすすめ】ニートから抜け出したい人に読んでもらいたい記事

【おすすめ】ニート脱出に強い就職支援サイト2選【就職率は80%以上!?】

続きを見る

これを読んでいただけば、自信を持って就職活動を始めることができると思います。ぜひ参考にしてみて下さい!

-ニート脱出