新聞配達の仕事は、ニートにオススメできる面とオススメできない面とが両方かなり大きいです。

何も考えずに「脱ニートに良さそうだから新聞配達しよう」という選び方をしては、大けがをしてしまいます。オススメできる働き方は限られているし、中にはオススメできない人もいるわけです。

その基準と、ほかに新聞配達に関してニートが知っておくべきことをまとめてみたので、紹介しましょう。

ニートから新聞配達に就職するなら正社員?バイト?

新聞配達が楽と言われる理由。

  • 労働時間をコントロールしやすい
  • 接客がない
  • 職場の人間とすらほとんど話さない

新聞配達員の労働時間はかなりわかりにくいので、新聞配達の仕事に就いたときの生活をシミュレーションしてみたいと思います。

  • 午前1時15分:出社
  • 午前1時30分:ミーティングと広告の折り込み
  • 午前2時30分:朝刊の配達を開始
  • 午前5時:帰社
  • 午前6時:帰宅と就寝
  • 正午:起床、食事と出社準備をする
  • 午後1時45分:出社し夕刊の配達準備をする
  • 午後2時30分:夕刊の配達を開始
  • 午後5時:夕刊の配達を終え、自由時間突入

以上が、正社員として働く場合のシミュレーションです。

間にかなりの自由時間がありますが、この自由時間がニートにとっては、意外と落とし穴になるんですよ。仕事の時間が1日に2回あるというだけでだるいのに、長すぎる自由時間があることで「怠ける口実」ができます。

自由時間を自由にだらだらと過ごし過ぎて、やる気が無くなるわけです。

実際に、自由時間にバックれるニートは少なくありません。

また、1日に仕事が2回あるということで生活サイクルの基準が曖昧になるのもネックです。どこからどこまでが1日なのか、どこからどこまでが昨日なのかがわからなくなります。それも、怠ける人が出てくる原因になっているのではないでしょうか。

じゃあ「朝刊だけ」「夕刊だけ」という働き方ならどうでしょうか?

正社員なら無理ですが、アルバイトならそういう働き方ができます。

朝刊だけの場合は夜型ニートにとってちょうど活動時間だし、仕事が終わればちょうど寝る時間くらいですよね。夕刊だけの場合、昼型ニートにとっては日中の活動しやすい時間に活動し、数時間程度で仕事が終わります

すげえ働きやすい!

勤務時間的に考えると、アルバイトなら新聞配達はニートにとって楽だと言えます。

また、業務内容的に考えても正社員よりバイトのほうが圧倒的に楽なんです。

正社員になると、営業活動と集金をさせられるのが一般的なんですよ。

シミュレーションには午後5時に自由時間突入としていますが、営業と集金がある場合は午後7時から午後8時までが仕事時間となり、自由時間が少なくなります。結果、合計の勤務時間はかなり長くなるんです。

営業ナシの求人も無くはないですが、少数派。

また、給料に関しては正社員だと月給20~25万円程度が多いですが、営業なしだと15~18万円程度までに減ります。

アルバイトの場合は時給ではなく、配達部数あたり何円という歩合制になっていることが多いです。それを無理やり時給換算すると、相場は900~1000円と言ったところでしょうか。歩合の単価は職場によって異なるので、単価で求人を選ぶと稼ぎやすくなります。

さらに、朝刊の時間のほうが深夜割増賃金で稼ぎやすくなるんです。

以上のさまざまなことを考えると、ニートが新聞配達をするなら「朝刊のみアルバイト」が一番オススメと言えるのではないでしょうか。

仕事がきついことに耐えられるなら正社員という手もありますが、新聞配達を外で働くことに慣れるための踏み台と捉えるほうが現実的だと僕は思います。

新聞配達に必要なものは「体力と忍耐力」

新聞配達員は、大雨だろうと強風だろうと雪が降ろうと新聞を配達しないといけない仕事です。悪天候の中でバイクを運転し、新聞配達をすると結構体力が奪われるんですよ。それに、冬の早朝はクソ寒く、冷風が容赦なく身を突き刺してきます。

冬はそれが毎日です。

それに耐える忍耐力も必要になります。

体力も忍耐力も、一般的にニートに対して不安視されているものです。

だから、忍耐力と体力とに問題が無いことをアピールできたとしたら、面接でかなり強いのではないでしょうか。

ただ、実際に忍耐力と体力に自信が無い人には新聞配達自体が向いていないので、そういう人には新聞配達の仕事はオススメしませんけどね。

二輪免許があったほうが求人の選択肢が多い

歩きで新聞配達をすること自体は可能ですが、現実的に難しい。

昔は大きなビニール袋に入れて歩いて配っているのをよく見たし、今でもバイクを走らせることができないくらいの悪天候のときには歩いて配っているのを見たことがあります。

それに、実際徒歩でも1人100部くらいなら一度に配達できるので、地区によっては「理屈上は徒歩可能」と言えるんです。

しかし、実際の求人を見てみると「要二輪免許」としているものがほとんどで、免許なしで働くとなると求人の選択肢が激減してしまいます。

ニートから新聞配達。その後のキャリアは?

ニートが新聞配達を経験した後に得られるアピールポイントには、次のようなものがあります。

  • 社会経験(脱ニート実績)
  • 作業の効率化
  • 営業経験(正社員営業アリの場合)
  • ノルマ意識と目標達成経験

以上をアピールすれば、さまざまな仕事の面接で有利になる可能性が高いです。

たとえば、営業職に就職するなら「ノルマ意識と達成経験」はかなり強力な武器になります。営業というのはノルマを常に意識し、目標を掲げ、それをどう達成するのかを考え行動することの繰り返しですからね。

正社員として新聞配達をして営業経験を得たなら、確実に営業になれます。

事務を目指すとしても、配達作業の効率化の取り組みを頑張ったと語れば有利になるでしょう。

また、新聞配達はアルバイトなら特に自由な時間を作りやすいですよね。正社員にとっても、間に自由時間があります。

この時間を次のキャリアに進むための勉強やスキル習得に充てることができるんです。

プログラマー・SE・Webデザイナー・ゲーム会社のエンジニアなどに興味がある人にとっても、新聞配達は良い踏み台になります。

以上のように、新聞配達の仕事を前提としてキャリアを作るか、自分が目指すキャリアを前提として新聞配達を踏み台にするかのどちらかを選んで、就職活動をすると脱ニート後の人生を思い通りに進めやすいでしょう。