MRを辞めたい人へ。悩みを解消できて経験も無駄にしない転職先候補を紹介

僕は仕事柄、色々な会社の営業さんとお話をする機会があります。その中にはMRの人も数人いましたが、「MRを辞めたい」と言っている人が多い印象があります。

医師や薬剤師との戦い、そして己の知識との戦い…。他の営業職とは違うMRならではのさまざまな悩みがあるんですよね。

というわけで今回は、MRの悩みの傾向を調査・考察しつつ、転職先候補を洗い出してみました。

ぜひ参考にしてみて下さい!

おすすめ関連記事営業を辞めたい人必読!営業から転職するときの立ち回り方&おすすめ転職先

MRを辞めたいと思うのはなぜか?

媚びを売るのがきつい

MRが相手にするのは、医療のプロの医者や薬剤師です。自分よりも遥かに知識量が多く見識が深い人を相手にするため、MRはひたすら下手に出るしかありません。一昔前は非常識とも思えるほど接待攻撃をかけまくったという話もありますが、今は接待攻撃もそんなにできない。

それならどうするか?

媚を売るしかない!

知識で勝負しては知識不足を指摘されてしまうから、媚を売って相手に気に入られるしか無いわけです。自らの成績を上げるため、プライドを取り払って妄信的に医師に対してアプローチをかける。

プライドを捨てるというのは、言うのは簡単だけどとても辛いものです。

プライド=自尊心というのは昔からあまりよくないことがと言われてきましたが、実際は違うと僕は思います。大きすぎては邪魔になりますが、他人に信じてもらえなくなった際、最後に自分を守ってくれるのは自尊心ではないでしょうか。

心の最後の砦なわけです。それを捨てるということは、防御を捨てて戦うのと同じ。

砦の無い兵士は帰る場所を無くし、傷を負っても回復することができず死んでしまいます。MRとして働くうち、精神を病んでしまって働くに働けなくなるという人も少なくないようです。非常にストレスフルなんですよ、プライドを捨てて方々に薬ではなく媚を売りまくるという行為は。

上司からの強烈な圧力

MRは医薬品の情報提供という大義名分を持った特殊な仕事ではありますが、実際には他の営業職とあまり変わりませんよね。変わっているのは取引先が業界のプロであるということや、商品が「薬」という特殊な商品であるということくらいです。

他の営業職と変わらない。特に「数字」に関しては。

MRもまた、他の営業職のように数字を追求しなくちゃいけないんですよね。訪問件数のノルマ、面談回数のノルマ、実際の成果ノルマなどなど、数字を追いかけて数字に追いかけられる毎日を過ごしていることだと思います。

毎日のように、上司から「今日は何件訪問した? 何人と面談をした?」と聞かれるでしょう。

その際、上司から「それだけか? もっと訪問しろ15件は回れ」と無茶な数字を突きつけられることも多いですよね。

そして、大きな病院はともかくとして、クリニックは毎週何曜日に休みというのが決まってますよね。その曜日がバラバラならいいんだけど、大抵は地域間で何曜日に休むのかがほとんど統一されています。この地域は毎週水曜日にクリニックがほぼ全滅する、この地域は木曜に全滅する、という曜日があるんですよね。

だから、どうしても成果を挙げられない日もあるわけです。

だけど上層部はそんなことお構いなし。

「その地域の話なんか知るか!」と言わんばかりに、無茶な数字を突きつけます。

みなし労働制度への不満

大きな悩みは医師や薬剤師という医療のプロと対峙することによる、精神的なものでしょう。ただ、その他にも細々とした悩みやストレス、不満があるものです。

たとえば、MR全般で言われている不満の種が「みなし労働制度」。

多くの会社が、MRに対して「みなし労働制度」を採用しています。外回り中心の仕事ですし、医師の接待などをすることもあって仕事のスケジュールが不定期的になるため、みなし労働にしたほうが管理が圧倒的に楽なんですよね。

ただ、それはあくまでも管理者側の理論。働く側には関係ありません。

長時間労働は当たり前、プライベートと仕事の境は崩壊。

プライベートな時間がなかなか取れないことや、不定期的な労働時間とスケジュールでストレスを抱える人は多いですよね。

救いは年収が高いことでしょうが、先ほどから何度も語っている通り、成果によって大きく左右されるから必ず高い年収が得られるわけじゃないんですよね。

しかも、先発医薬品メーカーと、ジェネリック医薬品メーカーとでは年収格差があります。年収が高いと言われているのは先発医薬品メーカーです。新入社員でも年収500万円からスタートということが結構あるんですよね。

その後で下がることもありますが、一定の成果が出ていれば20代後半30代頭くらいまでで年収800万円程度ということも珍しくはありません。

MRは華々しい一方で、大変な仕事であり、必ずしも華々しい待遇を得られるわけではないという少しギャンブル性の強い仕事だと思います。

MRならではの辞めたい理由を解消しつつ、経験を活かせる転職先は?

精神的に追い込まれることが多いし、高い年収が得られないならMRとして働いている意味がないと僕は思います。

プライベートな時間もとれず、年収もそれなり…というんじゃ、別にMRじゃなくてもいいですよね。他に自分に向いている仕事や、自分が幸せになれる仕事は、たくさんあるでしょう。

ただ、どんな仕事がいいのか、なかなかわかりませんよね。

そこで、転職経験者の僕なりに思考回路を働かせて考えてみました。

  • 他業種の営業
  • 臨床開発モニター
  • コンサルティング関係
  • 医療系人材サービス
  • 薬剤師資格が必須の職場

年収が低くなりすぎず、プライベートな時間も取れて、精神的な悩みも緩和できる仕事。それでいてMRとしての知識や経験を無駄にしない仕事ということで、思い浮かんだのは上記の5つです。

営業に関しては、特に生保の法人営業なんかがオススメです。MRの仕事は法人営業の仕事と共通点が多いですし、生保は顧客が保険のプロフェッショナルということもないので、プレッシャーは内部的なものだけです。

また、薬剤師の資格を持っている方は薬剤師資格が「必須」の職場を選んだほうがいいです。そのほうがライバルも減り、高収入が期待できます。

臨床開発モニターに関しては文系からでも、MRからなら転職できる可能性が大きいです。

実際、MRから臨床開発モニターになるという人は結構いますよ。そこで専門知識をつんで、またMRに戻るケースも珍しくはありません。

他、コンサルティング関係の企業や医療系人材サービス企業なんかも、MRの知識経験が活かせます。

MRからの転職先。選択肢は未知数!

他の業種からMRに転職する人は多いですが、MRから異業種に転職する人は案外少ないんです。一度就職したら逃げられないなんて言われていますからね。

しかし、僕が少し考えてみただけでも、色々な転職先の選択肢が見えてきました。

僕はMRの一般的な知識経験を踏まえて考えただけなので、そこにあなた自身の経験なんかを含めると、選択肢はもっと広がるはずです。

自信を持って転職活動に臨みましょう!

関連記事

-仕事の悩み
-