突然ですが、○○内○○と聞いて思いつくものは、なんでしょうか?

家庭内別居、家庭内暴力、会社内恋愛、色々あります。会社内恋愛はちょっと甘酸っぱい感じでドキっとしますが、家庭内別居とか家庭内暴力とか、悪い意味でドキっとしますよね。

そんなたくさんのドキっとする言葉がある中で、今回はこれについて考えたいと思います。

会社内転職。

イヤイヤ、そんな言葉無いから!

僕が勝手に今作った言葉ですが、会社内転職というのは日常的に行われているんですよ? そう、部署異動です。

「君は部署異動だ」と告げられたら、嬉しい人もいれば、嫌な人もいると思います。

そこで今回は、部署異動をきっかけに「辞めたい」「辛い」と感じ始めた人はどうするべきなのか、僕が見た部署異動のエピソードを紹介しながら、ポジティブな解決策を紹介していきたいと思います。

なぜに!? 異動だらけの謎人事

これは、実際に僕が前に勤めていたブラック企業で起きた本当にあった怖い話です。

僕が自分の部署で、いつものように仕事をしていたときのことでした。室内には上司の声とカタカタカタという声、そしてたまに呻き声が聞こえています。誰かが万策尽きたのか、叫び声が聞こえることもありましたが、いつもの部署内の風景でした。

納期遅れるのが怖いな、怖いなと思いながら急いで仕事をしていると、急に同僚二人が人事部の人に呼び出されて部署内を出たんです。

「こんな大変なときに、なんだろう」と思って仕事をしながら待っていると、二人が神妙な面持ちで帰ってくるじゃありませんか。

「どうした?」と聞くと、「部署異動を告げられた」って言うんですよ。

一斉に二人が部署異動。「理由は聞いたのか?」と聞くと、「ただの配置変えだって言われた」と二人が口を揃えました。

配置変えというのは上司の評価が悪いとか、人間関係に問題があるとかいう理由ですることが多いと思いますが、二人は少なくとも人間関係については問題ありません。

しかも、「仕事内容が変わらない」「君たちならどこでもやっていけるくらいの腕がある」と言われたそうです。

こうなれば、部署異動の真意が全く見えなくなってきますよね。

ちょっとした謎人事に僕らの心はドヨめきましたが、二人が「異動を受ける」と言うので周りがそれ以上どうこう言うことはありませんでした。そして、異動の日になって僕らの部署には違う人たちがやってきたんです。

本当に、二人と二人を交換するような配置変えになりました。

交換と言っても、二人が行く部署とは違うところから来た人たちです。僕らの部署から異動していった二人は、今になって思えば「人手不足の部署に対する補充」だったのかもしれません。それで、人手が飽和気味の部署から、こちらに二人が送られてきたと。

それで三つの部署の人員が平等になったわけですね。

まあ、真意を確かめる方法がないので、憶測に過ぎませんが。

異動当日から、様子がおかしい

部署異動した後、二人とはたまに会っていたのですが、会うたびに「きつい」「辞めたい」と愚痴を漏らしていました。

「どうしたんだよ」

僕が言うと、二人は「仕事のやり方とか方針が違ってしんどい」って口を揃えるんです。君らは双子か何かか。それにしても、部署が違うだけでそんなに変わるのか。僕は、そんな気持ちで二人の話を聞いていました。

二人が部署異動した当日、何も聞かされずに仕事だけ渡されました。

元居た部署では、あまりやらなかったような案件です。なんとかそれをこなしましたが、上司に「修正をお願い」と言われてしまいます。ここまでは普通ですよね。

「どこをどんな風に修正すればよろしいでしょうか」

部署異動したうちの一人、長崎さん(仮名)が上司に尋ねました。

「そんなんも言わないとわからないのか?」と、上司がネチっこく怒ります。長崎さんはシブシブ席に戻り、同じ部署の人に助言を請いながらなんとか仕上げました。もう一人の池谷さん(仮名)も、同じように曖昧過ぎる修正指示で、なんとか仕事をします。

報告をしたら、「遅い!」「まったく何をやっとるんだ」とグチグチ。

「ちゃんとした修正指示も出来んのかい、この無能が!」

と、二人は心の中で思ったそうです。

しかし、修正指示が曖昧すぎるだけならまだ良かった。二人にとって一番しんどかったのはそのことですが、他のちょっとしたことも二人のストレスになりました。

部署異動によるストレス

上司に対する報告や連絡の頻度が違っていたり、仕事のやり方が違っていたりと、前の部署と違うことが多くて、二人は思うように仕事が出来ません。

上司の悪態も日に日に悪化していき、何をどう頑張ったとしても全て間違いなのではないかと、二人は思うようになりました。

しかも、何も悪いことをしていないのに、「申し訳ない」という気持ちが溢れてくる。

ちょっと考えてみたら、何も教えない上司が悪いんですけどね。

修正箇所に関しても自分で気づくしかないから、どんどん仕事が遅れる。そんなの、効率を考えたら第一に気づいた上司が言うべきでしょう。それなのに、見つけられず仕事が遅れると上司は怒鳴る。

理不尽すぎる…!

慣れてくると、こういう上司に対してのうまい対処などもわかるのでしょうが、慣れるまでは地獄です。部署異動をすると、まず上司が変わったことによる不都合が生まれます。良い上司にあたればいいですが、悪い上司にあたると大変。

こればっかりは、運なのでどうしようもないですよね。

上司が違えば仕事のやり方も違ってきます。前の部署のやり方が正しいと思っていると、そのギャップだけでとても苦しむことになるんです。長崎さんと池谷さんがそうでした。

そういった前の部署とのギャップで心が疲弊して、二人は仕事を辞めたくなったんです。

辞めたくなるような部署異動なら、いっそ転職した方がマシ

部署異動で仕事を辞めたくなる人っていうのは、結構多いです。

昔の同僚もそうですし、今いる会社で部署異動した知り合いも「仕事がしんどい」と言っていました。ホワイト企業でも、部署異動があるとしんどい思いをする人が多いんですよ。

部署が変わると人間関係が変わり、仕事の方法も変わる。

まさに会社内転職!

別に新しい部署がいいところとか、悪いところとかではないんですよ。前居た部署とやり方が違うから苦しむんです。

これが違う会社に行ったっていうなら「違って当たり前」と思えるかもしれませんが、同じ会社で違うやり方っていうのは、異動する前からあまり想像できませんよね。

だからこそ、ギャップが大きく感じられるんですよ。

僕が思うに、部署異動で苦しむなら、いっそのこと転職をしたほうが良いです。

少なくとも「自分には転職という選択肢もあるんだ」ということを忘れるべきではないと思います。

転職活動を始めることは気軽にできることなので、まずは動きだしてみてはいかがでしょうか?

部署異動はだだのきっかけ。理想の職場への転職を目指してみては?

転職を考え始めると、「本当に大丈夫かな?」「良い会社の求人が無かったらどうしよう」「入社してから求人と全然違ったなんてことないかなあ」と、不安も付きまといます。

そこで、使うのが『転職エージェント』。

まず、転職エージェントに登録すると、質の高い求人の紹介を受けられるようになります。

それに、入社後とのギャップを解消するために、求人に書かれていないような「実際の残業時間」「実際の有休消化率」「部署異動の傾向」など、実際の情報も教えてくれるんです。

転職してから馴染めないとか、転職してから嫌な思いをするとか、そういう心配はほとんどなくなります。

また、転職エージェントを使えば、働きながらの転職も可能ですよ。実際、僕も転職エージェントの求人紹介メールを駆使して、働きながら転職しました。

「部署異動なんてこりごりだー!」ということを、伝えておいても良いかもしれませんね。

転職先で配慮してもらえる可能性もあります。ただ、直接面接時に伝えるというよりも、転職エージェントの担当キャリアコンサルタントにそれとなく伝えるのがオススメです。

キャリアコンサルタントを通じて転職先に伝わることも多く、直接伝えるよりプロによる交渉の末伝わる方が効果的。

どの道、退職理由を話すことになりますから。隠していても良いことはありません。しっかり、「クソったれな人事異動のせいで転職するハメになっちまった!」と語りましょう。何故か洋画吹替風口調になってしまいましたが。

ただ、きっかけは人事異動だけど、今回転職エージェントを利用することを機にキャリアプランを練り直してみるのもいいと思います。

キャリアコンサルタントが一番得意とするのが、キャリアプランの相談です。

人事異動の対象になる人は、「今の仕事が向いていない」と判断されたか「他のキャリアも考えられる」と前向きに判断されたかのどちらかだと僕は思っています。

ただ無作為に選ぶわけじゃないですからね。

だから、異動前の仕事を続けるか、異動先の仕事以外にも他のキャリアが無いかどうか…これからの人生進むべき先を考えてみるのも悪くはありません。

今回の部署異動自体はクソだったかもしれない。

だからこそ、もう一度キャリアを考え直すという意味も含め、転職エージェントを頼って転職活動を始めてみるべきだと僕は思います。