トヨタ自動車に就職して後悔している人や、トヨタ自動車を辞めたいという人は案外多いです。

openworkキャリコネカイシャの評判という企業口コミサイトを見ていると、トヨタを辞めた人の退職理由や現在勤めているけどトヨタに不満を抱いている人の声などがたくさん見つかります。

それらの中で特に述べられることが多かった意見を説明しながら、それに当てはまる人のための転職先の選び方を紹介しましょう。

地味なルーティンの日々と個人の裁量の小ささ

トヨタ自動車は全体的に「業務の細分化」「標準化」を行っています。それがトヨタ自動車という会社のDNAとも言えるほどです。そのため、日々の業務は地味なルーティンになることが多い傾向があります。

この悩みは、営業職に多いです。

また、40代後半、出世街道まっしぐらという人以外は「大きめの仕事」「変化がある仕事」を自分の思い通りに進めることができません。

個人の裁量がほとんどないと言っても良いでしょう。何かを決めるときには、総決済を取らないことには何も進まないですしね。ピラミッドの下にいる社員は車のネジのひとつに過ぎないという価値観があるようです。

そういう会社の風土が理由でトヨタ自動車を辞めたいと思うのなら、大きなメーカーは転職先の選択肢から外れる可能性が高くなります。

メーカーは事業会社の中でも特に「効率化」にうるさいです。

安定して製品を作り続けるために役割を細分化し、「意思決定は上の仕事」「営業の中のこういう仕事はこの人の仕事」とするわけです。地味なルーティンが多くなるのも、裁量が小さくなるのもすべては効率化のため。

その傾向は、大企業にもあります。

多くの社員を抱える大企業が組織を円滑に運営するために、役割を細分化するのはよくあることなんですよ。

だから、大きなメーカーでそういう傾向がない会社を探すのはとても苦労します。自分が描くキャリアを実現させるためにメーカーでなければならないという人以外は、違う業種で求人を探した方が良いでしょう。

ただ、数が限られる希少なメーカーの求人を手に入れる方法がないわけではありません。

転職エージェントにはそういう求人が少なからず眠っているので、登録後に問い合わせてみてから転職活動の方針を決めても遅くはないでしょう。

自分自身が思い描くキャリアを実現させるため

業務領域があまりに細分化されているため、その領域の一部のまたさらに一部にしか携わることができないと嘆く技術職が多いです。その仕事をマスターしてしまった後には、成長に限界が来てしまうのではないかという不安もあります。

さらに、領域を超えるキャリアチェンジをするのはトヨタ自動車では難しく、自分の思うようなキャリアに進めないという意見が多いです。

また、配属部署が完全に会社の意向により決められるため、本人の意思が全く尊重されないというのも悩みの種。全然感心がないような部署に配属されることが多く、モチベーション維持に苦労する人が多いんですよねえ。

それどころか、自分が思い描くキャリア的にその部署にいる意味がないと感じる人すらも大勢います。

自分自身が思い描くキャリアを実現させるため、トヨタ自動車という会社や今の部署の仕事が合わないと感じるのなら、転職することに躊躇う必要はありません。

目指すべきゴールが決まっているのなら、そのゴールから逆算して次に進むべき業界・職種に転職しましょう。

うまく逆算ができないなら、転職エージェントに相談するのもアリです。相手はキャリア支援のプロなので、求人をオススメするだけではなく、キャリアプラン設計も手伝ってくれますよ。

豊田市で生活し続けるイメージがわかない

トヨタ自動車の本社は、豊田市にありますし、工場もほとんどが豊田市周辺にあります。そのため、トヨタ自動車で働き続けるということは「豊田市で生活し続けること」とほぼ同義です。

じゃあ豊田市が生活しやすいかというと…そうと言い切れませんよね。

車を使わなければ生活が極めて困難なレベルの田舎です。もちろん、自動車会社の社員ということで車を日常で使用している人は多いものの、ちょっとした買い物にも車を使う必要があるというのは不便ですよねえ。

また、遊ぶところが無く、会社と家を往復するだけの毎日に不満を抱く声もあります。

以上のようなことから「一生豊田市で生き続けるイメージが全く沸かねえ!」と、転職する人が少なからずいるんです。

仕事は生活のためにするものであり、生活が仕事のためにあるわけではありませんからね。生活基盤の問題というのは、それだけで転職理由に十分値するため、転職に躊躇う必要はないでしょう。

ただ、折角転職するのなら「他の不満要素」も解消してしまうことをオススメします。

お友達人事など人事評価への不満がある

トヨタの人事に関して「お友達人事」と表現する人が多いです。

人事に気に入られているかどうかで、評価されるかどうかが決まるということ。本当に優秀な人や部下から尊敬されている人が、人事に気に入られていないというだけで評価されないという現実があります。

逆に、あまり優秀でない人が人事に気に入られているために評価されているわけです。

これでは、仕事のモチベーションが上がりませんよね。上がるのは社内政治に対する意欲だけ…それは効率化を重視するトヨタ自動車の社風と矛盾しているようなことです。

もっと自分を正当に評価してくれるところに転職しましょう。

転職エージェントを使い、実力重視の会社という条件に「評価方法が明瞭」という条件を付け加えてキャリアアドバイザーに求人を探してもらうことをオススメします。それで、気になった求人の評価方法を詳しく聞いてみましょう。

転職エージェントは求人先企業の実態を把握しているため、人事評価の方法に関して詳しい情報を得ることができますよ。

また、年収をアップさせることも考えましょう。

自分の市場価値に見合う年収をキャリアアドバイザーに提示してもらい、その年収額に合う求人の中で先ほど提案した条件を使い絞り込むんです。すると、転職時に正当な評価が得られるだけでなく、その後も恒常的に正当な評価を受け続けられますよ。

精神的な辛さ

トヨタ自動車はうつ病などの精神疾患を発症する人が多いと一般的に語られていますが、企業口コミサイトを見てもそう語る人が少なからずいました。近年「若者に多い」と言われていますが、トヨタ自動車の場合は全年齢に、しかも定常的にそういう人が生まれるそうです。

特に技術職は「稼働率」「品質」との間に板挟みにされ、ストレスがかかる場面が多い。

そのうえ、問題解決研修や海外修行派遣などの精神的に辛い研修も行われています。もちろん苦しいだけではなく、成長にもしっかり繋がる研修なわけですが、メンタルをやられてしまうと成長も何もありませんよね。

上から負荷をかけて人材を育てる方針なのだなというのが、僕が企業口コミサイトを見ていて感じたことです。

メンタルがどうしても辛いと感じるのなら、今からでも転職活動を始めておきましょう。転職エージェントを使ってトヨタと異なる育成方針の会社を探し、良い求人があればそのときに本格的に転職をすることをオススメします。

心を壊してまで、働き続けることはありませんから。