武田薬品工業の退職者や現社員の口コミをopenworkキャリコネカイシャの評判で見ていると、この会社の企業体質に不満を抱いている人が多い印象です。そういうところからさまざまな綻びを感じ、武田薬品工業を辞めたいと感じるのでしょうか。

今回は、それらの口コミを分析しつつ、転職の考え方を掘り下げていきたいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!

閉鎖的な環境のヒエラルキーによる成長機会の損失

これは、武田薬品工業の研究開発職にありがちなこと。

長い間結果に恵まれず、研究生産性が低いと上層部に認識された武田薬品工業研究開発部。毎年、「変革だ!」とさまざまな取り組みをしているようです。ただ、組織内部の管理職の降格などが全く行われず、体制が維持されているままだから、結局大きくは変わりません。

結果が出ていないための変革ということなら、真っ先に管理職の責任問題になりそうなものですけどね…。

管理職と研究職との間に明確で閉鎖的なヒエラルキーがあるんでしょう。そのために、「40歳未満の若手は踏み台にされている」という口コミもあります。だから、個人の決定権も裁量権もあまりありません。

また、経営陣がほとんど外国人なので、年々外資系みたいになっていっているんですよね。

なんだか外国人が優遇されており、キャリア形成のために上から外国人が降ってくる。その外国人のキャリアの踏み台として、日本人の若手研究職員の成長機会が食いつぶされてしまっている状況になっています。

研究職として、成長やキャリアアップの機械が全然無いなあと感じるのなら、働き続ける意味はないのではないでしょうか?

成長できないところで働き続けることは、自分自身の未来の可能性を狭めることに繋がりますから。

もっと個人の裁量があり、もっと若手に成長機会を与えているチャレンジングかつ柔軟な社風の会社に転職しましょう!

製薬会社でそういう社風がある例を出すと、ロート製薬が当てはまります。口コミを見てみても、時代に柔軟に対応する傾向があり、若手の成功チャンスも多いということがわかるんです。

僕のような一消費者としても、若者向けの商品パッケージやYoutubeを使った広報など時代に合わせた取り組みも行われているように感じられます。

そういう会社が他にもないか、しっかり探してみましょう。

MRの必要性への疑問と、上司たちへの疑念

元々、MRというのはルールが厳しい世界ですよねえ。

それが昨今のコンプライアンス強化により、さらに締め付けられています。

そのため、さまざまな営業活動が制限されました。それは、無駄な接待の禁止などに繋がったという良い面があります。ただ、病院とMRとの関係性がかなり希薄になってしまったというマイナス面もあるんです。

そこから「MRの必要性が低下している」と感じている人もいます。

また、昨今はキャリアが凄く多様化していますよね。業界内のキャリアだけを考えても幅広くなっているし、複数の業界をまたいだキャリアデザインをしている人も多いです。

今時、MR一筋で生きていこうとしている社員は少ないでしょう。

ただ、管理職たちはMR一筋で歩んできた人たちばかりです。

そのため、昨今の多様化したキャリアデザインへの管理職たちの理解が一向に進まず、キャリアに関するコーチング体制が全く整っていません。それだけでなく、個人が描いているキャリアデザインなどは関係なく、出世が全てという評価体制になっています。

「出世欲が無い奴は能力が無い」とまで言われるほどに…。

また、人事評価がその人の弱点のみに焦点を当てて行われており、強みを伸ばすという方向で努力しても評価されません。

以上のような状況を見ていると、武田薬品工業はなんだか古い企業風土だなあと僕は感じました。

そういう会社に勤め続けると、不当な評価をされ続け、成長機会が失われ続ける危険があるのではないでしょうか。武田薬品工業だけで生きていくなら良いけど、そうしたくないなら早いうちから転職を考えたほうがいいですよ。

しっかりと「自分の強み」を評価してくれて、さまざまなキャリアデザインに対応できる会社を探すべき。

強みを評価するというのは、各業界の営業職では結構当たり前のことです。営業の評価は「成績が伸びた」という強みに焦点を当てることが多いですから。

製薬業界でのキャリアにこだわらないなら、他業界への転職も考えながらキャリアデザインをしましょう。

そして、キャリアデザインへの対応に関しては、「キャリアアップ研修」「資格取得支援」などの有無によりある程度は判断できると思います。あとは、社風を分析して見極めることが大事ですね。

武田薬品工業の将来性に不穏な影を感じる

社長が外国人になってから、急速なグローバル化が進んでいます。そして、その弊害のひとつとして「研究職の成長機会が失われている」ということがあるわけです。それ以外にも、急激な変化に現場の統治が追い付いていないという弊害があります。

そして、それを改善しようという動きは見られません。

また、成長戦略を会社が熟考しているとは到底思えないという口コミが足すあります。「時代錯誤」とすら言われているほどです。

それは、出世欲が全てという古臭い社風も原因だし、管理職の視野が狭いということも原因でしょう。

さらに、時代はジェネリックを求めているのに、武田薬品工業はそれに対応しきれていないという事情もあります。しかも、「新薬を世に送り出さなければならない企業なのに、ただ適当に生き残ることしか考えていない」という意見もあるんです。

以上が、会社の将来性が危ういと感じる人が多い理由でしょう。

将来性が危うい企業に勤め続けると、突然足元が崩れ去って、遭難しかねません。

今すぐにでも求人集めくらいはしておき、良い求人があれば応募し、内定が得られれば辞めるというスタンスでゆるやかにでも動き始めておく必要があります。

これからも製薬会社に勤めたいなら、将来性が高い製薬会社とはどこかを考えてみましょう。

その基準となるのは「ジェネリック医薬品への対応」「時代に合わせた動きや福利厚生などがあるか」「さまざまな分野において積極的な研究開発活動を行っているか」などだと思います。

自分の未来を明るく過ごせるような会社を、全力で探しましょう!