怖いのは、よくわからないから怖いんだ。

新卒入社1年目にして、仕事が怖い、働くのが怖いと感じている人は多いと思います。一度怖いと思うと、なんだかビクビクしちゃって仕事にならないんですよね。困ったものだと思いながらも、怖いという感情は根性だけで克服し得るものではなく、やはりビクビクしちゃう。

そうやって仕事が怖いと感じている新卒入社1年目の人に、僕は「怖さの正体を知ろう」とアドバイスしたいんです。

怖いのは、よくわからないから

幽霊の正体見たり、枯れ尾花。

「枯れた尾花が風に揺らめいているのが、幽霊の正体なのだ!」と思えば、幽霊なんて存在しないという証明が自分の中で行われ、怖くなくなるんです。この世の中の「怖い」と感じるものの多くは、「わからないこと」に原因があると僕は思っています。

幽霊が怖いのは、存在するかどうかがよくわからないから。

新卒1年目、仕事が怖いのは、仕事がよくわからないから。

入社1年目の新人ということもあり、自分の立ち位置も不明瞭。仕事にも慣れず、働くということに関しても慣れず、わからないことが多すぎる状態に、今あなたは置かれています。たとえるなら、先に何があるかわからない暗闇の中にいるわけです。

怖くないわけが、ありませんよね。

ただ、新卒全員がこの恐怖に怯えているかというと…違うんですよ。全員が少しは恐怖を感じてはいるだろうけど、仕事ができないほどではありません。

じゃあ過剰に怖いと感じてしまうのは何故か? それを知り、効果的な対策を行いましょう!

働くことが自体が怖いというケースと、そうなりがちな人の特徴

仕事にはわからないことがたくさんあります。

わからないことは質問してわかるようになることもあるけれど、仕事の全体像など「全部署に在籍しないとわからないこと」もあるんですよね。そういう「答えを得られないこと」に関して、「仕方がない」と割り切れる人は働くことの恐怖に強い。

逆に、わからないことをわからないままにしておけない人ほど、働くことの恐怖に弱い。

答えを得られないことに関しても、仕方がないと割り切ることが出来ないから。だからと言って答えが得られるわけでもなく、不明瞭なものに怖いと感じて怯えてしまうわけです。この「わからないことが多くて怖い」というのは、理屈じゃなかなか説明できないんですけどね。

要は、すべてを把握しないと気が済まない人は、働くこと自体が怖いと感じて怯えてしまう傾向があるんじゃないかという話。

全てを把握しないと気が済まないという欲求は、全てを思い通りにコントロールしたいという欲求そのものと言えます。

仕事というのは、長年続けたとしてもわからないことがたくさんあります。全て把握しようと思ったら、独立するしか方法はありません。

特に今はまだ新卒入社して1年目、全部を把握してコントロールするのはまだ無理です。

一度、心を空にしましょう。心理的に「全部把握しないと怖い」という人は、心に余裕が無い「人に甘えられない状態」にある傾向があります。思い切り羽を伸ばしたり、仕事のことを考えないで済む日を作ったりして対応しましょう。

そうすることで、人を頼り人に甘えることができる精神状態を作ることが大切です。その精神状態にあれば、全部を把握していなくても怖いと怯えてしまうことが減りますよ。

上司が怖いという印象を植え付けられてしまったケース

働くことそのものというよりも、上司が怖いから働くのも辛いという人は、上司に怒鳴られるなどして「上司は怖い人」という印象を植え付けられてしまったんだと思います。だけど、誰に対しても怖い人というのは世界にはあまり存在しません。

怖いと感じる原因は、たまたま上司の怖い面ばかりを見せられているからです。上司に気に入られるように策を練れば、怖い面だけでなく優しい面も見せてくれるようになります。

じゃあ、どうしたら気に入られるのか? 上司の性格パターンごとに紹介しましょう!

「武勇伝が多く、自信があるように見えるタイプ」

部下の気持ちを考えていないような発言や、新卒の立場を考慮していないような言動が目立つ人は自信過剰タイプだと思います。わかりやすく言うと、「俺の頃は」「そんなこともわからんのか」というような言葉が多い人です。

こういう人に対しては、「神輿作戦」を実行しましょう。

相手の自尊心に寄り添い、あまり反論をしないようにすることが大事です。基本は「ワッショイ」「ヨイショ」の精神、「勉強になります!」と相手を立てながら下手に出て、相手の怖い言葉を受け止めるフリをしましょう。

「部下を見下すタイプ」

新卒のあなたを見下して、あなたが質問をしても取り合ってくれない上司、いますよね。そういう人に対しては、自分を上司にとって価値がある人間だと思わせることが効果的です。基本的に、従順な姿勢を見せておきましょう。

上司が何か指示をしたときには、必ず「わかりました」と一度は承諾してください。それに対して何か意見があるときは、「わかりました。しかしながら〇〇のため、〇〇頂ければと思います」と、承諾の後提案という形を取りましょう。

他にも色々原因はある

  • 大きな失敗をした
  • 小さな失敗を連発した
  • 人からの評価が気になる
  • 人間関係に馴染めない
  • 仕事が向いていない

以上色々な原因を解決に向かわせるために、今すぐ取れる方法がひとつあります。一度、仕事から離れることです。新卒入社してから半年が経過している人は、一度有休を取りましょう。取れないくらい忙しいなら、親戚の葬式を偽ればいい。

有休が取れない人は、精神的に距離を置きましょう。

失敗が原因の恐怖も、それに怯えると余計に失敗が増える。人からの評価を気にする恐怖も、その人たちと距離を取れば解消できる。人間関係も、一度距離を取ることでわかることがたくさんあります。

仕事が怖いのは、仕事や職場の人間と近くあろうとしすぎているからです。

慣れも必要だけど、最終的には転職という手もある

新卒入社1年目のうちは、怖いと思うのは当然のことです。社会人として生き続けるためには、その怖いという気持ちを抑え込んで慣れるまで働き続ける必要があります。

ただ、本当にどうしても働くのが怖いという深刻な状態の人もいると思います。

そのとき最後に残されるのが、転職という選択肢です。

転職すると、今の仕事・会社にある怖さの原因から離れられます。怖いという感情を克服する方法は色々あるけれど、克服が無理なら恐怖の原因を取り除くしかない。その方法は転職しかありません。

何をどうしても怖いというのなら、転職しましょう!