5月病だから仕事を辞めたいのか、仕事を辞めたいから5月病なのか。

どちらにしても、5月病の症状が出てしまったからには、「今の仕事」についてしっかり考えてみたほうがいいです。

僕の場合、前の職場(濃いめのブラック企業)に務めていたときは、どういうわけか冬くらいになると5月病のような症状が出ていました。ややこしい体質ですいません。

転職してからはかなり改善しましたが、それでも、冬になるにはちょっとやる気が出ない程度の軽い5月病になります。

そんな僕が転職活動を開始したのも冬頃…。

「おいおい、5月病とか言って転職活動はできるのかよ」と思われるかもしれませんが、違うんです。

5月病だからこそ転職しようという気になれたんです。

そもそも、5月病って?

とにかくやる気が出ない、憂鬱な気分、うまく眠れない、謎の焦燥感…

その症状が5月くらいに出た場合、「5月病」という名前で呼ばれます。

5月病というのは、そもそも新年度の4月に入学や就職・一人暮らしなんかで新しい環境に踏み込む人が多いことから付けられた名前なんですよ。

新しい環境に踏み込んで、そこにうまく適応できないでいると5月頃に憂鬱になってしまうというわけです。

だから「5月病」。新入社員がかかる麻疹のようなものだと考えられてきたんですよね。

でも、5月病って結局は「環境に適応できないストレス」「極度の緊張状態」が積み重なることが原因で発症するものなんです。

医療的には「適応障害」や「うつ病」に分類されるんです。

4月だからとか、5月だからという時期的なものではなく、そういった状態が長く続けば何月でも5月病になりかねません。

5月病は環境を変えるサイン

5月病に毎年かかってしまうという人は、環境を変えましょう。

環境に適応できないストレスや、仕事での極度の緊張状態が長く続くと5月病になる。

ということは、原因がどちらにあるにしても職場環境を変えることが5月病克服に繋がるわけです。

毎年の5月病に悩んでいる人、「なんとなく毎年この時期だるいんだよな」という人、その鬱々とした勢いに任せて転職たらいいと思います。

僕は5月病だからこそ転職できた

無気力でやる気が起こらない5月病ですが、僕はそんな5月病の時期だからこそ転職が出来たんじゃないかなと思っています。

僕はなぜだか毎年11月が鬱々としていてキツイ時期だったんですが、僕が転職を始めたのも11月です。

鬱々としているのに、なんで?

その疑問はものすごく妥当ですよね。

でも、鬱々としているからこそ「気分転換してやろう」「転職してやろう」と思えたんです。

そもそも仕事が嫌だったわけですが、うつ病なのではないかというくらいに精神的に病むことって少なかったんですよ。

だから、心のどこかで歯止めがかかっていたのかもしれません。「まだやれる」って。

それが5月病になると、うつ病なんじゃないかというくらいに心が病んでしまうんです。

一度病むと、歯止めが外れる…。

とことんまで精神は堕ちていきました。

「こんな仕事がんばっても意味ないよ」「こんな毎日生きてる意味ないよ」というところまで堕ちたところで、こういった悲観的な考えが会社に対する攻撃に変わったんです。

「こんな会社、やってられるか! バカ! もう知るか!」って。

その勢いに任せて、有給を無理やり取って一人旅。そこで気分転換が出来ただけでなく、転職を決意できたんです。

考えてみると、5月病全開だったからこそ「会社のことを考えずに有給を無理にでもとってやろう」という気になったんでしょうね。

ある意味、5月病というのは悟りに近いのかもしれません。

こんな仕事をしていても意味が無いと悟り、こんな会社に迎合することにも意味がないと悟った。

だからこそ「迷惑」とか考えず、自分がただ有給を取りたいから取るという有給本来の使い方が出来たんだと僕は強く信じています。

負の力で転職をしよう

5月病のときって、ネガティブに振り切ってますよね。

人によっては、「死にたい」「生きてる価値ない」「意味がない」というところまでネガティブになったりします。

この状態って、マイナスの方向にエネルギーが物凄く溜まってるんですよ。

そのエネルギーを使って、転職すればいいと思うんです。

僕がそうじゃないですか。思い切り溜まった負の力があるとき急に会社に対する攻撃へと変わり、それがプラスに働いて転職をしたんです。

5月病のときは、ある意味勢いがあるんですよ。

だからその勢いをシーソーのように利用して、バーンと転職をしちゃえばいいのかもしれません。

自分のSOSに気づくことが大事

5月病を例に出しましたが、何かをきっかけに「自分のSOSに気づくこと」は、仕事人生の中で自分を守るためにとても大切なことだと思うんですよ。

5月病はとてもわかりやすいSOSなんですが、これを「5月病だから」と見過ごす人が多いのではないでしょうか。

せっかくわかりやすい形で「たすけて!」と言ってくれているのに、もったいないですよ。

自分自身のSOSに気づかないことや、気づいていて見送ることはとても危険。5月病ならまだいいですが、それが本当の「うつ病」になってしまうかもしれません。

そうなったらもう、転職をする気力すら本当に起きなくなってしまいます。

自分のことに気づいてあげられるのは、自分自身だけです。

だって、自分が一番自分の傍にいるんだから。

責任を持って、ちゃんとSOSに気づこう。 そして、その勢いを利用して転職しちゃおうのもアリってことで。