「ニートのための求人があれば、脱ニートして働きやすいのになあ…」
そんなことを考えているニートに、「その考えは甘い」と喝を入れてくる声があると思う。だけど、ニートのための求人は存在しているんです! 甘い考えでも無ければ非現実的な話でもなく、ニートのための求人を探すことは効果的な脱ニート方法と言えます。
そこで、実際にニートのための求人やニートを積極採用する求人を掲載している会社やサービスを紹介しましょう。
ニートを雇おうとする会社にはどんな意図があるのか
- 人手不足
- 新しく自社で人材を育てたい
- 世間に向けたアピール
まず、人手不足だから経歴にはこだわっていられないと考えてニートを積極採用するというケースがあります。即戦力になるような転職者は結構いろいろな企業を受けているし、中小企業や零細企業は大企業にそういう人を取られることが結構あるんですよ。
だから、経験者だけじゃなくて未経験の人も雇いたい。
それをもっと広げれば「ニートだろうと関係なく雇おう」となるわけです。
また、新しく自社で人材を育てたいからニートを雇うことを視野に入れるケースも多いんですよ。
ニートを雇うことには「まっさらな若い人材を自社のカラーに合わせて教育できる」というメリットが、会社側にはあります。新しく人材を育てるということなら、他の会社のカラーと混ざり合う転職者たちよりも都合がいいんですよ。
それに、少子化で働き手がどんどん減っている中、ニートという非労働人口を掘り起こし、そのポテンシャルに期待するという考え方はこれから重要になりますからね。
今後そういった人材の掘り起こし方を積極的に行っていくために、試験的な雇用としてそれを行っているケースもあります。
あとは、世間に向けたアピールも含んでいるでしょうね。
また、ニートを積極採用する企業はブラック企業が多いのではないかと懸念している人も多いと思います。
ニートを積極採用している求人の罠。引っかからないために注意すべきポイントは?
だけど、実際そうだとは限らないんです。
だって、ニートのポテンシャルに注目しているような企業は「働き手が減っている現状」をしっかりと分析してニートを雇おうとしているわけですからね。不安があったとしてもポテンシャルを重視し、社会的に意義のあることをしているというのは、風通しと見通しが良い会社である証拠だと思います。
働き方改革なども積極的に行っている可能性が高いのではないでしょうか。
だから、ホワイト企業もたくさんあると思うんです。
ニートを積極採用しているという理由で警戒するのではなく、その企業のことをしっかり調べてから判断しましょう。
ニートのための求人はどんなところにあるのか
1.NEET株式会社
NEET株式会社、数年前に大きな話題になりましたね。
ニートによる、ニートのための、ニートの会社…それがNEET株式会社です。2019年現在、会社概要を見ると資本金は173万7750円、取締役が163名と従業員が0名という風変わりな特徴を持つ会社なんですよね。
全員取締役やないかい、と。
ニートが毛嫌いしがちな「上下関係」が一切ないんです。
また、事業も面白いですよ。
ニートを1時間1000円で派遣する「レンタルニート」、デジタルゲーム開発、ニート生活を盛り上げるための二ー活などをメインとしているようです。
レンタルニートは主に「遊び相手が欲しい」という要望に応えることが多いんですよ。
だから、派遣される方も身構えなくて済むわけです。
採用に関しては定期的とは言えないかもしれませんが、2018年には特設サイト内で取締役を募集していました。今後も募集を行う可能性があるので、ネットやSNSを随時チェックしておくと良いでしょう。
2.クラウドワークスなど
クラウドワークスには、ニート専用案件やニート向け案件というものがたくさんあります。
そもそもクラウドワークスとは何かというと、フリーランスとして活動したい人向けにライティング・デザイン・プログラミングなどの案件を募集するクラウドソーシングサイトです。在宅の案件が多いので、主婦やニートの小遣い稼ぎに使われることもあります。
案件にはさまざまなテーマがありますが、ニート向けの案件だと「ニートをテーマにした記事作成」「ニートの体験談募集!」というものが多いですね。
普段は不利な要素として見られるニート経験が、ここではアピールポイントになってしまうわけです。
「ニート経験があるからリアルな記事が書けますよ」と伝えればいいし、面接はなく簡単な記事作成テストがあるくらいだし、ニートにとってはハードルがとても低いのではないでしょうか。
また、クラウドワークス以外のクラウドソーシングサイトにも似た案件がありますよ。
たとえば、ランサーズですね。
クラウドワークスと並ぶクラウドソーシングサイトの二大巨頭です。
ここにも「ニートがテーマの記事」「ニート経験者向けのアンケート」などがありますし、他にも「アニメオタク向けの案件」や「ゲーマー向け案件」などもあります。ニート生活をしているときに暇つぶしでアニメを見ているという経験も、役立つわけです。
3.ジモティー
フリマアプリが流行りだしてからリリースされた、「地元の掲示板・ジモティー」にもニート募集の案件がたくさんあります。
ジモティーはそもそも、実際に会ってフリマの商品を買うことができるというサービスなんですよね。だけど、取引内容は商品だけじゃなくて「遊び仲間・友達募集」「今夜一緒に飲める人募集」というようなものもたくさんあるんです。
あとは、サークルメンバー募集もよく見かけます。
見ているだけで面白いんですよねえ、この掲示板。
まあそれは置いておくとして、そういった募集案件の発展形として「仕事を募集する」人たちも大勢いるわけです。
試しに「ニート」と検索ワードを打ち込んでみると、「ニート・引きこもり募集」というコンビニの求人や軽作業の求人などがたくさん出てきます。中には「働けニート!」と刺激的な見出しで募集している案件もあって、面白いですよ。
だいたい、ニートを募集する案件は日給1万円前後や時給1000~1300円前後、月給15~20万円あたりが多い傾向があります。
アルバイトも正社員も、簡単なお手伝いさん程度のものもあり、より取り見取りです。
働くことに躊躇している人でも、遊び相手募集というようなものからコミュニケーション能力を培っていくこともできます。
色々な使い方ができるので、ニートにかなりオススメしたいサービスですね。
4.その他
これまでニートのための求人やニートを積極採用する求人が多いサービスなどを紹介してきましたが、ほかにもニート向けの求人案件は意外とたくさんあるんです。ネットで求人を探すと出てくるような就職支援サイト内にも、もちろんニート歓迎という求人があります。
「職歴不問」という文言をよく見るし、「業界・職種未経験OK」という文言もよく見ますしね。
そういう暗にニート向けを示唆しているような求人を含めれば、ニートのための求人というのはかなり多くなります。
もちろん、ニートのための求人以外も探すほうが良いことは確かだけど、就職活動に行き詰ったときや、就活の前にステップを踏みたいときには就職支援サイトやここで紹介したサービスなどを使って、ニートのための求人を探すと良いかもしれませんね。
そして、ニートというステータスを悪くとらえていないような会社もあるということを胸に刻んで、安心して就職活動をしましょう。
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