トラック運転手はなんかカッコイイし、一人の時間が多そうだし、一度は興味を持つ人が多いと思います。特にニートの人にとっては「一人の時間が多いイメージ」が凄く魅力的に感じられ、トラック運転手や運送の仕事に就職してみたいなあと考えるのではないでしょうか。

そこで、運送業界がニートにとって良い就職先である理由や、トラック運転手の仕事に就職するときに知っておきたい将来性の話などをじっくりと語りたいと思います。

最低限知っておきたいトラック運転手の仕事概要

広域配送と地域配送

トラックの仕事には広域配送と地域配送という、運送の種類があります。

広域配送は、水産物や工業製品などを産地・工場から市場や配送拠点に運ぶことです。走る時間帯は夜中から明け方がほとんどで、決まったルートを回るルート配送がメインとなっています。

地域配送は、市場や配送拠点から販売店や顧客の元に商品を運ぶことです。

広域配送は長距離運転が多く、地域配送は長距離がほとんどありません。

ニート上がりの人が長距離運転ばかりというのは結構大変だと思うので、地域配送のほうがオススメです。

トラックには小型・中型・大型がある

小型トラックは普通自動車免許があれば乗れるんですが、中型トラックは中型自動車免許、大型トラックは大型自動車免許が必要です。中型は運転経験2年以上、大型は運転経験3年以上が取得のために必要となるので、注意しましょう。

まあ…ニートからいきなり大型トラック運転手に就職したいという人は少ないだろうから、そこまで気にする必要はないかもしれませんけどね。

年収はトラックの大きさで変わる

年収は小型トラックの場合350万円程度、中型トラックの場合は450~550万円程度、大型の場合は400~700万円程度と、トラックの大きさによって年収が変わります。

この年収の差は免許が必要ということもそうですが、トラックが大きくなると距離が延びる傾向があるということがメインの理由です。

ニートに運送の仕事への就職をオススメできる理由

  • 就職ハードルが低い
  • 一人の時間が長い
  • トラック車内は意外と快適
  • 達成感が得られる
  • 仕事自体は結構シンプル

運送業界やトラック運転手という職種は、常に人手不足で悩んでいます。

「誰でもいいから働きに来てくれー!」と世界の中心で叫びたいくらいです。だから、ニートだろうと適性があると判断されれば経歴には目をつぶって、採用してくれるんですよ。

あと、職歴より運転歴が大事! 免許を取ってから何年とか、運転する頻度とか、違反歴や事故歴の有無とかを面接で細かく質問されます。運転をまったくしないとか、違反歴や事故歴があるというのなら採用されない可能性が高いけど、そうじゃないなら心配ご無用です。

また、これがニートにトラック運転手への就職をオススメしたい最大の理由なんですが、「一人の時間が長い」んですよ。

荷物の積み降ろしのときには人がいるけれど、乗ってしまえばひとりきり。コミュニケーション能力を気にしなくてもいいし、人の目が気になって作業が捗らないということもありません。

宅配会社に就職したとしても、お客とのコミュニケーションなんて「お届けに参りました、ハンコかサインお願いします」くらいです。

しかも、トラックの車内は意外と快適なんですよ。

安くて内装の質が低い車を「トラックみたい」とよく表現するけれど、最近のトラックはシートのフィット感が高く、安全装備も充実していて車内も広々というものが多い。

車内後部に仮眠用のふかふかとした布団を置き、周りに電気ポットや漫画・ブルートゥーススピーカーとモニターなんかも置けちゃいます。

トラックはあなたの城、休憩中は天国です。

また、トラック運転手の仕事は仕事の始まりと終わりが明確で、目的がハッキリしています。その日の仕事を残さずに終えたときには、かなり高い達成感が得られるわけです。

ニート上がりの人にとって、仕事の達成感は何よりも甘い蜜ではないでしょうか。

それでいて仕事内容自体はいたってシンプルであり、ニート上がりの人でもすぐに慣れることができる!

ニートにとって、この仕事は穴場的な就職先なのかもしれませんね。

トラック運転手への就職Q&A集

Q1.男女格差はある?

最近は、女性のトラック運転手もだんだんと増えてきています。

「女だからトラック運転手に就職できない」ということはないので、女性ニートも安心。とは言え、男女格差はあるんじゃないの? ということが気になりますよね。

正直なところ会社によるんですが、基本的には運送業界全体が「男女平等」の傾向があります。かなりの人手不足であえいでいて男女問わず長く働ける人材が欲しいから、会社は格差を生みだしません。

ただ、女性には夜勤をさせないという会社は結構あります。

夜勤が嫌な人には朗報だけど、深夜手当込みで稼ぎたいという人には悲報ですね。

Q2.怖い人が多い?

ニートにトラック運転手をオススメする掲示板のスレッドがたまに立ちますが、そのたびに「怖い人がいるんじゃないの?」という意見を目にします。優しい人とのコミュニケーションすら少ないニートにとって、怖い人とのコミュニケーションは異次元の出来事だろうから気になるのも当然でしょう。

ただ、これに関しては…YESとも、NOとも言えません。

「怖い人も」多いし、「温和な人も」多いですから。

まあ…そもそもトラック運転手は一人の時間が長いという特性上、会社の人と関わる時間が短いので、怖い人が居る職場でもそこまで気にする必要はないと思います。

どうしても気になるなら、職場の雰囲気を重視して求人選びをすると良いでしょう。

Q3.将来性は?

運送業界の将来性は、高いとも低いとも言えません。

無くなることはないでしょうが、あり方が変わる可能性はあると思います。長距離ドライバーの労働時間が問題視されてきているわけですし、多くの通販会社などが配送方法を変えたり増やしたりしているわけですしね。

今のところ何とも言えない感じです。

また、トラック運転手の将来性に関しては結構高め。

トラックドライバーのキャリアアップと言えば、トラックのサイズを大きくしていくことや危険物の取扱に関する資格を取得して業務の幅を増やしていくことなどが一般的です。そこからは、運行管理者という管理職になる道もありますよ。

意外と長く働ける業界・仕事なんです。

また、ニートからトラック運転手に就職することでさまざまな道が開けます。

たとえば、土地勘を活かして不動産系の営業職になるとか、タクシードライバーになるとかね。

そういう道も込みで、ニートからトラック運転手に就職するかどうかを判断すると良いでしょう。

運送の仕事に興味あるニートにオススメな他の仕事の選択肢

ニートが運送業界やトラック運転手への就職に興味を持つ理由には、「一人の時間が長い仕事」というイメージがあるのではないでしょうか。そこに着目して、職場の人と関わることが少ない仕事を集めてみました。

タクシードライバーは客と関わるので、「職場の人間関係は面倒だけど、人とのコミュニケーションは欲しい」と考えている人向けです。コミュ力が低くても就職自体は難しくないので、リハビリにもちょうどいいですしね。

ニート上がりの人にとって、客との適度な距離感での関わりは良い刺激になるでしょう。

また、ビルメンテナンスは資格を取得することでやれることが増え、キャリアパスも増えるというわかりやすさも魅力的です。

そして、ライターは在宅可能な会社が多いというのがいいですね。一人で仕事をする時間が長い仕事の究極系と言えそう。

郵便局の配達は運送業界に近いものがありますが、トラックではなくバイクという点がニートにとってのハードルの低さに繋がるのではないでしょうか。

以上のように、トラック運転手に近い特徴を持つ仕事は少なくありません。

トラック運転手を就職先候補にするのはいいけれど、それ一択にしてしまうのではなく、他の選択肢も吟味したうえで就職するかどうかを慎重に決めましょう。