ルート配送は受かりやすい。
だから、ルート配送はニートの社会復帰に向いてる仕事だと言われています。ただ、ニートにルート配送をオススメしたいのは、僕が思うに「受かりやすい」という単純な理由だけではないんですよね。
じゃあその理由は何かということを説明しながら、ニートがルート配送の仕事に就くことへの不安要素を徹底的に解消するためのQ&Aを紹介したいと思います。
ニートの就職先にルート配送がオススメの理由
ニートにルート配送をオススメしたい理由。
- 人間関係が薄い
- トラックドライバー界隈では休日が多め
- 解雇されにくい
- 手に職が付く
ルート配送は、人間関係が比較的薄いです。
積み込みと積み降ろしをするときには人と関わりますが、必要以上に関わることはありません。作業を開始するときと作業が終わったときに報告する程度の人付き合いで、あとは黙々と自分の仕事を終わらせるのみ!
コミュ障&ニートだとしても、何の心配もありません。
そして、ルート配送は週休2日をしっかりと確保しやすいです。当日中に仕事を終えることが前提となっていて、仕事を持ち越すことがないので休日出勤はありません。長距離運転が無いためにスケジュールの管理がしやすいのも、休日が取りやすい理由です。
残業も、長距離ドライバーと比べれば少ないですしね。
あと、これはトラックドライバー全体のメリットなんですが、ドライバーは解雇されにくいです。どこもドライバー不足だから、突然一方的に解雇なんてできないんですよ。多少失敗したとしても、クレームが多くなったとしても、切られないわけです。
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もちろん、ルート配送ならではの大変さもある
- 活動時間の偏り
- 仕事が単調で飽きる
- 足腰が痛い
ルート配送は、仕事の時間が偏ることが多いです。
昼に仕事をする場合は朝7時という早くに出勤するケースが多く、その分昼の早めの時間に仕事が終わります。一方、夜に仕事をする場合は昼夜逆転の生活になることがあるんです。
昼と夜とがシフトで交代するのではなく、それぞれが会社によって完全に偏ることが多いのが辛いところですね。
元々昼夜逆転している人なら夜を選び、日中に活動したいなら昼を選ぶという求人選びが必要になります。
また、仕事が単調ということは「つまらない」「飽きる」というデメリットでもありますが、単調な仕事から「働くことに慣れたい」という人にはメリットでもあるのではないでしょうか。
足腰に関しては…重い荷物を積んだり降ろしたりすることがあるので、当然負担がかかります。
マッサージに行くなどして、定期的にメンテナンスをしたほうがいいでしょうね。
ニートにオススメのルート配送の種類
- コンビニ
- スーパー
- 食品の卸業者
- クリーニング
- 自販機
- その他、倉庫を持つ企業
以上のように、ルート配送は、案外さまざまなところで活躍しています。
コンビニに行くと配送ドライバーが来る現場に出くわすことも多く、コンビニのルート配送が一番イメージしやすいでしょう。
ただ、ニートからコンビニのルート配送になるのは少しきついかもしれません。
規則が厳しすぎるんですよ。
たとえば、駐車位置を指定されたり、納品時の確認事項がとてつもなく多かったり、店内での振る舞い方のルールが超細かかったり、配送自体に規則があったり…。それをしっかり順守しているかを、監視されることもあるんですよ。
過去にあった事例を防ぐためにルールが作られまくるわけですが、現場レベルだと現実味が無いルールもたくさんあります。
それを守るために作業時間がかなりかかってしまい、律儀に順守してたら指定時刻に間に合わないことも多いです。
ただし、規則破りがバレれば減給されます。ルート配送の月収は25~30万円程度で、ボーナス込みで450万円、ボーナス無しだと300~350万円程度とあまり高くはありません。それが減らされるとなると、プレッシャーがはんぱではないですよね。
以上のことから、少なくともコンビニは避けた方が良いと思います。
その他の就職先に関しては正直好みによりけりなんですが、「気を遣うことが多い商品を運ぶというプレッシャー」が無い方が良いなら、スーパー・食品あたりは避けたほうがいいかもしれません。
ただ、自販機は同時にたくさん運べずに往復したり、超重たかったりして体力的にしんどいです。
そうなると、最もニートにオススメしやすいのは、クリーニングや「その他」になりますね。その他には本や電化製品などさまざまなものがあるので、「これなら扱いやすそう」という基準で選ぶか、給料や残業などの基準で就職先を絞り込むと良いでしょう。
ニートからルート配送になるためのQ&A集
Q1.普通免許しか持ってない/ペーパードライバーだけど大丈夫?
普通免許しか持っていなくても、ルート配送に就職できます。
ドライバー不足が深刻なため、採用が決まった後に免許の取得を支援してくれるという会社が多いんです。ペーパードライバーだとしても、そもそも普通車とトラックとでは運転間隔がまるで違うのでそこはあまり気にされません。
むしろ、運転に自信が無い人のほうが「しっかり安全順守で学んでくれるだろう」という安心感すらあるのではないでしょうか。
だから、引きこもりやニートで運転経験がほとんどなくても問題ありませんよ!
Q2.道を覚えるのが苦手・方向音痴でも大丈夫?
どれだけ覚えるのが苦手な人でも、毎日同じルートを通ることで嫌でも道を覚えられると思います。どうしても覚えられなければ都度確認したり、目印を作ったりして対応可能です。そして、方向音痴だからと言って働けないということは決してありません。
世の中には「方向音痴だけど運転大好きです!」という人、大勢いますしね。
Q3.ルート配送から繋がるキャリアはある?
ニートからルート配送に就職したとして、ずっとルート配送で終わるのかという不安があると思いますが…。
一応、ルート配送から直結するキャリアはありますよ。
それが、運行管理者です。
5年間、貨物や旅客などでドライバーの仕事をして所定の講習を5回以上受けると、運行管理者の試験を受けることができるようになります。それに合格すると、運行管理者という国家資格を取得することができるんです。
運行管理者の仕事は、ドライバーの運行計画を作成したり、安全管理をしたり、配車予定を立てたりすること。
要は「管理側」の仕事ですね。
現場側を経験して管理側に回ることで、年収は500万円程度にはなります。世間一般の平均年収くらいか、それより少し上くらいは稼げるわけです。
ニートからルート配送への就職に興味があるのなら、運行管理者のキャリアに進むことも考えておくことをオススメします。
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