ニートを抜け出す方法は、意外とたくさんあります。

中にはかなり手荒い方法でニートを抜け出す人もいるし、手堅い方法で着実に抜け出そうとする人もいるんですよ。ニートに選択肢は無いと思っているかもしれないけれど、実はそんなことはないということ。

そこで、ニートを抜け出す方法を手荒い方法から堅実な方法まで幅広く、紹介しましょう。

手荒い方法でニートから抜け出す!

この方法なら簡単にニートから抜け出すことができますが、リスクが大きい。反面教師として参考にしてもらえればと思います。

1.ホームレスになる

あなたがニートであるかどうかということを決めているのは、親に頼っているかどうかということが大きいと思います。実家暮らしもそうだし、一人暮らしでも衣食住のお金を親が出しているのだからそうですよね。

ところがどうでしょうか。

ホームレスになれば、誰にも頼っていませんよね。

だから、あなたはニートではなくなるわけです。

2.出家する

無常の世界の苦しみから解き放たれて、出家する。

出家してお坊さんになれば、あなたはもうニートではありません。人から尊敬される立派な身分が手に入ります。

出家する方法は宗派によって微妙に異なるんですが、各宗派ともに共通しているのは「宗派管轄の大学を出て試験に通る」か「師匠を見つけて弟子入りする」かのどちらかの道を選ぶことになるということです。

「出家するから学費出してくれ!」と親に言ったとしても、「気でも違ったか」と思われるだけでしょう。

師匠を見つけて弟子入りルート一択ですね。

堅実な方法でニートを抜け出す方法なら「就職」しかない!

手荒い方法を2つ紹介してみましたが、正直嫌という人が多いと思います。

それなら、残されたニートを抜け出す方法は「就職」だけです。ただ、就職と一口に言ってもその方法はたくさんあるんですよ。

1.週1~3のアルバイトから始める

まず、週1~3のアルバイトから始めるという道があります。

週1~3日程度のアルバイトだと、時給900円×8時間と高めの基準だとしても週に7200~21600円程度の稼ぎです。これを4週間繰り返したとして、10万円も稼げないことになります。一人暮らしで自活というのは到底無理です。

ただし、小遣い程度は稼げます。

これまでは親のお金で買っていたものを自分のお金で買えるし、これまでは断念していたものも買えるようになるんです。社会に出て働く喜びの中で特に大きいのは、稼いだお金で趣味生活を潤したり、おいしい食事をとったりすることだと僕は思います。

その喜びをこの程度のアルバイトでも体感できるんです。

そこから働くことに対するマイナスイメージを払拭し、働くことに慣れることができるようになります。そして、そのうちに小遣い稼ぎ程度では物足りなくなり、「もっと稼ぎたい」と本格的にニート脱却を目指すようになるのではないでしょうか。

だから、週1~3日程度のアルバイトに就くと同時に正社員の仕事を探し始めることをオススメします。

ニートから正社員になるには数か月かかるので、その間に働くことに慣れてマイナスイメージも取っ払えてしまうというわけです。

2.フルタイムのアルバイトに就く

だいたい毎日8時間程度のシフトを、週5日間入るのがフルタイムのアルバイトです。

フルタイムのアルバイトに就くと、世間的にはニートからフリーターにランクアップします。稼ぎも時給900円をベースにして考えると、14万4千円は稼げる計算です。もし、時給1200円とかなり高い水準の仕事をしたとしたら、19万2千円になります。

ここまで稼ぐことができれば、一人暮らしで自活することも十分可能です。

ただ、世間一般のフリーターは週2~3日程度のバイトを複数掛け持ちしている人が多いんですよ。

それはどうしてかというと、フルタイムで募集しているアルバイトの職種はそんなに幅広いわけではないためです。

フルタイムのアルバイト求人は、圧倒的にオフィスワーク中心なんです。コールセンター、データ入力、事務作業スタッフなどですね。たまに飲食店などでもフルタイムを募集していることがありますが、飲食店は残業が多くなるなどでニートにはオススメしづらいです。

個人的に、フルタイムのアルバイトならデータ入力やコールセンターを特にオススメします。

データ入力はコミュ力が必要なく、単純作業でニートにとって比較的楽です。そして、コールセンターはマニュアルに則って仕事をしながら対人能力を鍛えることができますよ。

普通のバイトに比べたら職種は限られますが、その中でも選択肢があるので、なるべく自分に合った仕事を選ぶようにしましょう。

3.契約社員になる

アルバイトと正社員の中間的な位置にあるのが、契約社員です。

契約社員というのは、「期間限定の雇用形態」なんですよ。

契約書には必ず契約期間が明記されていて、その期間に到達すると「継続か離職か」を選ぶことができます。契約自動更新の場合もあるけど、「次の契約期間満了で辞める」ということを伝えれば、すんなり辞められるんです。

ただし、期間満了を待たずして辞めるときには、必ず雇用主の同意が必要になります。正社員は期間が決められていないからいつでも退職届を出し、その2週間後に辞められるけど、契約社員はそうじゃないんです。

そこには注意しておく必要があります。

また、月収は20万円程度が相場です。昇給は契約次第ですが、契約社員だと昇給ナシというのが一般的なんですよ。そして、賞与も無いということが多いです。福利厚生は契約社員でも一部受けられるという会社が多いので、そういうメリットはあります。

福利厚生を受けながら、自活できる程度の給料を得て、社会経験も得ながら正社員の仕事探しができるわけです。

期間が決められている分、精神的に楽ですしね。

ニートを抜け出す方法としては、かなり選びやすいと思います。

4.派遣社員になる

派遣社員は、面接がほとんど無いに等しいというのがニートにとっての魅力です。

ニートを抜け出そうとしても、面接で躓くことが多いですよね。派遣社員は、人材派遣会社と簡単な面談をして登録をすれば働けるので、採用時点で躓くということがほとんどありません。

あとは、あなたの希望を考慮しながら、あなたの能力や経験で働ける仕事を紹介してくれるという流れです。

一応紹介先でも簡単な面談があるケースがありますが、それすらないというのも多いんですよ。

派遣社員の時給は1500円程度が平均です。月給にすると契約社員と同程度、20万円くらいが相場ということになります。

派遣社員として自活しながら、正社員求人を探せるわけです。

しかも、最近は派遣社員の正社員登用に力を入れる会社も多くなっているので、それを狙うという手もありますね。

5.フリーランスになる

働きに出るのではなく、こもりがちになっている家を仕事場としてしまう逆転の発想!

フリーライター、フリーエンジニア、フリーWebデザイナーと職種は色々ありますが、特別なスキルを持たないならフリーライターを選ぶことになるでしょう。目の前にあるパソコンで案件を探し、目の前にあるパソコンで執筆をすればある程度のお金になります。

月給20万円以上を稼ごうとすると結構苦労しますが、初心者でも月給10万円程度稼ぐのは可能です。

また、フリーランスは自分のペースで仕事を受けることができますし、納期さえ守れば休日も自由に作れます。「今日はどうしても身が入らない」というときは休めるし、あなたの体力や精神力がもつ範囲で仕事を受ければいいわけです。

フリーランスというと冒険してるイメージだけど、ニートから抜け出す方法としては、かなり手堅いと思います。

6.最初から正社員になる

これまで「段階を踏む」ことでニートを抜け出そうという話をしてきました。ただ、段階を踏まず、ニートからいきなり正社員を目指すというのもアリです。

問題なのは最初から正社員になることができる状況に、あなたがいるのかということ。

ニートを抜け出す方法を調べているくらいだから、それが難しいのではないかということを心のどこかで思っているのではないでしょうか。だけど、実際にはもうすでに正社員になれるほどの社会性や精神力を身につけている可能性もあります。

そこで、一度、正社員の求人を探してみて、面接を受けてみて判断してはどうでしょう?

面接で激しくテンパったり、取り乱したりしなければ、あなたはもう正社員として働けると思います。

また、自分に合った仕事やニートからでも就職しやすい仕事を軸に求人を探したうえで、残業時間や休日日数など会社選びもしっかりと行えば、ニートから直接正社員になることは十分可能ですよ。

7.自立支援施設に入る

自力で就職するのが難しい状況にあるなら、まずは自立支援施設に入るという手があります。

自立支援施設というのは、ニート・引きこもり・精神病患者などが自活できるようにさまざまな支援を行う施設のことで、各地にあるんです。

支援内容は各施設により異なりますが、大体はこんな感じ。

  • 個別相談
  • 家庭訪問
  • 一人暮らし支援
  • 共同生活寮への入寮

最初は軽いジャブ的に、個別相談や家庭訪問から入るのが一般的です。ニートになった経緯とか、今自分がどのように感じているのかなどを語れば、それに合ったアドバイスが得られます。

家庭訪問では何をするかというと、引きこもりを外に引っ張り出したり、話し相手になって外出の機会を作ったりですね。

そして、一人暮らし支援は一人暮らしを始めるための助言、ボランティア経験による人との交流機会の支援などを行うことが多いです。

ただ、それだけでニートから抜け出せれば苦労しませんよね。

そこで、自立支援施設は共同生活できる寮を用意していることがほとんど。

親元も地元も離れて、自分のことを誰も知らないところで生活します。共同生活寮ではスタッフの助言を得ながら自分のことは自分でこなし、生活力を付けていくことを目的としているんです。

さらに、共同生活により協調性や社会性を身につけることもできます。

希望者にはアルバイトの紹介、ボランティアの紹介などもあるんです。

そして、寮での生活において「この人はもう社会に出ても大丈夫」とスタッフが判断した場合、その施設を運営する会社の紹介で正社員登用されるという支援を行っているケースがあります。

職種は選べないけど、エスカレーター式に就職できるのでニートを抜け出すのにはぴったりですね。

まずは、自分に何ができるのかを考えよう

自分に何ができるのかを知っていれば、ニートから抜け出すのにぴったりな自分に合う仕事を選ぶことができます。

そして、自分にできることが意外とたくさんあると思えば最初から正社員を目指す自信になるでしょう。もし、案の定あまりできることがなかったというなら段階を踏んで脱ニートをするという道を選ぶことができます。

そのためには、自分自身の経験が鍵になるんです。

「仕事に使えるような経験なんてないよ」と思うかもしれません。

だけど、僕はこう思います。

犯罪以外は全部かけがえのない人生経験だ!

そして、人間の適性というのは、天性的な才能以外は人生経験によって決まります。どんなに些細なことでも、それが犯罪ではない限り、仕事に活かせる適性として昇華している可能性があるというわけです。

自分の人生経験を知るということは、自分の能力や適性を知ることに繋がると言えます。

だから、とにかくあなたの人生で経験したことを覚えている限り、すべて洗い出してみてください。

ただ、能力や適性を知るには、経験を洗い出すだけでなく、「そのとき何を感じたか」「どんなことをしたか」ということを詳しく洗い出すことが必要です。

あなたがプラスのことを感じ、プラスの行動をしたのなら、あなたはその経験から確実に何かを得ています。

それが何かを特定するには、もしその経験を活かすとするならどんな仕事だろうかと考えることが大切です。

そして、その仕事に求められる能力や適性などを調べて、自分が感じたことや行動したことに関係していそうなものをピックアップします。それが、あなたがその経験で得た能力や適性ということになるんです。

これで自分の経験から得た能力と適性がわかり、仕事とも結びつきました。

あとは、あなたに合った方法でニートから抜け出すだけです!