ガス会社を辞めたい人へ。退職の考え方や転職先候補を考察してみました。

人々の暮らしに無くてはならない「ガス」。

都市ガスにLPガスに色々とある中で、最近は通信業をしていた会社が急に電力やガスを売り始めてカオスになってきていますよね。

ガス会社で働く人の声を調べてみると、辞めたい気持ちを抱えながら働いている人も少なくないようです。

このページでは、ガス会社で働く人の悩みを踏まえながら、転職で解決する道を探ってみたいと思います。

ガス会社を辞めたい理由で多いのは?

  • 新規顧客開拓の苦労
  • 現場営業所、顧客対応業務が大変!
  • 営業も事務も知識が求められる

営業の苦労といえば新規顧客獲得。ガスというのは大抵、「その地域には決まった繋がりがある」会社というものがあります。「この地域はこのプロパンガスに契約するものだ」と決まり切っているから、建築予定のアパート・マンションなどを探したところでなかなか契約してもらえません。

地域ぐるみで付き合いが長い会社があるというのが、ネックなんですよね。

「うちの会社が建てるものは全部このガス会社だ」というのなら、まだ突き崩せそうなものの…。

ガスの新規顧客開拓は本当に苦労します。しかも、そんなに新規顧客となり得る人たちが大勢いるわけじゃないんですよね。既に人が入居しているところにはガス契約がもうあるから、変更してくださいとしか言えません。

ポスティングするくらいしか、しようがない。

ただ、日本はもう土地をかなり使ってしまっているから新築と言っても限りがある。

また、これはインフラ企業あるあるかもしれませんが、顧客が特殊なんですよね。

ガス会社の多くは、入社後すぐ営業に出すことをしません。入社後、最初のうちは現場経験を積ませようということで、現場営業所で顧客対応業務をすることになります。営業をするにも事務をするにも、顧客の声は知らないといけない。

しかし、クレーマーの癖が強い。

ライフラインにかかわることだからみんな必死なんですよね。

あと、支払いが無かったためにガスの供給をストップしたところから、クレームが来ることも多いです。クレームをするのに払わない・払えないと言われ、人格を疑いながらもストレスになりますよね。

心労ばかりが募ります。

また、営業・事務関係なく、どんな職種でも専門知識を身に付けなければならないのが難しいところですよね。これもガス会社の方針として掲げていることが多いです。

ガスという危険物を扱う会社だからこそなのかもしれません。

そんな辛さに辞めたいと思う人がいても、全くおかしくない。「辞める」ことを現実のこととして、考えるべきなんだと僕は思います。

LPガスと都市ガスの将来性は?

転職活動の話に入る前に、ちょっと語らせてほしいことがあります。

LPガスと都市ガスの将来性。ガス会社は淘汰されるという声が、色々なところから上がっています。

電力は国が主導して発展させたエネルギー産業だけど、ガスは地域によって発展してきたエネルギー産業です。都市ガスが独占している地域もあれば、LPガスが独占している地域もあります。

2017年4月に都市ガスの小売自由化が実施され、LPガスは生き残れないなんて言われましたよね。実際LPガスの将来性というのはやや危ういものだと僕も考えていて、淘汰される日が来るのではないかとは思っています。

ただ、これを書いている2019年現在はプロパンガスが強い地方に関しては依然としてプロパンが多いんです。

「うちもガス供給しますよープラン紹介しますねー」なんてチラシがポストに入っていたとしても、アパートやマンションは大抵今までの付き合いを辞めません。

確かに都市部だと都市ガス一強になり、プロパンガスは減少傾向にあるという話は新聞などで読みました。

ただ、都市ガスを地方まで供給する導線がまだまだ足りないんですよね。

日本全国各地に都市ガスを供給できる状況ではないため、完全にLPガスが消滅するにはまだまだ年数がかかります。そして、ここは国が主導とならないと実現しないところではないでしょうか。

それさえ実現してしまえば、LPガスは都市ガスに淘汰されてしまうかもしれません。

ガス会社を辞めたいなら、ガスと電気以外の仕事をしよう

ガス会社を辞めたい理由をネットで見ていると、営業職なら営業職の辛さがメインというよりも「ガス会社だから」「インフラ会社だから」という理由がメインという風に感じました。

もちろん営業職である限り新規顧客開拓にはノルマが付きまといますが、それなら既存顧客ルート営業に切り替えれば済むと思うんです。

営業職自体を辞めずとも、業界を変えたり営業スタイルが異なる会社に転職したりするだけで、十分満足できる結果になるのではないでしょうか。

事務職に関しても同じことで、業界を変えて事務をすることで不満はあらかた解決すると思います。

ただ、「もう営業は嫌だ! 人と関わらない仕事がしたい」という人も、「もう事務は嫌だ! やりがいが大きな仕事がしたい」という人もいるでしょう。

それなら、営業から事務、事務から営業というのもアリだと思います。

ガス会社を辞めたい理由が今の職種にあるなら職種を変えて、職種に無いなら変えずに転職する。職種を変えるときは、今の仕事と逆の特徴を持つ仕事を探せばスムーズに良い仕事に巡り合えると思います。

もちろん、それは営業・事務以外の人たちにも当てはまります。

現場営業所の仕事が嫌ならコールセンターなどの仕事はNG。

クレームと縁がない事務職か、クレームが比較的少ないサービス業などがオススメです。

知識を活かした転職をするなら?

ガスに関する知識はどの職種でも必要とされます。

もちろんそれは「ガスを扱うための知識」だけではないはずです。営業なら売るための知識だし、事務なら的確に事務処理をこなすための知識だと思うんです。だから、文系の職種だと「危険物としてのガス取り扱いの知識」は無いでしょう。

そうなると知識を活かしての転職は難しいですが、知識ゼロよりは有利になる仕事ならあります。

たとえば、ビルメンテナンスはガスに関する知識が求められるものの、無くても転職可能です。「知識は働きながら勉強してね」「資格取ったら手当あげるよ」というスタンスですから。

今の仕事とのつながりは小さなものかもしれませんが、「今の仕事の何かを活かしたい」と考えるなら、その小さなつながりを追うことが大切です。

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