事務を辞めたい!事務から転職するならどんな職場・職種を選べばいい?

一般的に「事務は楽な仕事」と思われがちだし、確かにそういう側面もあるかもしれない。

でも、実際にSNSなどで調べてみると、「事務を辞めたい!」と嘆いている人がとても多いです。

この記事では事務職の悩みの実情に迫りつつ、事務からの転職先候補や求人探しの方法などを掘り下げていきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

事務を辞めたい人のよくある悩みを分析

転職について語る前に、事務職の悩みの傾向を整理しておきたいと思います。

よくある悩みを知ることで転職の方向性も見えてきますし、意識できていなかった無意識の悩みにも気づけるかもしれません。

人との関わりが少な過ぎてストレスを感じる

事務をしていると、本当に人との会話が少ないです。データ入力などのパソコン業務がメインで、一日中パソコンと向かい合って仕事をします。電話応対があれば人と話しますが、電話応対と人と話すこととはまた別ですよね。

「パソコンとじゃなくて、人と向き合いたい!」

そんな人とって、事務の仕事はストレス以外の何ものでもありません。

事務職ならではの体調不良

夏や冬に空調の整った環境で働けるというのは、事務職の特権でもあります。

でも、空調のきいた快適な室内で長い間過ごしていると、クーラー病を発症する可能性があります。

症状は、頭痛・肩こり・腰痛・腹痛・倦怠感と疲労感・足のむくみなど。

夏場の場合は頭痛は室内から外に出たときに、腹痛は外から室内に入ったとき起こりがちです。冬場はそれが逆転します。クーラー病とは言いますが、冬場の暖房でも似たような症状が出るんですよね。

贅沢な悩みだと言われるかもしれませんが、実際これが原因で辞める人は多いようです。

給料が低い&上がらない

事務職全般にありがちなことですが、給料がなかなか上がらないんですよね。

仕事内容自体が難しくはないため、給料もそれなりになってしまう

理屈はわかりますが、働いている側は辛い。事務職が必要不可欠なら、もっと給料くれよと思ってしまいますよね。

仕事が単調すぎてやりがいが見いだせない

事務職は、仕事内容も単調だし、誰かに感謝されることも少なく、やりがいを見出すのが難しいです。

仕事が単調なら毎日の生活も単調になり、毎日毎日職場から自宅を往復して適当にテレビかネットでも見て、ご飯食べて寝る日々。給料がそれほど高くないから、「アフターファイブにご褒美!」みたいなノリで女性誌に載っているOLの生活なんて真似できない。

何のために仕事をしているのかわからなくなるという人も多いようです。

専門性の高さがストレスに

例えば、銀行や証券会社で働く金融事務のような専門性の高い事務職ならではの大変さもあります。

まず、仕事の中で専門用語を覚えなければならなかったり、会社から資格取得を要求されたりもします。

そして、金融業界はお金を扱う重大な役割を担っているために情報管理がとても厳しい。だから人にあまり愚痴ることもできないんですよね。「こんなことがあってさー」と軽く愚痴るだけでも、アウトな情報を出してしまったりしますから。

こういった類の大変さや働きにくさって、ストレスとしてじわじわと蓄積されていくんですよね。

他にもいろいろ。事務を辞めたい人の声をまとめて紹介

最後に、SNSなどで見つけた「事務職を辞めたい人の声」をまとめて紹介します。

  • 老害上司によるパワハラ&セクハラ
  • 雑用扱いされるのが辛い
  • 仕事量が多すぎていつも頭がパンクしそう
  • 職場の人数が少ないから人間関係に気を使いまくりでキツい
  • 女性ばかり(男性ばかり)で職場に馴染めない
  • 男性上司のミソジニー(女性蔑視)っぷりに耐えられない
  • 営業のような仕事までさせられる
  • 職場に漂う加齢臭がキツすぎる
  • 結婚や出産に対する理解がない職場なので、自分がそうなったときのことを考えると不安
  • お局・イジメ・派閥。三拍子そろってて地獄
  • 明らかに人員不足で残業時間が多すぎる

【プランA】事務として他の職場に転職!求人探しのポイントを解説

違う種類の事務職への転職を検討しよう

事務職といっても種類はたくさんあります。今とは違うタイプの事務職への転職も検討してみましょう。

それぞれの事務職の特徴を紹介するので、参考にしてみてください。

一般事務

一般事務は主に、書類作成・書類管理・データ入力・電話対応・来客対応などを行います。他にも郵便物の発送と仕訳、備品の管理と発注を行う会社も多いです。一般事務が具体的に何を行うかは、会社によって異なる部分が結構多いので求人に応募するときは注意しましょう。

一般事務の給料は、未経験ならどの求人を見ても20~23万円程度です。平均年収は270~300万円前後となっていますが、長く勤めて役職がつくともっと上がります。

一般事務には、地味な作業をコツコツ繰り返すことが苦にならない人が向いている。「毎日違うことをするのは刺激が強すぎて辛い」という人には、良いのではないでしょうか。

営業事務

営業事務は、簡単に言えば営業職のサポートを行う仕事です。

具体的には、見積書・契約書・発注書・申込書・納品書・受領書・検収書など各種書類の作成と管理、営業職の現状把握などが営業事務の仕事となります。ほかにも営業所内の電話を取ったり、業務を効率化するための提案をしたりすることもある仕事です。

営業事務がいないと商品は売れないと言っても過言ではありません。

そのため給料は一般事務より高く、300~400万円あたりがボリュームゾーンになっているんです。

コミュニケーション能力があり気遣いが得意な人と、物事を自分の考えで捉えることができる人は、営業事務に向いていると思いますよ。

経理事務

経理事務は、会社のお金の流れを管理する仕事です。

日頃は「現金・預金管理」「伝票の管理と起票」などを行い、締め日が近くなると決算を行います。ほかには入金管理や取引先への支払いなども随時行いますし、確定申告の時期には年次決算・連結決算・申告など大忙しです。

経理の仕事で注意したいのは、確定申告が迫る繁忙期には月の残業時間が余裕で40時間を超えることもあるということ。

それ以外の時期は暇なことも多く、そのギャップに耐えられるかどうかが鍵となるのではないでしょうか。

お金を管理する仕事ということで几帳面な人・数字に強い人などが向いていると言えます。

また、簿記2級の資格が必要とされることが多いので注意しましょう。

資格が必要なこともありますし、専門的な仕事とも言えるためか、給料は比較的高いです。未経験は250~350万円程度スタートですが、実務経験を積めば600万円程度になることもあります。

貿易事務

貿易事務の仕事は貿易書類の作成と確認、出荷や輸送・通関関係の手配、出荷と納入管理、メール対応などです。

特徴的なのは「貿易に関する専門知識が必要とされる」ことと「英語能力が必要とされる」ことでしょうか。事務職の中でも特に難しい仕事と言えるかもしれません。

そのためか平均年収は400~450万円ほどと結構高めです。経験者が転職を行うと、年収500万円以上の条件を提示されることもあります。

専門知識を学ぶことが苦にならずむしろ楽しいと思える人で、英語能力があるのなら挑戦してみると面白い仕事をしながらしっかり稼ぐことができるのではないでしょうか。

医療事務・介護事務

医療事務は医療現場で働く仕事です。

受付と会計を行ったり、診療報酬明細書(レセプト)を作成・診療費用の請求などを行ったりします。レセプト入力に関しては知識が必要とされるものの、専用ソフトを使うためそう難しくはありません。仕事をする上で覚えられるため、未経験でも問題はないでしょう。

介護事務は医療事務と少し似ていて、介護現場で受付と介護報酬請求を行います。医療事務の介護版のようなものです。

両方ともにコミュニケーションがあり、数字に強い人に向いています。経理と適正はかなり近いです。

平均年収はどちらも250~350万円あたりと一般事務とあまり変わりません。

学校事務

学生の対応と学籍管理、書類の作成と管理、教材の管理と発注、経理や人事・総務などさまざまな仕事があります。学校事務と言ってもさまざまな業務があるというわけで、そのどれを自分が担うかは職場次第なところがあるんです。

学生と関わる仕事のためコミュニケーション能力が必要とされるのと、学生の問題に寄り添いながらもある程度突き放して考えられることが求められます。

学校事務の平均年収は、500~550万円程度と比較的高いです。公立より私立のほうが年収のふり幅が大きく、平均以下になることもあれば1000万円近くになることもあります。

休みの多さを重視するなら

事務職の種類によって休日体系に違いがあります。

たとえば、一般事務は土日休みの完全週休二日制が基本だけど、医療事務はシフト制が基本。クリニックだと、土日休みや「木曜・日曜休み」というところも多いです。

営業事務は、一般事務と同じく土日休みの完全週休二日制が基本。ただ、一般事務よりも業務量が多く残業をする可能性が高いという問題があります。

その会社の営業職の忙しさと、営業事務の忙しさが比例する傾向にあるため、営業事務に就くならその点を調べておく必要があるでしょう。

結局、「しっかり休みたい」という人は一般事務が良いのかもしれません。

一般事務が一番求人数も多く、選り好みしやすいですしね。営業事務が居ない会社はあるけど、一般事務が居ない会社は恐らくないでしょうから。

事務の求人選びで特に注意するべきポイントは2つ

求人が少ないので採用対策はしっかりと

事務職は営業職などと比べると求人が少ないです。

離職率が比較的低く、営業職ほど多人数を必要としていないためそのような状況になっています。さらに転職者からの人気がとても高い仕事なので、競争率が自ずと高くなるんです。

自己アピールをしっかり考えておかないと面接で落とされる可能性が高いです。

しっかりと採用対策を練りましょう。

人間関係良好な職場を選ぶ

事務の仕事というのは、ほとんどの時間を事務所内で過ごすものなんですよね。

だから、職場の人間関係や雰囲気によっては天国にも地獄にもなります。事務職が転職する理由で最も多いのが人間関係なんです。

再び転職することが無いように、職場選びは慎重に行いましょう。

求人探しは転職エージェントを活用

事務職の中でも特に自分に合う仕事を見つけることと、人間関係良好な職場を見つけること。そして少ない求人の中からなるべくたくさんの求人を得て、比較検討することが大切です。

そのために、転職エージェントを使いましょう。

転職エージェントに相談することによって自分の適性が見えてきますし、職場の雰囲気などの情報もゲットできます。非公開求人と公開求人両方を見ることで比較対象も増え、転職を確実に成功させやすいです。

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事務から秘書という道を考える人は多いけど、実際どう?

僕個人的には、「秘書」は良い転職先候補だと思います。

事務よりも給料が良くなるし、「何のために、誰のために仕事をするのか」が明確になります。事務みたいに単調な仕事でもないし、気を利かせて自分で考えて動くから仕事をしている実感とかやりがいも得られると思います。

しかも、資料作成・電話対応・文書作成などの仕事があるから、事務経験も活かせます。

「だけど、秘書は資格が要るんじゃない?」

別に、仕事をするのに秘書技能検定の資格は必須じゃないんです。「持っていると転職に有利だし、給料も上がるかもしれないよ」というもので、要は自分の秘書としての能力を試したり証明したりするものという位置づけ。

資格未取得・秘書未経験でも雇ってくれる会社はあります。

また、近年は正社員として常駐する秘書じゃなくて、同行秘書という働き方も注目されているみたいですよ。

これはアルバイトやパートに近い働き方で、会社役員や社長が出張や接待に出向くときに同行する仕事です。時給が3000円くらいと高く、一般秘書のように資料作成や電話対応などの仕事もありません。

ダブルワークにも使えると思いますし、結婚を控えている人や出産を考えている人にもオススメできます。

もっと人と関わりたいなら、サービス業がおすすめ

「私はもっと人と関わりたい、会話がしたいんだ!」という人にオススメの転職先はサービス業です。

サービス業は接客があるから人とバンバン関わるし、接客があると毎日完全に単調になるということはありませんし、事務から転職するとかなり新鮮だと思います。

ただ、サービス業と言ってもあまりに幅が広いですよね。この世の中にはサービスが溢れていて、しかもこうしている間にも新しいサービスが生まれては消えています。

僕個人の意見としては、給料重視じゃないなら好きなサービス業を選べばいいと思います。

ただ、給料を少しでも重視したいなら、オススメは旅行業界・ホテル業界・レジャー業界に絞られます。

業種別の平均年収ランキングを見てみると、ホテル・旅行・レジャー関係は比較的年収が高めです。

レジャーは323万円、旅行業界は291万円、ホテルは277万円。

給与水準が低めのサービス業界の中ではダントツに高いです。

やりがいを求めるなら「営業職」

世間的に事務と営業は真逆のイメージがあるからか、事務から営業という道を選ぶ人も結構多いです。

実際、「もっと稼ぎたい」「やりがい重視」「人と関わりたい」という人には、営業の仕事はオススメです。

まず基本給からして事務より高いことが多いし、成果を出せば給料も上がります。

給与形態は会社によって微妙に違っていて、毎月「成果報酬」を成果に応じてプラスで支払うところもあり、成果を査定に反映して年に二回の昇給のときに対応するというところもあります。

自分の好みの給与形態のところを選び、ホワイト企業にさえ転職すれば営業は元事務にとって天職にもなり得るのではないでしょうか?

事務から異職種への転職を成功させるために

転職エージェントは必ず利用するべきです。

転職エージェントに登録すると、専任のアドバイザーによる転職サポートを受けることができるので、異業種・異職種への転職でも自信を持って臨むことができるはずです。

理想の条件や気になる職種を伝えて、アドバイスを貰いながら転職先を吟味していきましょう。

※おすすめの転職エージェントや転職活動を始めるタイミングについては、こちらの記事で解説しています↓ぜひ参考に!

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