大手監査法人の中でもとりわけ有名なのが、あずさ監査法人ではないでしょうか。openworkキャリコネカイシャの評判という企業口コミサイトには、あずさ監査法人の現社員・元社員の意見が大量に投稿されています。

個人ブログも、掲示板も、結構盛り上がっているんですよね。

そんなあずさ監査法人を辞めたいと感じる人の意見を、口コミサイトなどから抜きだして解説しながら、それぞれの悩みを解消するための転職戦略を紹介しましょう。

体育会系の文化が合わなかった

監査という落ち着いたイメージの仕事とは裏腹に、あずさ監査法人は体育会系の文化があるようです。体育会系企業に関しては以前詳しく語りましたが、合わない人にとっては地獄の窯そのものですからねえ。

上下関係と礼儀に異様なほどに厳しく執着し、精神論や根性論で片付けようとするのはなんだかとても疲れてしまいますよねえ。

それに、精神論とか根性論とか…合理性が無さすぎて監査という仕事に合わないように感じられます。

そういう体育会系文化が合わないのなら、転職に躊躇する必要はありません。社風が合わないというのは、僕たち勤め人にとってはかなり致命的です。今後何年も働くイメージは、持てないのではないでしょうか?

ただ、社風を重視して転職活動を行うのはかなり難しいです。

求人や企業ホームページに書かれた社風なんて、信用なりませんからね。

そこで、転職エージェントを使い、自分に合う社風の会社の求人をオススメしてもらうようにしましょう。転職エージェントには求人先企業の実態データがあるので、社風もバッチリわかりますよ。

パワハラによる精神の摩耗

あずさ監査法人と裁判をした人のブログがあります。あずさ監査法人に勤めている人や、退職者にとっては有名かもしれませんね。

部外者の僕からすると若干私怨が入っているような気がしますが、ここではパワーハラスメントについて書かれています。

このブログの主はあずさ監査法人とパワハラ裁判をしたものの、コンプライアンス委員がパワハラを否定したと語ります。

委員の主張としては「当人の能力に問題があったため、上司はそれに対する教育的指導を行った」というもの。

これを読んで、僕は企業口コミサイトにあった「体育会系の社風」という意見を思い出しました。

体育会系の社風があずさ監査法人に根付いているため、客観的に見ればハラスメントにあたるようなことも「教育的指導」と処理されてしまうのではないでしょうか?

パワハラ問題は「部署の問題」「上司の問題」ではあるものの、それを生み出したり見逃したりする環境があずさ監査法人にはあるように感じます。

ブログ主のようにパワハラで悩んでいる人は、少なくないのではないでしょうか。

もし悩んでいるとしたら、今すぐにでも転職活動を始めておくことをオススメします。

パワーハラスメントによる精神の摩耗は、うつ病などの精神疾患を呼ぶんです。そうはならなくても、「パワハラがきっかけで働くのが怖くなった」という人を僕は大勢知っています。

体育会系の社風を避けるとともに、「残業時間が短い」「ノルマが少ない」などを条件として転職エージェントを使った求人探しをしてみてください。

それが、あなたにとって精神的に楽な会社の指標となりますから。

責任と面白味のバランスが悪い

監査の仕事は、社会的責任が重いです。

その割には、慣れてくるとチェックするだけの単調で刺激がない仕事に感じられてしまいます。チェック項目も、書類の書式すらもすべてガチガチに固められていますしね。何かを生み出すということのない、生産性のない仕事と感じる人も多いです。

責任が重い割に面白くないというバランスの悪さから、あずさ監査法人を辞めたいと思うことは僕には切実に理解できます。

事業会社の仕事は、中には例外もあるものの「責任が増すと面白い」と感じることが多いんですよ。

たとえば、僕のような営業職だと「規模の大きい案件を取ってきた」ことの喜びは大きいです。それは仕事の進め方に関して裁量を持たされている状況で、自分の力で成し遂げたと実感できるからだと思います。

そして、その案件の面倒をみるときにはドッシリとしたプレッシャーを感じるし、多くの人を巻き込む責任も感じるんですよね。

しかし、その責任と面白さや達成感などが比例しているから、やりがいを持てるんです。

責任と面白さのバランスが悪いということは、その仕事にやりがいを持ちにくいということ。

あずさ監査法人を辞めるというよりも、監査の仕事自体を辞めた方が良いと思います。

監査法人出身で事業会社に転職する人は、「コンサルタント」「経営企画」「ベンチャー企業やスタートアップ企業」などを転職先に選ぶことが多いです。どれも、責任が重いけど裁量と面白さも大きい仕事と言えるでしょう。

それを参考にしながら、自分がやりがいを感じられる仕事を転職エージェントに自己分析を手伝って貰いながら選んでいくと、人生は今よりずっと面白くなると思います。

福利厚生とオフィス環境に不満がある

あずさ監査法人は、福利厚生が薄いと感じる人が特に非正規社員に多いです。

正規社員の中には事業会社を経験したことがない人が大勢いますからね。事業会社に当たり前にある福利厚生が無かったとしても、疑問を抱きにくいのでしょう。もちろん、中には正規社員でも疑問を抱き辞めたいと感じる人もいます。

また、オフィスの事務用品の数が揃っていなかったり、それぞれの使い勝手が悪かったりすることに不満を抱く人も多いです。

事務用品の自腹購入は、ひとつひとつは小さな出費でも、積み重なると大きな出費とストレスになりますからね。

福利厚生とオフィス環境が整っている会社に転職したいということであれば、なるべく規模が大きい会社を目指すのが良いと思います。

企業規模が大きいほうが余裕があるためか、福利厚生が充実している傾向があるんです。オフィス環境に関しては中小企業やベンチャーにも整える機運が高まっているものの、やはり予算などに大きな違いがありますからね。

全体的な傾向としては企業規模が大きい方が整っています。

ただ、中には大企業でも大きめの中企業でも福利厚生が薄いところがあるので、転職エージェントを使ってしっかり求人を吟味することはやはり大切でしょう。