「毎日残業でプライベートな時間が全然足りない!」
「残業が多すぎて身体がもたない!」
残業が多い会社で働きながら「辞めたい」という気持ちを抱えている人はとても多いと思います。
この記事では、残業が多すぎる会社で働くことの危険性や、転職に備えて知っておきたいことをお伝えします。
「残業が多いから辞めたい」は当たり前! むしろ続けると危ないぞ
「残業が多いというのは転職理由として正当かどうか」みたいな話を僕にしてくる人がたまにいます。
そのたびに僕は答えます。「残業が多いから辞めたいというのは、絶対的に正当な転職理由だよ」と。
毎日残業をするということ自体が、おかしいことです。定時という言葉や概念がある通り、仕事は決められた時間にきっちり終わらせることこそが正常と言えます。毎日残業というのは、異常そのものとしか言いようがありません。
「毎日残業が2時間ある」という人、自分の時間が少なくて楽しくないですよね。
「毎日残業が5時間ある」という人、最近思うように寝れてないんじゃないですか?
残業が慢性化すれば、それが何時間だったとしても「辛い」と思うのなら、自分の人生にマイナス作用を与えます。
自分の時間を持てずストレスが溜まり、寝る時間も削れてしまい健康被害が出る。不眠症・頭痛・眩暈・吐き気・うつ病・過労・死。さまざまな悪影響が出る中で、辞めたいと思いながら働く意味はないと僕は思います。
特にサービス残業をしている人には考えて欲しいことなんですが、僕らは時間と労力という命そのものを差し出すことによって対価を得ています。僕らの命が不当に浪費されているということです。
取り戻さないといけません。
自分の命を救えるのは、自分自身がこれから起こす行動だけです。残業が多い会社を辞めたいと思うのなら、転職活動を始めましょう。
転職活動の注意点と残業が少ない転職先の選び方
残業時間が多いことを理由にして転職活動をするときには、少しだけ注意点があります。それに加えて、残業が少ない転職先の選び方を紹介しましょう。このポイントさえしっかりおさえていれば、自分の命を浪費することなく人生にプラスになる仕事ができるはずです!
1.正直に転職理由を話すのはやめておこう
残業時間が多いから転職をするというのは正当な理由だと述べましたが、それを語るのは友人・身内間だけにしておきましょう。上司に退職理由を話すときと、面接で転職理由を語るときには違う理由を付けることをオススメします。
まず、残業時間を理由にすると上司に退職を止められる可能性が高いです。「残業しなくて済むように効率化しないほうが悪い」とすら言われる可能性があります。それを振り切って転職する方法もあるものの、面倒を避けるという意味でも違う理由を話すのが無難。
そのときには「自分を試したい」「もっと上を目指したい」など適当に理由をつけても大丈夫ですよ。
また、面接においては、ネガティブな理由は嫌われます。
多少は残業をする意思があったとしても、「こいつ意地でも残業しねえだろうな」と思われて不利になることもあるんです。
ホワイト企業にも少なからず残業はありますからね。そういう「たまの残業」もしないと思われると、ホワイト企業に気に入ってもらうことはできません。
転職理由はポジティブなものがベスト!
- 「作業効率を高めるのが得意なので、その能力を必要としてくれるような、もっと自分を活かせる場所を探したい」
- 「効率よく働くことで今より大きな社会貢献がしたい」
- 「生産性を上げるための活動がしたい。そうして自分自身も成長したい」
以上のようにポジティブでありながら、自分にも会社にもメリットがあると感じられるような転職理由を面接時に語るとプラスになります。
転職理由を語りながら、応募先の企業に「この人が来たら仕事がスムーズに進むかもしれない」と期待させることができて自己アピールにもなりますよ。正直に語ればマイナスになることも、表現をポジティブにするだけでプラスになる!
それを意識して転職理由を取り繕いましょう。
2.「残業ゼロ」は難しい。許容範囲を決めておこう
残業が多いから辞めたいという人が陥ることがある思考があります。
「次は残業したくないなあ」
毎日残業に悩まされてきたからこそ、もう二度と残業なんて…と思うわけです。その心の動き自体はごくごく自然なことなんですが、残業が全くない会社というのはありません。どんなホワイト企業でも、残業があるときはあります。
今日やるべき仕事が早く終わらなければ残業になるし、繁忙期はどこも残業ありきになるし…。
転職するときに考えるべきなのは、残業の許容範囲です。
これは日間ベースじゃなくて、月間ベースで考えましょう。
「月間残業時間が40時間以内ならOK」「20時間以内ならOK」と。
マイナビニュースが行った「月の残業時間の許容範囲に関する調査」を見てみると、「20~30時間までなら許せる」という人が一番多いです。
2位が10~20時間未満、3位が30~45時間未満となっています。
これを踏まえて自分なりに許容範囲を考え、それをもとに求人を比較検討しましょう。
3.残業が多い業界をなるべく避けよう
業界によって残業時間には傾向があります。すべての会社がその傾向に当てはまるわけではありませんが、残業時間が少ない会社に転職するときの指標くらいにはなるはずです。古いデータにはなりますが、dodaが行った残業の多い職業・少ない職業調査をもとに見ていきましょう。
【残業が多い業種ランキング】
- 広告(49.1時間)
- 新聞(40.9時間)
- EC・ポータル・ASP(36.5時間)
- コンビニエンスストア(36.3時間)
- 建物管理・安全作業(35.8時間)
- コンサルティングファーム・シンクタンク(35.3時間)
- 印刷関連(34.7時間)
- ディベロッパー(33.2時間)
- 飲食(32.6時間)
<li通信・ネットワーク機器メーカー(33.0時間)
※()内は月間平均残業時間。
【残業が少ない業種ランキング】
- スポーツ・ヘルス関連施設(12.3時間)
- 薬局(12.4時間)
- クレジット・信販(12.8時間)
- 病院(13.2時間)
- 専門店・小売店(13.8時間)
- 医療機器メーカー(13.9時間)
- ホテル・旅館(15.0時間)
- 服飾雑貨メーカー(15.0時間)
- 士業(15.2時間)
- 投信・投資顧問(15.2時間)
以上が残業が多い業界・少ない業界です。
とりあえずこの10種を避けていれば、特に残業が多い会社に当たる可能性は下がると思います。あとは少ない業界を見つける方法ですが、残業が少ない業種にはある程度の傾向があるように感じるんです。
メーカーが多いということと、シフト制で働く職場が多いということ。
ぜひ、残業が少ない仕事・会社を探すときの参考にしてみてください。
4.転職エージェントを利用しよう
残業が多い会社を辞めたいという人は、転職エージェントを利用することで転職成功率が大幅に上がります。
転職エージェントが紹介してくれる非公開求人は比較的条件が良いものが多いです。そのうえ「転職者の希望を聞いてオススメを探してくれる」ため、残業の許容時間を伝えておけばその範囲で求人を紹介してくれます。
もし今の業種・職種でその条件で求人があまり見つけられないのなら、先ほど紹介した残業が少ない業種を参考に未経験の業種に飛び込んでみるのも良いでしょう。
職種を最初から限定しないのであれば、残業が多い業種だけは避けるとうまくいくと思います。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
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